大洗海楽フェスタ2020・ガルパンイベントは中止になりました
- 2020/02/27
- 17:37

「大洗の海楽フェスタ行かねぇか?ガルパンの声優さんも来るよ」(俺)
「コロナあぶないよ」(S姉貴)
「・・・・・・・・・・・・・・・・(ダメだ、人間と会話している気がしない)」(俺)
チィッ、一人で行くしかねぇかと思っていたら、海楽フェスタ中止のお知らせ。当然ガルパン関連のイベントも中止、今年は西住みほ役の渕上舞さんと新たに加わったサメさんチームの声優さん全員が出演するというのですごく楽しみにしていたのだが、残念、特にアンツィオ高校のペパロニ役とサメさんチームの村上を兼任している大地葉さんが見れるということで行く気マンマンでいたのですが、事情が事情ゆえ、これは仕方ないですね。
それにしても茨城県内でも至る所でイベントが中止になっている。
昨日、馴染みの居酒屋さんで酒を呑んでいたのですが、マスター曰く、駅前の飲み屋さんは悲鳴を上げているとのこと。勝田駅界隈に集う方の多くは日立製作所の社員さんか、自衛隊勝田駐屯地の隊員さんたち、恐らく、日立製作所でも自衛隊でも不要不急の外出は控えるようにと言われているのだろう、殆ど人が見えず、一帯は静まり返り、居酒屋さんなどの飲食店は軒並み宴会がキャンセル続出だという。
三月四月は年末の忘年会シーズンに次ぐ書き入れ時、まさかの青天の霹靂、こんな落とし穴が潜んでいるとは思いもよらなかったことだろう。
俺が心配しているのはコロナウイルスそのものよりも、経済への打撃。
矛盾してしまうかもしれないが病気そのものよりも経済が心配。
一般的に不景気とは上からくるものだといえる。上からとは例えばバブル景気の崩壊、バブルが崩壊したのは政府や日本銀行が1990年に金融政策を行い総量規制を実施したからだ。大量に株券や不動産を持っていたニワカ成金は別として、一般家庭がバブル崩壊の厳しさを知ったのはバブルが崩壊した1991年ではなく、それから数年後のこと。
「株なんか持ってねぇからバブルが崩壊したって関係ねぇわい、俺が持ってるカブはホンダのスーパーカブだけ、ガハハハッ」と言っていたおっさんが不景気を感じたのは95年ぐらいになってからだろう。実際、92年にはすでに個人向けの教材セールスマンとして俺は働いていたのが、自分自身、当時はあまり不景気だとは感じていなかった。つまり、個人宅ではなんとなく、残業が減ったりして収入は減ったがそれでもまだ余力があり、そのうち景気も良くなるだろうと楽観的なムードが支配的であった(と思う)。
庶民が不景気を感じるまでに時間が掛かったのは不景気が上の大企業から下の家庭にまで伝播するのに時間が掛かったためであるが、今回のような突発的な『事故』の場合、家庭レベル、つまり下から外出を控えるなど不景気が発生するじゃない、これは怖い。
ある学者が今回の騒動が続けば震災クラスの経済被害を受けるといっていたが、バカ言っちゃいけない。言葉は悪いが震災であれば復興するため、莫大な予算が投じられる。しかし、今回の被害は建物も道路などのインフラもなにも壊れていない。単純な話、右往左往している時間分だけの経済が目減りしただけだ。
建物でも道路でもなんでもいいが、物が壊れて新しくするというときは元々存在していた物以上の金が動く。当たり前だ、50年前に建てた家と今の時代の家、同じ金額で建てられるはずがなく、一般的に仮に同じものを再度作ろうとしても金は初めに作ったときより大幅に掛かる。50年前に500万円で家を建てた、だから今回も同じ値段で家を建てろといったら工務店に鼻で笑われる。そのため、経済には好影響なのだ。ケインズ経済学を出すまでもない話。
では、今回、コロナウイルスが収束してなにか大きなインフラ整備が必要ですか。
救急車がスムーズに通れるよう道路を拡張しますか?大型の船舶は一旦沖に係留させるため、港から離れた沖に人工島を増設しますか、しないだろ、市民レベルが景気の良さを実感できるような措置ってなにもないと思うぞ。せいぜい、マスク製造工場で働いている人が残業代、休日出勤手当を稼いだくらいでしょう。
これから春なのに経済の冬が到来しないことを祈るばかりだ。