マルチタスクという壁に、日々直面している。パソコンの画面の中で、文字の修正からページの全面刷新まで、様々なタスクが同時多発的に襲い掛かる。多くの人はこれを器用にこなすが、俺はそれが苦手だ。一つ一つの仕事を丁寧に終えなければ、次に進むことができないのだ。
そう、これはもしかすると発達障害の一環かもしれない。調べてみると、発達障害のある人の中には、複数のタスクに注意を分散させるのが難しい人もいるという。一つの仕事に集中することは得意でも、マルチタスクは苦手というわけだ。
昔から、ながら勉強はできず、ヘッドフォンで音楽を聴きながら勉強している人を見ると、その多任務能力に感心する。俺は音楽を聴くときはそれだけに集中し、勉強するときは勉強に没頭する。仕事中に音楽を聴くことは決してないし、遊びにおいても同様だ。
麻雀や将棋のオンラインゲームをプレイする時も、集中を要するため、YouTubeで音楽を聴きながらはなし。確かに、これは発達障害の特徴かもしれない。
ただ、仮にこれがもし発達障害であっても、なにも困っていない。無理に自分を変える必要はない。俺は俺のやり方で、一つ一つのタスクをこなしていく。それが俺のリズムだからだ。
誰もがそれぞれのリズムを持って生きている。それでいいのではないだろうか。悪くいえば病気だが良くいえば個性、朝日新聞や毎日新聞がいかにも好きな論調だ。
だいたい、過疎のブログごときに心血を注いで更新すること自体が、発達障害の証拠かもしれないと思うことがある。その一言一句に、自分の思いや見解を込める。
なにも変わらないことぐらい分かっているくせに、表現の選び方一つで、何かが大きく変わると信じている。確かに、思いとは裏腹なこうした細部へのこだわりは、特定の発達障害の特徴と重なるかもしれない。個人の趣味であるブログ、本来ならば肩の力を抜いて、気楽に書かれるべきものであるが、始まりだすと、やめられない、とまらない、まるでカルビーのポテトチップスのようだ。
ここでかっぱえびせんと素直にいえないのも発達障害の一つであろうと思う。