当然の判決だと思いますが
- 2016/12/13
- 09:18
『タイ人のウティナン・ウォンさん(16)が東京入国管理局に対し退去強制処分の取り消しを求めた控訴審で、東京高裁は6日、控訴を棄却する判決を下した。
ウティナンさんは記者会見で判決を聞いた時の気持ちについて「こんなに簡単に決められてしまうのか。悔しい。とても悲しかった」と述べた。
判決後の記者会見で支援団体関係者は「大変残念な判決で、落胆している」とし、今後も支援を続ける方針を示した。
担当の児玉晃一弁護士は「実質3─4ページの薄っぺらい判決で、一審と同じ。なぜ訴えが認められないのか、今もわからない」と述べた。
最高裁に控訴するかどうかは未定だという。
ウティナンさんとタイ人の母親は、2014年に東京入国管理局から強制退去を通告され、2015年1月、東京地裁に強制退去処分の取り消しを求めて提訴した。今年6月、東京地裁は2人の請求を棄却する判決を下した。ただ、判決では母親が本国に送還されたあと、養育に責任を持つ者がいれば、子どもの在留特別許可が再検討される余地がある、と付記されていた。
これを受け、母親は9月にタイに帰国し、ウティナンさんのみが7月、地裁の判決を不服として東京高裁に控訴していた。ウティナンさんは母親を見送りに行った成田国際空港でロイターなどに対し、「お母さんは僕が日本にいられるために帰るつもりだ・・・さみしい」と語った。
今回の判決では、母親が帰国したことや、地裁判決での「再検討の余地」との記述については一切ふれられていない。』
(ロイター)
冷静に考えると、これって当たり前の判決なんですよね。不当判決だと、騒いでいる連中って本当にアホなんだなぁと思う。もっとも、まだ、高裁の判断であり、最高裁での最終判断がなされていないため、一概に当たり前とは言えんけども。
そもそも裁判官が判決を下すということはその事件のみの判決ではなく、今度同種同様の事件が起きた時にも原則同じ対応しなくてはならないということの示唆でもある。判例ってものね。
確かにウォン・ウティナン君にはなんの罪もない。本人からしたら日本という「母国」に裏切られた感も強いと思う。
だが、ちょっと待って欲しい。もしここでウォン・ウティナン君の在留を認めてしまったらですよ、不法入国しても子供が生まれてしまえばその子供は在留資格を認められるということになってしまうことになる。不法入国しても生んだもん勝ちみたいなさ。
これってどう考えてもおかしいでしょう。正規の手順を踏んで入国している人からすると納得のいかない話であり、そこを認めてしまったら、出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律、いわゆる入管法もなにもあったもんじゃない。法律というものは厳格なものでなくてはならないでしょう。
正しい方法で入国している人がバカを見る法律があっていいはずがない。
ウォン・ウティナン君が恨むべきは国ではなく、恨むべきは違法な手段で入国した両親だ。
裁判所は法律に従って正当な判決を下したに過ぎないではないか。
介護疲れの殺人などでの温情判決は分かりますが、不法入国というのは犯罪の温床になりやすく、決して看過できる問題ではない。厳格に判断すべきだ。もちろん、ウォン・ウティナン君の両親がそうだとは言わないが、場合によってはテロなどの重大な犯罪につながることにもなりかねない。だからこそ、厳しく徹底する必要がある。裁判官はそこまで考えて判決を下しているのである。感情論で語れるほど単純な話ではない。
>>川口智秋さん
すいません、心配かけました。またいつものように更新していきますのでよろしくお願いいたします。
ウティナンさんは記者会見で判決を聞いた時の気持ちについて「こんなに簡単に決められてしまうのか。悔しい。とても悲しかった」と述べた。
判決後の記者会見で支援団体関係者は「大変残念な判決で、落胆している」とし、今後も支援を続ける方針を示した。
担当の児玉晃一弁護士は「実質3─4ページの薄っぺらい判決で、一審と同じ。なぜ訴えが認められないのか、今もわからない」と述べた。
最高裁に控訴するかどうかは未定だという。
ウティナンさんとタイ人の母親は、2014年に東京入国管理局から強制退去を通告され、2015年1月、東京地裁に強制退去処分の取り消しを求めて提訴した。今年6月、東京地裁は2人の請求を棄却する判決を下した。ただ、判決では母親が本国に送還されたあと、養育に責任を持つ者がいれば、子どもの在留特別許可が再検討される余地がある、と付記されていた。
これを受け、母親は9月にタイに帰国し、ウティナンさんのみが7月、地裁の判決を不服として東京高裁に控訴していた。ウティナンさんは母親を見送りに行った成田国際空港でロイターなどに対し、「お母さんは僕が日本にいられるために帰るつもりだ・・・さみしい」と語った。
今回の判決では、母親が帰国したことや、地裁判決での「再検討の余地」との記述については一切ふれられていない。』
(ロイター)
冷静に考えると、これって当たり前の判決なんですよね。不当判決だと、騒いでいる連中って本当にアホなんだなぁと思う。もっとも、まだ、高裁の判断であり、最高裁での最終判断がなされていないため、一概に当たり前とは言えんけども。
そもそも裁判官が判決を下すということはその事件のみの判決ではなく、今度同種同様の事件が起きた時にも原則同じ対応しなくてはならないということの示唆でもある。判例ってものね。
確かにウォン・ウティナン君にはなんの罪もない。本人からしたら日本という「母国」に裏切られた感も強いと思う。
だが、ちょっと待って欲しい。もしここでウォン・ウティナン君の在留を認めてしまったらですよ、不法入国しても子供が生まれてしまえばその子供は在留資格を認められるということになってしまうことになる。不法入国しても生んだもん勝ちみたいなさ。
これってどう考えてもおかしいでしょう。正規の手順を踏んで入国している人からすると納得のいかない話であり、そこを認めてしまったら、出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律、いわゆる入管法もなにもあったもんじゃない。法律というものは厳格なものでなくてはならないでしょう。
正しい方法で入国している人がバカを見る法律があっていいはずがない。
ウォン・ウティナン君が恨むべきは国ではなく、恨むべきは違法な手段で入国した両親だ。
裁判所は法律に従って正当な判決を下したに過ぎないではないか。
介護疲れの殺人などでの温情判決は分かりますが、不法入国というのは犯罪の温床になりやすく、決して看過できる問題ではない。厳格に判断すべきだ。もちろん、ウォン・ウティナン君の両親がそうだとは言わないが、場合によってはテロなどの重大な犯罪につながることにもなりかねない。だからこそ、厳しく徹底する必要がある。裁判官はそこまで考えて判決を下しているのである。感情論で語れるほど単純な話ではない。
>>川口智秋さん
すいません、心配かけました。またいつものように更新していきますのでよろしくお願いいたします。