それってどうなの?
- 2020/02/17
- 19:49
コロナウイルスの猛威は留まることを知らず、日に日に死者の数が増えていくのを見ると、まさにパンデミック、一刻も早くワクチンの開発が待たれるが、一部にあるコロナウイルスは中国政府による細菌兵器であるという、いわゆる陰謀論はどうなんでしょうか。
エンタメであれば確かにこの手の陰謀論は面白い、カプコンのバイオハザードもまあこれに近い内容の話だ(映画しか見ていないのでゲームの内容は知りませんが)。
青山繁晴「ウイルスが特異過ぎ、潜伏期間が長短ある。 兵器化されたウイルスならば、すぐに殺したい時は潜伏期間の短いのを出し、 どこかの国や町を滅ぼしたいなら潜伏期間を長くして、(2種類に)分けて作る。それとよく似ている。 武漢の病毒研究所がサーズを兵器化した可能性は考えなきゃいけない」
ただよ、詳細は省くが現職の国会議員が、なんの証拠ないのに陰謀論をツイートするってどうよ?
民間人が話のネタとして、陰謀論を語るのであればいいが、議員というのは与野党問わず公人なわけじゃない、その公人が根拠もないのに思い込みで生物兵器だと想定してしまうのはさすがにまずいでしょう。もちろん、中国政府のことですから本当に細菌兵器の可能性はあると思う。コロナウイルスがそうだとは言わないが、細菌兵器を研究していることは十分あり得る。
ただいくらそう思ったとしても、こういったナイーブな話というものは外交問題に発展する可能性もあるわけですから裏付けを取るまで決して口に出してはいけない。
自分はまあグレーな社会で生きてきたわけじゃないですか、山ほど胡散臭い話が飛び込んできました、大抵は公衆便所の落書きレベルの話であるが、なかには眉唾を通り越してダイヤモンド的な話もある。しかし、本当にダイヤモンドなのか、イミテーションの偽ダイヤなのかはあらゆる方向から調べて検証しなくてはならない。じゃないと、こっちが下手を打ち、詰められるはめになる。「だろう」、「怪しい」、「思う」だけでは動けないのです。状況証拠的に黒、だが、決定的な物的証拠はない、最後まで白を切られたら、今度はこちらがヤバい。深夜、山に連れて行き、脅すのも効果的かもしれないがそいつが腹決めて最後まで突っ張られたらこちらの逆転負けだ、タラレバだけでは動けないものなのです。
別に中国政府を擁護するつもりはサラサラない。ある意味青山議員が述べている生物兵器説も案外正鵠を得ているのかもしれない。でも、我々最底辺の人間ですら、証拠というものは大事にする。最底辺とは対極にいる国会議員さまが具体的な証拠一つないのに陰謀論を語っては駄目でしょう。
風林火山は孫子の兵法として有名であるが、実は続きがあり、「知りがたきこと陰の如く、動くこと雷霆の如し」と結ぶ。
秘密はギリギリまで陰のように秘匿させ、いざ動くときは稲妻のように激しく、そして強くにであると、自分はそう解釈しています。
自分の頭の中でなにを思おうともそれはもちろん自由ですが口をついて音になった瞬間から責任が生じるのです。これがまだ宇宙人や幽霊はいるのかといった話なら別に問題はないと思いますが、外交問題に発展するような話は裏が取れない限り、安易に語っちゃいけないと思うのです。
エンタメであれば確かにこの手の陰謀論は面白い、カプコンのバイオハザードもまあこれに近い内容の話だ(映画しか見ていないのでゲームの内容は知りませんが)。
青山繁晴「ウイルスが特異過ぎ、潜伏期間が長短ある。 兵器化されたウイルスならば、すぐに殺したい時は潜伏期間の短いのを出し、 どこかの国や町を滅ぼしたいなら潜伏期間を長くして、(2種類に)分けて作る。それとよく似ている。 武漢の病毒研究所がサーズを兵器化した可能性は考えなきゃいけない」
ただよ、詳細は省くが現職の国会議員が、なんの証拠ないのに陰謀論をツイートするってどうよ?
民間人が話のネタとして、陰謀論を語るのであればいいが、議員というのは与野党問わず公人なわけじゃない、その公人が根拠もないのに思い込みで生物兵器だと想定してしまうのはさすがにまずいでしょう。もちろん、中国政府のことですから本当に細菌兵器の可能性はあると思う。コロナウイルスがそうだとは言わないが、細菌兵器を研究していることは十分あり得る。
ただいくらそう思ったとしても、こういったナイーブな話というものは外交問題に発展する可能性もあるわけですから裏付けを取るまで決して口に出してはいけない。
自分はまあグレーな社会で生きてきたわけじゃないですか、山ほど胡散臭い話が飛び込んできました、大抵は公衆便所の落書きレベルの話であるが、なかには眉唾を通り越してダイヤモンド的な話もある。しかし、本当にダイヤモンドなのか、イミテーションの偽ダイヤなのかはあらゆる方向から調べて検証しなくてはならない。じゃないと、こっちが下手を打ち、詰められるはめになる。「だろう」、「怪しい」、「思う」だけでは動けないのです。状況証拠的に黒、だが、決定的な物的証拠はない、最後まで白を切られたら、今度はこちらがヤバい。深夜、山に連れて行き、脅すのも効果的かもしれないがそいつが腹決めて最後まで突っ張られたらこちらの逆転負けだ、タラレバだけでは動けないものなのです。
別に中国政府を擁護するつもりはサラサラない。ある意味青山議員が述べている生物兵器説も案外正鵠を得ているのかもしれない。でも、我々最底辺の人間ですら、証拠というものは大事にする。最底辺とは対極にいる国会議員さまが具体的な証拠一つないのに陰謀論を語っては駄目でしょう。
風林火山は孫子の兵法として有名であるが、実は続きがあり、「知りがたきこと陰の如く、動くこと雷霆の如し」と結ぶ。
秘密はギリギリまで陰のように秘匿させ、いざ動くときは稲妻のように激しく、そして強くにであると、自分はそう解釈しています。
自分の頭の中でなにを思おうともそれはもちろん自由ですが口をついて音になった瞬間から責任が生じるのです。これがまだ宇宙人や幽霊はいるのかといった話なら別に問題はないと思いますが、外交問題に発展するような話は裏が取れない限り、安易に語っちゃいけないと思うのです。