覆面の北枕

お盆期間中はわりとゆっくりしていた。第三帝国用の記事を書き、買い溜めておいた本を読んだりしてのんびりとした日々を過ごしている。ちなみに今はアドラーの哲学書を読んでいるのだが都合のいい解釈ばっかで結構イライラしながら読んでる（笑）。

しかし、イライラしつつも、本を読み、好きな文章を書いているというのは一番幸せな時の過ごし方なのだ。俺にはお祭りもキャバクラも関係ない、誰にも邪魔されず自分のペースで好きなことをしているのはとにかく楽しい。

いやまあ文才がなくヘボだって言いたいんだろ、分かります（笑）。俺が一番気付いてるちゅーの。

それでも一応文法語法や言い回しには気を付けて書いているんだぜ。

今ってさ、本が売れない時代なんだよね。確かにどんな本でも著者が言いたいことを書いてあるのってページ割にするとせいぜい2割、下手すると1割以下ということもあるだろう。200ページの単行本を買っても必要なのは実質10～40ページで、あとは極端な話金を高く取るためにだけ書かれた無駄なページになるわけで、コスパという点で考えると投資効率は著しく悪い。その点ネットは必要なことだけを絞って読めるから無駄がない。

そこに若者は気付いちゃっている。だから本は売れなくなっていると。確かにその通りだと思う。実務的なことを調べるのならネットの検索が一番、単行本に付帯されている著者の経歴やよもやま話などいらない。さっさと結論だけを教えてくれと思ってしまう。

出来る人なら尚更だろう。

でも、俺はあえて本を読むようにしている。単純に好きだというのもあるけど、あえて無駄な8割も素通りせず頭に入れたいんだよね。だって、出来る連中はその8割を素通りして結論の2割しか知らないわけでしょ、8割の部分を知るということはくだらないことかも知れないけど読んでいない連中にそこの部分に差を付けることになるじゃない。

もちろん、出来る連中は俺が余計な8割の部分を呑気にストローでチューチュー啜っている頃、また別なところでその核となる2割の部分をスプーンで一気にぺろりしてるだろうよ、最終的な情報量を問えば出来る連中の方が遥かに得られる情報量は多いと思う。

でも、人と同じ生き方をしたってつまらない。あえて人が通らない道を通る俺みたいなバカがいたって構わないでしょ。

俺の場合、受験生じゃないし無理矢理知識を詰め込む必要ないしね。

キャバクラで散財するわけでなし、海外旅行をするでなし、無駄は無駄でも安い遊びじゃん。


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