いつでも夢を
- 2014/07/30
- 21:33

天球劇場で『いつでも夢を』を見てきましてん。
日立市の昭和三十年代後半をフルCGで描くということで楽しみにしてたんですけどね、う~む・・・、普段からKAGAYAさんの超美麗な映像やパチンコ・パチスロの無駄に美しい映像などを散々見て目が肥えちゃってるからさ、正直ちゃっちいなぁって感じたな。
予算の問題もあるんだろうけど、それこそ今は腕のあるフリーランサーがいくらでもいるんだから中途半端な映像制作会社などに頼まず、誰かディレクターを一人立ててその人を中心に優秀なクリエイターを募ればもっともっとクオリティの高い日立の町並みを再現できたはず、残念でならない。その辺がいかにもつぶしの利かないお役所仕事だよな。
それと、コンセプトが戦後復興から立ち直った昭和三十年代なら戦争は避けられないでしょう。日立は全国でも有数の軍需工場地だった、それ故米軍の艦砲射撃や空爆の標的にされ、1300人以上の方が亡くなった。遠く離れた水戸からも日立が戦火で赤く染まるのが見えたという。
詳しくはウィキペディアを参照してもらいたいが日立市の歴史に於いて戦争は切っても切れない。その惨劇もしっかりと描いて欲しかった。
市民課が中心になり、頑張って作ったのは認めるがちょっと拍子抜けしてしまいました。楽しみにしていただけに尚更ね。
特に今の子達って小さな時からゲームやスマホ、ジブリやディズニーのアニメなど、綺麗なものを毎日お腹一杯になるぐらいたらふく見て育っているから大人が考える以上に目が肥えてしまっていると思うんだよね。そんなCGのソムリエみたいな連中にあの映像を見せたところでなんかショボいねで終わってしまうだろう。
ごめんなさい・・・、嘘のつけない正直な性格で。
歯の浮くようなおべんちゃらが言える性格ならきっと今頃三鷹あたりに庭付きの文化住宅を建てているはずだ。