日本作り話
- 2014/05/31
- 01:57
なんか目が冴えちゃったから作り話をする。
その昔、とある暴力団の三次団体の枝にK組という組織があった(つまり四次団体)。K組組長という名刺を切るぐらいだから若い衆が何人かいたんだろうけど、実際何人いたのかも不明。俺自身、K本人以外の組員を見たことがない、一人組長?土建屋のひとり親方みたいなもんか(笑)。
とりあえず組の大小はこの際どうでもいい。
それにしてもこのKという男は果てしなくクズ野郎だったな。
理由は忘れてしまったが女の子がホテルから泣かされて帰ってきたんだよ。そしたらKの野郎がいきり立って店に電話してきてさ、はーでもねぇ、かーでもねぇ四の五いっとるわけ。電話受けてた店長もほとほと困っちゃってね、俺になんとかしてくださいよと泣き付いてきたから、俺の携帯教えてさ、分かったから文句があんなら俺の携帯に直接掛けてこいよという話になった。
で、はじめは殺すぞテメェぐらいの勢いでキャンキャン吠えている。
理由?知らんよ。こっちが殺される理由を聞きたいわ(笑)。
暫らくは吠えるだけ吠えさせとけと携帯耳から離して、はい、はい聞いてたんだけど、一向に終わらん。だんだんこっちも面倒臭くなっちゃってさ、「じゃあ、分かった、静かに話しててもラチがあかねぇからお宅も組長なら組同士で話せや。その代わりどうなっても知らんぞ」という話になり、こっちはK会だ、あんま舐めんじゃねぇぞ、こらっという話になっちゃったんだよね。
こっちも看板出した以上、けじめの話になっちまうが粉掛けてきたのは向こうだしどうでもいいや、あとはなるようになれと開き直ったらKの野郎、急に借りてきた猫のようにしゅんとなっちゃってさ、「あれ、お兄さんのとこって地元の組じゃないの?」なんて寝呆けたこといってんだよ。なんか勘違いしてたみたいね。誰がクソみてぇな地回りなんぞと付き合うかよ、アホ(笑)。
おとなしくなったから、とりあえず静かに話し、とにかくもう来んなよ、こっちもそれで終わりにしてやるという話で落ち着いたんだけど、こいつそれ以後もちょくちょくご飯食べに行こうよだとか、お茶飲みに行こうよだとかと電話してきてさ、うざいったらありゃしない。おのれは寂しがり屋の女子高生か。
それでこっちもあまりにしつこいから水面下で調べたら生粋のポン中だっていうじゃねぇ、しかもあろうことか売人迄やってるというじゃん。だったら話早えや、覆面ネットワークを生かし、ごにょごにょするとあら不思議、一ヵ月後、新聞にデカデカ載ってました。
『覚醒剤密売の暴力団組長逮捕』って。
面白かったのは新聞に載る前日に知り合いのヤクザからも刑事さんからもほぼ同時刻に連絡があり、「明日の新聞楽しみにしてて面白い記事が載るから」というものであった。
ごめんね、僕、本当に覚醒剤が嫌いです。
Kが懲役何年打たれたかは知らんけど、僕に絡んだバチがあたりましたね、うふふっ(笑)。
死ねよ、テメェ、クズ野郎が。Kが刑務所から出てきて、恨みに思い俺を捜し回るようならこっちからノッ込んで痛め付けてやんぞ、コノヤロウ。薬でよれてるような奴、怖くもなんともねぇんだよ、バカたれ。
作り話にしてはよくできてんだろ?
笑えよ。
ガハハハッ。
その昔、とある暴力団の三次団体の枝にK組という組織があった(つまり四次団体)。K組組長という名刺を切るぐらいだから若い衆が何人かいたんだろうけど、実際何人いたのかも不明。俺自身、K本人以外の組員を見たことがない、一人組長?土建屋のひとり親方みたいなもんか(笑)。
とりあえず組の大小はこの際どうでもいい。
それにしてもこのKという男は果てしなくクズ野郎だったな。
理由は忘れてしまったが女の子がホテルから泣かされて帰ってきたんだよ。そしたらKの野郎がいきり立って店に電話してきてさ、はーでもねぇ、かーでもねぇ四の五いっとるわけ。電話受けてた店長もほとほと困っちゃってね、俺になんとかしてくださいよと泣き付いてきたから、俺の携帯教えてさ、分かったから文句があんなら俺の携帯に直接掛けてこいよという話になった。
で、はじめは殺すぞテメェぐらいの勢いでキャンキャン吠えている。
理由?知らんよ。こっちが殺される理由を聞きたいわ(笑)。
暫らくは吠えるだけ吠えさせとけと携帯耳から離して、はい、はい聞いてたんだけど、一向に終わらん。だんだんこっちも面倒臭くなっちゃってさ、「じゃあ、分かった、静かに話しててもラチがあかねぇからお宅も組長なら組同士で話せや。その代わりどうなっても知らんぞ」という話になり、こっちはK会だ、あんま舐めんじゃねぇぞ、こらっという話になっちゃったんだよね。
こっちも看板出した以上、けじめの話になっちまうが粉掛けてきたのは向こうだしどうでもいいや、あとはなるようになれと開き直ったらKの野郎、急に借りてきた猫のようにしゅんとなっちゃってさ、「あれ、お兄さんのとこって地元の組じゃないの?」なんて寝呆けたこといってんだよ。なんか勘違いしてたみたいね。誰がクソみてぇな地回りなんぞと付き合うかよ、アホ(笑)。
おとなしくなったから、とりあえず静かに話し、とにかくもう来んなよ、こっちもそれで終わりにしてやるという話で落ち着いたんだけど、こいつそれ以後もちょくちょくご飯食べに行こうよだとか、お茶飲みに行こうよだとかと電話してきてさ、うざいったらありゃしない。おのれは寂しがり屋の女子高生か。
それでこっちもあまりにしつこいから水面下で調べたら生粋のポン中だっていうじゃねぇ、しかもあろうことか売人迄やってるというじゃん。だったら話早えや、覆面ネットワークを生かし、ごにょごにょするとあら不思議、一ヵ月後、新聞にデカデカ載ってました。
『覚醒剤密売の暴力団組長逮捕』って。
面白かったのは新聞に載る前日に知り合いのヤクザからも刑事さんからもほぼ同時刻に連絡があり、「明日の新聞楽しみにしてて面白い記事が載るから」というものであった。
ごめんね、僕、本当に覚醒剤が嫌いです。
Kが懲役何年打たれたかは知らんけど、僕に絡んだバチがあたりましたね、うふふっ(笑)。
死ねよ、テメェ、クズ野郎が。Kが刑務所から出てきて、恨みに思い俺を捜し回るようならこっちからノッ込んで痛め付けてやんぞ、コノヤロウ。薬でよれてるような奴、怖くもなんともねぇんだよ、バカたれ。
作り話にしてはよくできてんだろ?
笑えよ。
ガハハハッ。