贅沢ねぇ
- 2014/04/29
- 23:37
先日の続きになるが贅沢などに何の興味もない。
風俗時代、月に百万円以上は遊びに遣いました。もちろん生活費とは別にね。
横浜インターコンチネンタルホテルのデラックスルームに泊まったり、ふらっと出掛けていき、天皇陛下がお泊りになったという一泊云万円もする高級旅館にも泊まったりもした。
モデルクラスの女を買ったことも数知れず。
財布にはいつも十万円の束(ズク)を最低でも三つ入れていた。金を遣い、財布の残り金が五万円になると不安な気持ちになったものである。
そんな贅沢三昧が痺れる程楽しかったかといえば全然そういうことはない。
だいたい、俺は金を握る以前から贅沢をしたところでそこまでは楽しくないだろうなぁというふうには考えていた。
ただ、実際に体験してみなければ説得力がないでしょ。贅沢をしたことのない人がいくら贅沢は無味乾燥だよと言ったところでそんなのは負け惜しみにしか聞こえないじゃない。
吉原でレースクイーンやモデルの卵を買いました。目くるめく快楽の渦に溺れるのかなぁと思っていたが、所詮はただの女。どんなにルックスやサービスがよくても溺れるということはなかった。水戸で買おうが東京で買おうがやる目的だけならば別にどちらも同じだった。
食べ物もそう、松阪牛のA5ランクのステーキを食べた時も正直美味いは美味いがほっぺたがとろけ落ちる程美味いかといえばそこまでではなかった。味覚音痴の俺はアメリカ産の安い輸入牛肉との違いがあまり分からなかった。
まさに貧乏人時代に予想していた通りの結果だった。
そんな調子だから贅沢をすること自体、自分の性分とは合わず、元の嫁さんと付き合うと同時に馬鹿馬鹿しくなってやめてしまった。
嫁さんとした贅沢といえばせいぜい美味いパン屋さんがあるといって限定のクロワッサンを買いに行くとか、今日は疲れたからスーパー銭湯でマッサージを受けようだとか、そんな程度のプチ贅沢。
もちろん金の遣い方なんてものは人それぞれなので正解も不正解もない。あくまでも自分ならばということである。
ゆえに今、それなりに頑張っているのも別に金持ちになってまた贅沢をしたいからだなどという低俗な理由ではない。
元妻をはじめ、俺を甘く見ていたすべての人間達を見返してやるという執念であったり、自分自身の意地であったりする。
じゃあ金は必要ないかといえばさにあらず、目に入れても痛くない程愛おしい甥二人に幾ばくかの金を残せればそんな幸せなことはないと思っている。自分がいつか土に返った時、彼らが年に一、二度俺を思い出して線香を手向けてくれたらこんな嬉しいことはないと思っているのだ。
生きるために金は必要だ。
しかし、贅沢するための金はいらない。
とりあえず起業しようと考えている人ならば一度ぐらいは贅沢して散財してみるのもいいかもしれない。経験してみた上で、やはりこんな程度のものかと落胆するのもよいだろうし、贅沢な生活こそが我が世の春と感じられるかもしれない。何事も経験だ。
経験者だからこそいえる。
また、ここを勘違いしてもらいたくはないのだが金を稼ぐこと自体はまったく悪いことではない。金に魂を奪われなければむしろ健全な行為だと思う。ただ、貯金が目的なら稼ぐ意味はないかなと思う。金は遣ってなんぼ、たとえば宇宙旅行をしたいという夢がある。
今、宇宙旅行は金さえあれば可能な時代である。三千万円程度あれば可能だ。
どうしても宇宙に行きたいのであれば三千万円を用意さえすればいい。
そのためにがむしゃらに働いて宇宙に行ってパーッと遣うのは決して無駄遣いではない。他人には理解不能な無意味な金の遣い方であっても本人が満足なのだから正しい金の遣い方だと思う。
俺にだって同様の夢がある。
俺は狼という生きものが大好きだ。狼を飼うことは法律の面から色々と面倒だが狼と犬の合いの子である狼犬を飼うことは法的に可能だ。ちなみにこの狼犬とは単なる狼と犬の合いの子ではない。狼と犬を掛け合わせると当然半々の狼犬が生まれる。その半々の犬にまた狼を掛け合わせると75%の狼犬が生まれる、さらにその75%の犬に狼を掛け合わせると87.5%の狼犬が生まれる、そしてまた…、という感じにどんどん狼の比率を高めていき、最終的に100%近くにすることで家庭で飼える狼になるのだ。見た目がどこからどう見ても狼であっても(当然狼だからワンとは鳴かない、夜遠吠えをする)、法律の抜け穴で、犬の血が数%交じっているだけでそれは狼ではなく、雑種犬となるのだから話がややこしい。しかも掛け合わせる犬はハスキー犬やアラスカンマラミュートなどそもそも狼寄りの犬である。つまり、法律の網を掻い潜り、合法的に狼を飼うことが出来る。少なくとも2014年現在狼犬を規制する法律はない。
俺はこの狼犬を広々したところで何頭も飼ってみたいのである。
この夢を叶えるには宇宙旅行同様金が解決してくれる。
他人からしたらくだらない話でも俺には大切な夢なのだ。
金なんぞいくら貯めこんでも遣わなければ単なる紙っぺら。遣うのなら有意義に遣いたいと、億の金を遊んで遣ってしまった覆面くんはそう思うのです。
風俗時代、月に百万円以上は遊びに遣いました。もちろん生活費とは別にね。
横浜インターコンチネンタルホテルのデラックスルームに泊まったり、ふらっと出掛けていき、天皇陛下がお泊りになったという一泊云万円もする高級旅館にも泊まったりもした。
モデルクラスの女を買ったことも数知れず。
財布にはいつも十万円の束(ズク)を最低でも三つ入れていた。金を遣い、財布の残り金が五万円になると不安な気持ちになったものである。
そんな贅沢三昧が痺れる程楽しかったかといえば全然そういうことはない。
だいたい、俺は金を握る以前から贅沢をしたところでそこまでは楽しくないだろうなぁというふうには考えていた。
ただ、実際に体験してみなければ説得力がないでしょ。贅沢をしたことのない人がいくら贅沢は無味乾燥だよと言ったところでそんなのは負け惜しみにしか聞こえないじゃない。
吉原でレースクイーンやモデルの卵を買いました。目くるめく快楽の渦に溺れるのかなぁと思っていたが、所詮はただの女。どんなにルックスやサービスがよくても溺れるということはなかった。水戸で買おうが東京で買おうがやる目的だけならば別にどちらも同じだった。
食べ物もそう、松阪牛のA5ランクのステーキを食べた時も正直美味いは美味いがほっぺたがとろけ落ちる程美味いかといえばそこまでではなかった。味覚音痴の俺はアメリカ産の安い輸入牛肉との違いがあまり分からなかった。
まさに貧乏人時代に予想していた通りの結果だった。
そんな調子だから贅沢をすること自体、自分の性分とは合わず、元の嫁さんと付き合うと同時に馬鹿馬鹿しくなってやめてしまった。
嫁さんとした贅沢といえばせいぜい美味いパン屋さんがあるといって限定のクロワッサンを買いに行くとか、今日は疲れたからスーパー銭湯でマッサージを受けようだとか、そんな程度のプチ贅沢。
もちろん金の遣い方なんてものは人それぞれなので正解も不正解もない。あくまでも自分ならばということである。
ゆえに今、それなりに頑張っているのも別に金持ちになってまた贅沢をしたいからだなどという低俗な理由ではない。
元妻をはじめ、俺を甘く見ていたすべての人間達を見返してやるという執念であったり、自分自身の意地であったりする。
じゃあ金は必要ないかといえばさにあらず、目に入れても痛くない程愛おしい甥二人に幾ばくかの金を残せればそんな幸せなことはないと思っている。自分がいつか土に返った時、彼らが年に一、二度俺を思い出して線香を手向けてくれたらこんな嬉しいことはないと思っているのだ。
生きるために金は必要だ。
しかし、贅沢するための金はいらない。
とりあえず起業しようと考えている人ならば一度ぐらいは贅沢して散財してみるのもいいかもしれない。経験してみた上で、やはりこんな程度のものかと落胆するのもよいだろうし、贅沢な生活こそが我が世の春と感じられるかもしれない。何事も経験だ。
経験者だからこそいえる。
また、ここを勘違いしてもらいたくはないのだが金を稼ぐこと自体はまったく悪いことではない。金に魂を奪われなければむしろ健全な行為だと思う。ただ、貯金が目的なら稼ぐ意味はないかなと思う。金は遣ってなんぼ、たとえば宇宙旅行をしたいという夢がある。
今、宇宙旅行は金さえあれば可能な時代である。三千万円程度あれば可能だ。
どうしても宇宙に行きたいのであれば三千万円を用意さえすればいい。
そのためにがむしゃらに働いて宇宙に行ってパーッと遣うのは決して無駄遣いではない。他人には理解不能な無意味な金の遣い方であっても本人が満足なのだから正しい金の遣い方だと思う。
俺にだって同様の夢がある。
俺は狼という生きものが大好きだ。狼を飼うことは法律の面から色々と面倒だが狼と犬の合いの子である狼犬を飼うことは法的に可能だ。ちなみにこの狼犬とは単なる狼と犬の合いの子ではない。狼と犬を掛け合わせると当然半々の狼犬が生まれる。その半々の犬にまた狼を掛け合わせると75%の狼犬が生まれる、さらにその75%の犬に狼を掛け合わせると87.5%の狼犬が生まれる、そしてまた…、という感じにどんどん狼の比率を高めていき、最終的に100%近くにすることで家庭で飼える狼になるのだ。見た目がどこからどう見ても狼であっても(当然狼だからワンとは鳴かない、夜遠吠えをする)、法律の抜け穴で、犬の血が数%交じっているだけでそれは狼ではなく、雑種犬となるのだから話がややこしい。しかも掛け合わせる犬はハスキー犬やアラスカンマラミュートなどそもそも狼寄りの犬である。つまり、法律の網を掻い潜り、合法的に狼を飼うことが出来る。少なくとも2014年現在狼犬を規制する法律はない。
俺はこの狼犬を広々したところで何頭も飼ってみたいのである。
この夢を叶えるには宇宙旅行同様金が解決してくれる。
他人からしたらくだらない話でも俺には大切な夢なのだ。
金なんぞいくら貯めこんでも遣わなければ単なる紙っぺら。遣うのなら有意義に遣いたいと、億の金を遊んで遣ってしまった覆面くんはそう思うのです。