別に大嫌いな韓国だからいうわけじゃないが大統領自ら客船事故の集会所に出向く必要があんのか?
組織論からすればトップは最後の玉(ぎょく)なわけじゃん、まずは官房長官や通産大臣、文部大臣クラス(果たして韓国がどういう大臣の振り分けになってるが知らんが)が現地に赴いて状況を把握し事態を収拾するように努めるのが常識だろ。
いきなりトップが出てってしまったらこの先もう落としどころない。
たとえばさ、警察官が勤務中誤って交通死亡事故を起こしてしまったとすんじゃん、そのたびに警察庁の長官や或いは任命した総理大臣が遺族のもとに詫びを入れに行くのかってこと。
行かねぇだろ。課長と署長がまず挨拶に行き、それでもどうしても収まりつかないときに限り、県警本部長(県警のトップ)が行って終わりだ。
どんなに大事故であったとしても警察庁長官が現地に行き、すいません、すいませんってやってたら収まるものも収まらんぞ。
この朴大統領という人間はつくづくリーダーとしての資質に欠けているなと思う。
恐らく本人はよかれと思って行動したんだろうけど、やることは事故対策本部を官邸内に作り、そこで的確に指示を出すのが仕事。庶民派を装ってんだがなんだか分からないけど、途方に暮れる家族たちに向かい、「諦めないで」、「気を強くもって」じゃないだろうよ。
菅直人が原発事故の時、ヘリで福島に飛んだじゃない、あれも同様に話にならんなぁと思ったね。恐らく本人は東工大卒の科学者、下手な東電幹部よりよっぽど原子力に関しては長けていると思ったのだろうが、長けていようといまいと、玉が現場に赴いて視察をするのは大間違い、それこそ木を見て森を見ずだ。
俺が大勢を率いて風俗やってたときもそう。細々したトラブルは各店長が処理しろと決めていた。俺がイチイチ出ていってたら何のための中間管理職か分からない。たとえどんな結果になろうともケツは俺が持つ、だからおまえに全権を任せるからキッチリ処理してこんかいというのが考え方。
大将はどんな状況に陥ろうともどっしりと構え、最終的に収まりつかなければ俺が腹を切ればいいと、強い覚悟でいればいい(今回の事故で大統領が腹を切る必要はないが)。それがリーダーじゃないか。
だいたいアクシデントウィルハップンで事故はいつの時代も起きるものなのだ。避けようがない。
それゆえ起こってしまった場合は水が流れるよう、明確且つ的確に指示しなくてはならない。
じゃなかったらなんのためのリーダーかと思う。
大統領が出ていくのはせいぜい終息した後、慰霊祭にでも出て弔辞でも読めばそれでいい。
足軽同士が戦っているのにそこにのこのこと大将が出ていき、討ち殺されたらその後は収拾がつかないじゃないかってことだ。
出たくても我慢して、毅然としているのがリーダーのあるべき姿だと違いますか?
間違ってますかね?