あれから…
- 2012/02/01
- 00:03
あとひと月であれから1年か、時の経つのは早いな。
地震の時、何を思ったのかといえば今でもよく覚えているのだが、俺って末法思想のパニック映画が大好きでさ、『アルマゲドン』、『ディープインパクト』、『2012』、『日本沈没』、『コア』など、メジャーなものはほぼすべて劇場で観ているといっていい、そのスクリーンの中の映像がいよいよ現実になってしまったのかと思い、人々が逃げ惑う映画のシーンが走馬灯のように流れ、ああ、地球もいよいよ終わりかと思った。
今考えれば、地下のプレートが動いただけであり、末法とは無縁の単純な周期運動の一端でしかないが、あの時はそんなことは分からないからねぇ。
それでなくても俺がいたのは地盤が極めて緩い水戸駅南地区、アナウンスは震度6弱だが、駅南地区はどう少なく見積もっても震度6強はあったと思う。知っている人も多いと思うがあの辺一帯は田んぼや湿地帯を埋め立ててまだ40年ぐらいしか経っていないのである(道路の陥没、建物崩落など、水戸市内では駅南地区が圧倒的に多い)。
ともかく、もう地球は終わりだと思い、死をリアルに意識した。
そっからだよね、坂本竜馬じゃないけど、ドブ川で死ぬにしても前のめりで死にたいと思ったのは。
親父やおふくろに別れを告げられぬまま、死ぬのはもちろんつらいがでも絶対に不様な醜態だけは晒すまいと堅く心に誓った。
結局、紆余曲折を経て今に至るわけなんだけどさ。
落ち着いてから考えると、先祖から受け継いだサムライの血がまだ少しは俺の中で生きてんのかと思ったりもしたよね。
地震の時、何を思ったのかといえば今でもよく覚えているのだが、俺って末法思想のパニック映画が大好きでさ、『アルマゲドン』、『ディープインパクト』、『2012』、『日本沈没』、『コア』など、メジャーなものはほぼすべて劇場で観ているといっていい、そのスクリーンの中の映像がいよいよ現実になってしまったのかと思い、人々が逃げ惑う映画のシーンが走馬灯のように流れ、ああ、地球もいよいよ終わりかと思った。
今考えれば、地下のプレートが動いただけであり、末法とは無縁の単純な周期運動の一端でしかないが、あの時はそんなことは分からないからねぇ。
それでなくても俺がいたのは地盤が極めて緩い水戸駅南地区、アナウンスは震度6弱だが、駅南地区はどう少なく見積もっても震度6強はあったと思う。知っている人も多いと思うがあの辺一帯は田んぼや湿地帯を埋め立ててまだ40年ぐらいしか経っていないのである(道路の陥没、建物崩落など、水戸市内では駅南地区が圧倒的に多い)。
ともかく、もう地球は終わりだと思い、死をリアルに意識した。
そっからだよね、坂本竜馬じゃないけど、ドブ川で死ぬにしても前のめりで死にたいと思ったのは。
親父やおふくろに別れを告げられぬまま、死ぬのはもちろんつらいがでも絶対に不様な醜態だけは晒すまいと堅く心に誓った。
結局、紆余曲折を経て今に至るわけなんだけどさ。
落ち着いてから考えると、先祖から受け継いだサムライの血がまだ少しは俺の中で生きてんのかと思ったりもしたよね。