そういや昨日は敬老の日だったのですね
- 2013/09/17
- 21:43
年々平均寿命が伸びているが、不老不死って実際どうなんだろうな。
卑弥呼やクレオパトラ、秦の始皇帝など、永遠の命に憧れた人は多いが俺はそんなもん真っ平ごめんだ。
実際クラゲには条件さえあえば不老不死が可能な種が存在する(ベニクラゲという種)。
しかし、理性を持たぬ下等生物のクラゲだからこそ、不老不死に耐えられるのであって、人間なら不老不死はきっと苦しむと思う(そのクラゲだって水質が悪くなったり、補食されればさすがに死ぬ)。
だってそうだろ。
死なないのだから何もする必要がない。
食欲や性欲、金銭欲など、あらゆる欲得から解放される代わりに、永遠に続く命に苦悩する。
これはつらすぎると思う。
生きる意義もないのにひたすら生かされてしまう。
この辺は手塚治虫の『火の鳥』が詳しい。
むしろ、自分も火の鳥を通して学んだ。
火の鳥の生き血を飲むと人は永遠の命を得られるという。
その生き血を得ようとする壮大なスケールの大河ドラマが火の鳥という漫画である。
各時代、各国、皆、火の鳥の捕獲を目指すがことごとく失敗してしまう。
だが、ある一人の青年だけは生き血を飲むことに成功し、ついぞ神と崇められるようになる。
しかし、それは永遠の命を得るという無限地獄の始まりに過ぎなかった。
青年は命を持て余し何度も自殺を試みるがすべて失敗する。
神とは名ばかり、生きる気力はないのに死ねないというパラドックスに青年は苦悩する。
衝撃を受けたなぁ~。
限りある命だからこそ、一生懸命生きて少しでも楽しい時間を作ろうと努力する、つまりそれが人生なんだと、やっと分かった。。
しかし、死ななければ食い物、知恵、金…、ありとあらゆるものを必要としない。
あるのは永遠に続く絶望のみ。
火の鳥では永遠の命を得た青年が暫らくたってその空虚さに気付き、何度も自殺を試みるのだが死ねずに苦悩する場面を描いている。
高校の図書室にあった火の鳥はまさにその後の自分の人生観を変えた一冊であった。
何故生きるのかとか、或いは何故人には他の動物と違い理性があるのだろうかとか、火の鳥を読むまでは正直分からなかった。
子供心に、むしろ卑弥呼同様、死なずにずーっと生きていたいなと思っていたぐらいだ。
だが火の鳥は自分の生き方を変えた。
俺が好き勝手におもしろおかしく生きようとするのは火の鳥が多分に影響している。
ただ、火の鳥の一つ残念なところは未完のまま、手塚治虫が逝去してしまったこと。
あの後手塚先生はどう描きたかったんだろうかということを考えると興味深かったりする。
ともかく、俺の場合、期間は問題じゃない。
長生きしたってつまらない人生ならクソ食らえだ。
むしろ濃度が問題。
やりたいことやって楽しく生きられれば別に長生きなんかしなくても構わない。
そうはいっても両親には少しでも長生きしてもらいたいけどね(笑)。
卑弥呼やクレオパトラ、秦の始皇帝など、永遠の命に憧れた人は多いが俺はそんなもん真っ平ごめんだ。
実際クラゲには条件さえあえば不老不死が可能な種が存在する(ベニクラゲという種)。
しかし、理性を持たぬ下等生物のクラゲだからこそ、不老不死に耐えられるのであって、人間なら不老不死はきっと苦しむと思う(そのクラゲだって水質が悪くなったり、補食されればさすがに死ぬ)。
だってそうだろ。
死なないのだから何もする必要がない。
食欲や性欲、金銭欲など、あらゆる欲得から解放される代わりに、永遠に続く命に苦悩する。
これはつらすぎると思う。
生きる意義もないのにひたすら生かされてしまう。
この辺は手塚治虫の『火の鳥』が詳しい。
むしろ、自分も火の鳥を通して学んだ。
火の鳥の生き血を飲むと人は永遠の命を得られるという。
その生き血を得ようとする壮大なスケールの大河ドラマが火の鳥という漫画である。
各時代、各国、皆、火の鳥の捕獲を目指すがことごとく失敗してしまう。
だが、ある一人の青年だけは生き血を飲むことに成功し、ついぞ神と崇められるようになる。
しかし、それは永遠の命を得るという無限地獄の始まりに過ぎなかった。
青年は命を持て余し何度も自殺を試みるがすべて失敗する。
神とは名ばかり、生きる気力はないのに死ねないというパラドックスに青年は苦悩する。
衝撃を受けたなぁ~。
限りある命だからこそ、一生懸命生きて少しでも楽しい時間を作ろうと努力する、つまりそれが人生なんだと、やっと分かった。。
しかし、死ななければ食い物、知恵、金…、ありとあらゆるものを必要としない。
あるのは永遠に続く絶望のみ。
火の鳥では永遠の命を得た青年が暫らくたってその空虚さに気付き、何度も自殺を試みるのだが死ねずに苦悩する場面を描いている。
高校の図書室にあった火の鳥はまさにその後の自分の人生観を変えた一冊であった。
何故生きるのかとか、或いは何故人には他の動物と違い理性があるのだろうかとか、火の鳥を読むまでは正直分からなかった。
子供心に、むしろ卑弥呼同様、死なずにずーっと生きていたいなと思っていたぐらいだ。
だが火の鳥は自分の生き方を変えた。
俺が好き勝手におもしろおかしく生きようとするのは火の鳥が多分に影響している。
ただ、火の鳥の一つ残念なところは未完のまま、手塚治虫が逝去してしまったこと。
あの後手塚先生はどう描きたかったんだろうかということを考えると興味深かったりする。
ともかく、俺の場合、期間は問題じゃない。
長生きしたってつまらない人生ならクソ食らえだ。
むしろ濃度が問題。
やりたいことやって楽しく生きられれば別に長生きなんかしなくても構わない。
そうはいっても両親には少しでも長生きしてもらいたいけどね(笑)。