はだしのゲン
- 2013/08/19
- 21:55
はだしのゲンの閲覧禁止問題どうなんでしょうか。
暴力やレイプなどの残虐なシーンが小学生には刺激が強すぎるとのことだが、残虐性だけを言うのならネットを開けば、ゲンより過激な描写のものがわんさか閲覧出来るわけで、残虐性云々は閉架するための口実だとしか思えない。
著者である故中沢啓治氏は猛烈な天皇反対派で知られ、はだしのゲンは共産主義を礼賛する箇所が多数散見される。
僕は彼とは逆で熱烈な天皇崇拝者の右翼ですが原爆で家族や友人、親戚、知人を亡くした彼が天皇反対を唱えるのはやむ得ないことだと一定レベルでは理解は出来る。
その辺の大人の事情が絡み閲覧禁止の措置が取られたのだろう。
しかし、だからといって閲覧を制限する、これは確かに難しい問題だ。
憲法には表現の自由があり、何人たりともその制約を受けてはならなず、その論から言えば教育委員会の取った措置は違法を通り越して完全に違憲である。
しかし、左右、いい面も悪い面も公平に描かれているならともかく、明らかに左に傾いた作品が果たして子供に有益な書籍なのかという問題が孕むのもまた事実だろう。
もし、自分の子供が小学生になり、ゲンを読みたいと言ったら僕はあまりにも思想に偏りがあるため、本音を言えば読ませたくはない。
しかし、親といえども拒む権利はどこにもない。
はだしのゲンに限らず、こういった書物を読ませるには思想が明後日の方角を向く前に、よく噛み砕いて歴史的な背景を説明をする必要があるだろう。
ただ、恐ろしいのは日教組あがりの左翼の教師達はそこら辺を履き違え、共産党員を目の敵にした特高警察のことばかりを悪としてあげつらうだろうから、まだ自我に目覚めていない子達にゲンを読ますのはかなり危険な行為だと言わざるを得ない。
読んだ人も多いと思うが、ゲンには平和を望む共産党員である女教師が特高に追い込まれ、拷問を受け死んでしまうシーンがある。
だが、何故国はそこまでして共産主義者を排除しようとしたのかの説明は一切ない。
排除するにはするだけの理由があったのにも関わらず一方的に特高だけを悪者扱いにしている(それは蟹工船の小林多喜二にも言えるが)。
子供の目からしたら真面目で優しい女の先生が悪い大人にいじめられているという構図にしか写らないだろう。
それはフェアじゃない。
特高には共産主義に感化され日本がソ連のようになるのを阻止するという立派な大儀があった。
その大儀は決して間違ってはいない。
証拠に現在共産主義国家といえば、ソ連、東ドイツは崩壊してしまい、中国は実質資本主義であるから、世界広しといえど北朝鮮とキューバぐらいしかない。
特高の目指した正しさは歴史が証明している。
そういったことにはなんら触れず、暴力という負の面だけを見せて特高はけしからんと言われてもねぇ。
そんなふうに色々考えると閉架はやっぱり致し方ない処置なのかなと思うわけで…。
だからといって、僕ははだしのゲンを否定しているわけではない。
高校生ぐらいになって、ある程度視野が広くなってから読む分には名著だと思う。
そこから何を汲み取れるかは自分次第ですからね。
正しい歴史認識があってこそ、初めて生きる書籍だと思います。
暴力やレイプなどの残虐なシーンが小学生には刺激が強すぎるとのことだが、残虐性だけを言うのならネットを開けば、ゲンより過激な描写のものがわんさか閲覧出来るわけで、残虐性云々は閉架するための口実だとしか思えない。
著者である故中沢啓治氏は猛烈な天皇反対派で知られ、はだしのゲンは共産主義を礼賛する箇所が多数散見される。
僕は彼とは逆で熱烈な天皇崇拝者の右翼ですが原爆で家族や友人、親戚、知人を亡くした彼が天皇反対を唱えるのはやむ得ないことだと一定レベルでは理解は出来る。
その辺の大人の事情が絡み閲覧禁止の措置が取られたのだろう。
しかし、だからといって閲覧を制限する、これは確かに難しい問題だ。
憲法には表現の自由があり、何人たりともその制約を受けてはならなず、その論から言えば教育委員会の取った措置は違法を通り越して完全に違憲である。
しかし、左右、いい面も悪い面も公平に描かれているならともかく、明らかに左に傾いた作品が果たして子供に有益な書籍なのかという問題が孕むのもまた事実だろう。
もし、自分の子供が小学生になり、ゲンを読みたいと言ったら僕はあまりにも思想に偏りがあるため、本音を言えば読ませたくはない。
しかし、親といえども拒む権利はどこにもない。
はだしのゲンに限らず、こういった書物を読ませるには思想が明後日の方角を向く前に、よく噛み砕いて歴史的な背景を説明をする必要があるだろう。
ただ、恐ろしいのは日教組あがりの左翼の教師達はそこら辺を履き違え、共産党員を目の敵にした特高警察のことばかりを悪としてあげつらうだろうから、まだ自我に目覚めていない子達にゲンを読ますのはかなり危険な行為だと言わざるを得ない。
読んだ人も多いと思うが、ゲンには平和を望む共産党員である女教師が特高に追い込まれ、拷問を受け死んでしまうシーンがある。
だが、何故国はそこまでして共産主義者を排除しようとしたのかの説明は一切ない。
排除するにはするだけの理由があったのにも関わらず一方的に特高だけを悪者扱いにしている(それは蟹工船の小林多喜二にも言えるが)。
子供の目からしたら真面目で優しい女の先生が悪い大人にいじめられているという構図にしか写らないだろう。
それはフェアじゃない。
特高には共産主義に感化され日本がソ連のようになるのを阻止するという立派な大儀があった。
その大儀は決して間違ってはいない。
証拠に現在共産主義国家といえば、ソ連、東ドイツは崩壊してしまい、中国は実質資本主義であるから、世界広しといえど北朝鮮とキューバぐらいしかない。
特高の目指した正しさは歴史が証明している。
そういったことにはなんら触れず、暴力という負の面だけを見せて特高はけしからんと言われてもねぇ。
そんなふうに色々考えると閉架はやっぱり致し方ない処置なのかなと思うわけで…。
だからといって、僕ははだしのゲンを否定しているわけではない。
高校生ぐらいになって、ある程度視野が広くなってから読む分には名著だと思う。
そこから何を汲み取れるかは自分次第ですからね。
正しい歴史認識があってこそ、初めて生きる書籍だと思います。