覆面の北枕

いよいよ、四十歳へのカウントダウンが始まった。

来月の今頃はすでに四十歳（生きていればだが）、なんだかな～。

最近、思うのは気力の衰えが凄い。

幸い仕事への気力は衰えとらんがその他はもうどうでもよく、特に喧嘩沙汰には巻き込まれたくない…、痛いのやだ…。

昔だったら腕力で勝てなかったら包丁でも刀（斬れるように研いだ模造刀）でも使ったらいいじゃない、刃物がヤバかったらボーガン（クロスボー）かピス●ル入手して弾いてやったらいいじゃないと思ったが今じゃそんな気まったくおきねぇ～。

早々に謝っちゃいそう。情けな（笑）。

当たり前ですけど包丁以外の物騒なもんはどこ探してもありません。そんなもんを隠し持つ気力すらない。

兄貴は「覆面くんはキレると豹変するからなぁ」と笑うが今はそんな気力もうないっす。

ちょっと前にＫ会の若い衆達が殴りあいの喧嘩をして新聞沙汰になったがある意味若いっていいなと、羨ましかったよ。

一昔前なら一緒になって殴りあいに参戦してたでしょうけど、今の俺にそんな気力はねぇもの。

そういう場面に遭遇したらさすがに土下座はせんが、その代わり、おしりぺんぺんしながら逃げる。

バーイバーイキン、逃げるが勝ち、ぶりん（クソが出る音）ってね。

こんなにも変わるもんかと自分自身が一番驚いている。

若いヤクザ相手に、「極道が引け引けでどうすんだよ、舐められたらやり返すのは当たり前だろ、天下の金看板背負ってんなら刑務所上等でいかなきゃ、ヤクザやってる意味がねぇだろうがっ」と、偉そうに説教たれてる場合じゃない。

誰かに絡まれたら僕が猪の一番に逃げますから。

ヘタレどす。