…ということで日立の婆さんちに文明堂のカステラと桃を持参して表敬訪問。
御年98才、足腰はさすがに弱っているがボケは一切なく明晰である。
「毎日がしんどくてたまらん、あたしゃもうもたないねぇ、明日には死んじまうかもしれねぇよ。ああ~、早く爺さんのとこに行きたいよ~」(婆さん)
もう十年ぐらい前からそのせりふ聞いてますが…。
「ところでコレ(小指を立てて)は出来たのかいな?」(婆さん)
「いえ、まったく。その兆候すらありません、はははっ…」(俺)
「バカもん!!いくら一人がいいからって年も年なんだから身を固めることを考えなきゃ駄目じゃ」(婆さん)
「はぁ…、でも一回失敗してますしねぇ…」(俺)
「それはそれじゃ。人生失敗もある、たまたま相性が合わなかっただけじゃ。新しい嫁さんを見つけてくれ。じゃないあたしゃ死んでも死にきれんよ」(婆さん)
「わかりました、婆ちゃんには長生きしてほしいので(もう既にかなりの長生きだが)、あえて結婚しません。俺が結婚した途端安心してぽっくり逝かれたらかないませんからなぁ、ハハハッ」(俺)
「バカモーン!!この親不孝ものめがーっ!!」(婆さん)
ひぃ~っ、逃げるように退散。
叱られましたがとってもいい婆さんです。
いつまでもとは言いません、あと二年だけ長生きしてください。
百歳の誕生日には伯母さんのツテを頼り、水戸一高同窓生である橋本知事に来てもらいます。
(ネクタイをつんつん、引きながら)頼むよう~、(橋本)マサル~。
それにしてもアラサウザンドってリアルにスゲーな。
今回誕生日を迎え、39になりましたが、俺なんかまだ折り返し地点にも到達してないんだから。
医学の進歩もあるだろうがやはり基礎体力が違うんだろうな。
戦前は激動の満州で過ごし、戦後は常磐炭坑で気が荒い坑夫達相手に丁丁発止を繰り返したというからね。
俺みたいなちんぴらにはかなわんよ。
長生きしてくれよ。
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