悪い奴を晒すのはアリだと思うのね
- 2023/11/18
- 20:17
「煉獄コロアキ」として知られるユーチューバー、杉田一明容疑者の逮捕、彼の行為は、チケット転売を疑い、その証拠として女性を撮影し、動画にして世に問うた。だが、名誉毀損の疑いで彼自身が法の裁きを受けることとなった。事件の背景には、転売ヤーとの接触を図り、撮影に至ったという経緯がある。しかし、撮影された女性は転売の事実がなく、杉田容疑者の誤解に基づく行動だった疑いが浮かぶ。
煉獄コロアキに限らず、私人逮捕系ユーチューバーの行動が、社会に波紋を広げている。名誉毀損や誤った逮捕の危険性、法的な問題、公共の安全への影響など、多くの懸念が指摘されている。犯罪抑止の名の下に行われるこれらの行為は、果たして正義なのか、それとも過剰な自警行為なのか。
私人逮捕系ユーチューバーには、一定の存在意義があると個人的には思う。彼らの活動の根底にあるのは、金銭的な利益である。閲覧数が増えれば、それに比例して収入も増える。もちろん、自己承認欲求や歪んだ正義感も動機の一部かもしれないが、主な理由は金銭だ。「煉獄コロアキ」は逮捕前のインタビューで、私人逮捕系動画を「金のため」と語っていた。これは、彼らの活動が単なる自警行為を超えた、金銭的なインセンティブによって動かされていることを示している。
私人逮捕系ユーチューバーの活動が、歪んだ正義であっても、犯罪抑止に繋がる可能性があるという考えは理解できる。痴漢やチケット転売のような軽犯罪に対する法の裁きはしばしば甘く、テレビニュースになることはなく、新聞の地域面にすら載らない。犯罪者でありながらすぐに釈放され、釈放後は何食わぬ顔で社会生活を営む。そもそも犯人検挙に結びつかず、逮捕すらされないことの方が圧倒的に多い。
だが、被害者が負った心の傷は深い。痴漢に遭遇することが原因で、対人恐怖症や電車に乗れなくなるパニック障害を発症する人がいる。法律が無力であるがゆえ、社会的な晒し行為が一矢報いる手段となるのも事実だ。だからこそ、私人逮捕系ユーチューバーは必要悪と考えられる。
しかし、問題は、晒される当事者が本当に犯人であるかどうかだ。インターネットでは無関係な人が誤って晒されるケースも多く、その結果、大きな被害を受けることがある。例えば、常磐道煽り運転事件では、関係のない人が巻き込まれた。一方的に「同乗の女」、「ガラケー女」と決めつけられた女性の勤める会社にデマに触れたとみられるネットユーザーからの電話が殺到。業務の電話を取ることができない状態になるなど、業務に支障が出た。当然ながら精神的苦痛も大きい。
私人逮捕系ユーチューバーが活動する際には、犯人であることを確実に示す証拠が必要だ。「怪しい」、「疑わしい」レベルの晒し行為は取り返しのつかない事態につながりかねない。誤った情報に基づく行動は、無実の人々に不当な苦痛を与える。まかりなりにも社会正義を掲げる者は、その責任を重く受け止めるべきだ。
>>無限次朗
日本保守党に関して言えば党首の毛根が完全に死んでしまったのか、そうではないのか、そのあたりだろうなぁ、やっぱり。
煉獄コロアキに限らず、私人逮捕系ユーチューバーの行動が、社会に波紋を広げている。名誉毀損や誤った逮捕の危険性、法的な問題、公共の安全への影響など、多くの懸念が指摘されている。犯罪抑止の名の下に行われるこれらの行為は、果たして正義なのか、それとも過剰な自警行為なのか。
私人逮捕系ユーチューバーには、一定の存在意義があると個人的には思う。彼らの活動の根底にあるのは、金銭的な利益である。閲覧数が増えれば、それに比例して収入も増える。もちろん、自己承認欲求や歪んだ正義感も動機の一部かもしれないが、主な理由は金銭だ。「煉獄コロアキ」は逮捕前のインタビューで、私人逮捕系動画を「金のため」と語っていた。これは、彼らの活動が単なる自警行為を超えた、金銭的なインセンティブによって動かされていることを示している。
私人逮捕系ユーチューバーの活動が、歪んだ正義であっても、犯罪抑止に繋がる可能性があるという考えは理解できる。痴漢やチケット転売のような軽犯罪に対する法の裁きはしばしば甘く、テレビニュースになることはなく、新聞の地域面にすら載らない。犯罪者でありながらすぐに釈放され、釈放後は何食わぬ顔で社会生活を営む。そもそも犯人検挙に結びつかず、逮捕すらされないことの方が圧倒的に多い。
だが、被害者が負った心の傷は深い。痴漢に遭遇することが原因で、対人恐怖症や電車に乗れなくなるパニック障害を発症する人がいる。法律が無力であるがゆえ、社会的な晒し行為が一矢報いる手段となるのも事実だ。だからこそ、私人逮捕系ユーチューバーは必要悪と考えられる。
しかし、問題は、晒される当事者が本当に犯人であるかどうかだ。インターネットでは無関係な人が誤って晒されるケースも多く、その結果、大きな被害を受けることがある。例えば、常磐道煽り運転事件では、関係のない人が巻き込まれた。一方的に「同乗の女」、「ガラケー女」と決めつけられた女性の勤める会社にデマに触れたとみられるネットユーザーからの電話が殺到。業務の電話を取ることができない状態になるなど、業務に支障が出た。当然ながら精神的苦痛も大きい。
私人逮捕系ユーチューバーが活動する際には、犯人であることを確実に示す証拠が必要だ。「怪しい」、「疑わしい」レベルの晒し行為は取り返しのつかない事態につながりかねない。誤った情報に基づく行動は、無実の人々に不当な苦痛を与える。まかりなりにも社会正義を掲げる者は、その責任を重く受け止めるべきだ。
>>無限次朗
日本保守党に関して言えば党首の毛根が完全に死んでしまったのか、そうではないのか、そのあたりだろうなぁ、やっぱり。