すき家のエキセントリックな店員
- 2023/09/13
- 13:50

駐車場に止められた車に、隙間なくびっしりと貼られた白い紙。腹を抱え笑った。都内のすき家で起きた一件。
「再三再四にわたる、当店よりの要請にもかかわらず、貴殿は当店駐車場に不当に長時間駐車を繰り返しています」
張り紙にはこう書いてあったそうだ。無断駐車に立腹した店員がセロハンテープで警告文を車一面に貼り付けた。アルミホイルのなかにまで警告書が詰め込んである。ぱっと見、悪霊退散の御札を貼ってあるようにも見える。尋常じゃない、鬼気迫るものあり。
大手企業は無理だろうが、俺ならこの車の前後に自分の車を停め、無断駐車の車が出れないようにしてしまう。そして自分の車に連絡先の携帯電話を書いておく。相手の車に張り紙をすると場合によっては器物損壊でこちらが訴えられかねないからな。
暫くすると無断駐車の持ち主から電話が掛かってくる。
俺「どうかしましたか?」
無断駐車の運転手「すいません、車どかしてくれませんか」
俺「なんで?俺の駐車場に俺がどう停めようと勝手じゃん」
無断駐車の運転手「出れないのでどかしてもらえないですか」
俺「一万円」
無断駐車の運転手「えっ、無断駐車の罰金が一万円ですか」
俺「違う違う、俺が車をどかす運送料金が一万円」
無断駐車の運転手「おかしくないですか、車どかすだけで一万円って」
俺「ああいいよ、おかしいと思うのであれば何か月でも何年でもこのままにしておくから、じゃあさいなら」
よく無断駐車一万円の罰金を申し付けますと書いてあるのを見かけるがあれは完全に違法。駐車料金の請求は可能であるがあくまでも実際に借りている金額を時間割りした金額のみ、つまり例えば1日2400円の駐車料金であれば1時間あたり100円しか請求出来ない。
しかし、移動する手間賃に決まりはない。実際、その昔、埒が明かずに警察を呼んだことがある。一部始終を警察官に説明し、俺の車両移動に掛かる手間賃は一万円であると主張した。
警察官「この人も反省してるので車をどかしてもらえませんか」
俺「だからどかす車両運送費が一万円、これってなにか違法ですか。民事不介入の警察官がまさか俺が決めた車両運送費に口をはさむのですか。シューマッハに車両運送頼んだら軽く数千万円は言われますよ、それから比べたら全然安いじゃないですか。レッカー移動頼んで払わなかったらそれこそ詐欺罪ですものね。払わないならずーっとここに停めて置きますがなにか問題ありますか」
警察官「いえ、問題ありませんが……」
俺「びた一文負けるつもりはないのでどかして欲しければ車両運送費をお支払いください。払うのが嫌だというのであれば諦めてください。なお、諦めるのは結構ですが駐車料金は正規の料金で請求させて頂きます。駐車料金を支払わない場合は民事訴訟を起こしますのでよろしく、その際の弁護士費用、訴訟費用は負けたものが負担ですから覚悟しておいてね、無断駐車の場合、写真持って陸運局に行けば300円(当時、今は知らん)でナンバーから住所氏名教えてくれるんだわ。正規の駐車料金を求める民事裁判でよもや負けるとは思えないが一応老婆心ながら。多分数十万円にはなるだろうね」
警察官「我々もこれ以上はなにも言えません、あとは当事者同士で解決してください」
俺「お疲れ様でした(笑)」
帰って行く警察官。
過去全員が支払ってくれた。払いたくないのなら勝手に停めなければいい。後から腹いせに車傷つけられても嫌なのでナンバーは必ず控えておくのはいうまでもない。
>>ゆい^^ ちゃん
メッセージありがとうございます。
ディナーは結局家の近所のからやま(から揚げ専門店)でねぎおろしからあげ定食でした。誕生日にから揚げ屋さんで700円(100円の割引券持参)の定食ですから。