エッフェル塔に行ってみたいが、前科者はフランスに入国できるのだろうか
- 2023/08/22
- 10:43
視察先のパリ・エッフェル塔の前でポーズを撮った写真をSNSにアップし、「まるで観光旅行のようだ」と猛烈な批判を浴びていた自民党女性局長の松川るい参院議員が女性局長を辞任した。
視察の意義を強調していたが、辞任するとは大きな矛盾を憶える。
たとえば俺が誰かに万引きを疑われる。もちろん、万引きなどしていない。身の潔白は確実だ。俺がなにか公共的な事業に関わっているとする。俺はその事業から撤退する必要があるのか。
もちろんない。疑念を持たれるのは不徳の致すところかもしれないがたまたま万引き被害にあったといわれるその店にいたというだけで不徳もなにもないだろう。辞めない。辞める必要がない。
構図はこれと同じだと思う。
国民に疑念を持たれようが視察が正しいものであれば辞める必要などさらさらない。
本土から出張で初めて札幌に行ったサラリーマンが夕食に名物のジンギスカンを食べ、空いた時間に時計台で記念撮影をする。別に会社もきちんと業務をこなしていれば咎めはしないだろう(ビッグモーターは別)。
ちなみに日立製作所に勤めていた伯父さんは出張でよく中国に行っていたが、空いた時間は観光をしていた。それで日立製作所をクビになるどころか、定年まで勤めあげ、定年後も嘱託として日立製作所に遺留されている。その嘱託時代にも業務で度々中国へ訪れている。
別にエッフェル塔での記念写真そのものをああだこうだいうつもりもない。議員として必要な視察に行き、空いた時間で記念撮影、それぐらいは認めてやれとすら思う。
ただ、本当にその視察が必要あるものだったのか、問題はそこだ。
フランスの消費税は20%です、そんなものは政治経済に疎い俺ですら知っている。フランスの少子化対策はうまくいっている、日本も見習うべき、だからこその視察だというのであればまずはWEBで調べ、現地在住の外務省職員や在仏経験のある民間人から話を聞けばわかる話だ。そのうえで直に目で見て確かめたいというのであれば目的を明らかにして、フランスの問題点も含め、帰国後はレポートをまとめ、詳らかにする必要があるだろう。
そこが見えないから国民は怒っている。今回の視察の目的と経過、今後の政策への課題を記したレポートの存在は今のところ出ていない。
視察とは名ばかり、正直税金を原資とした体のいい観光旅行にしか思えないから腹立たしいのだ。
当該のエッフェル塔での撮影写真を見ると31名が写真に写っている。全員ではあるまい、恐らくここにいない人もいるのだろう。
31人も雁首並べて行く必要があるそんなに大事な視察だったのかとふつふつと疑念が沸き起こる。いったいなんの目的で視察に行ったのかはわからないが、そこまで大仰な人数で行かなければならないほどの重要な視察であればそれはもはや自民党の仕事ではなく、むしろ政府が行うべき視察。
有り体にいえば単なる観光だ。
色々問題はあるが、政策の方向性としては岸田政権を支持している。処理水問題だっていつまでも置きっぱなしにはしておけない。だからこそ、適切な方法で放出しなくてはならない。それは分かるのだが、如何せんプロセスにせんちぐはぐさが否めない。
木原誠二内閣官房副長官の問題も然り、「政府としてはコメントをする立場ではない」、聞いた国民は、「は?」じゃないか。自民党の一議員であれば分かるが政府の要職に就いている人間がだぞ、殺人事件の隠ぺいに関わっているかもと問題になっている。
正しく情報を発信する必要があるだろう。結局そういうところだ。今回の女性議員による視察も岸田首相を含め、誰も問題視しなかったのか。いくら俺が自民党の支持者であってもそれってどうなのと思う場面が多すぎる。支持者でこれだ、野党の支持者や無党派層の人であれば尚更腹立たしいと思うだろう。
視察の意義を強調していたが、辞任するとは大きな矛盾を憶える。
たとえば俺が誰かに万引きを疑われる。もちろん、万引きなどしていない。身の潔白は確実だ。俺がなにか公共的な事業に関わっているとする。俺はその事業から撤退する必要があるのか。
もちろんない。疑念を持たれるのは不徳の致すところかもしれないがたまたま万引き被害にあったといわれるその店にいたというだけで不徳もなにもないだろう。辞めない。辞める必要がない。
構図はこれと同じだと思う。
国民に疑念を持たれようが視察が正しいものであれば辞める必要などさらさらない。
本土から出張で初めて札幌に行ったサラリーマンが夕食に名物のジンギスカンを食べ、空いた時間に時計台で記念撮影をする。別に会社もきちんと業務をこなしていれば咎めはしないだろう(ビッグモーターは別)。
ちなみに日立製作所に勤めていた伯父さんは出張でよく中国に行っていたが、空いた時間は観光をしていた。それで日立製作所をクビになるどころか、定年まで勤めあげ、定年後も嘱託として日立製作所に遺留されている。その嘱託時代にも業務で度々中国へ訪れている。
別にエッフェル塔での記念写真そのものをああだこうだいうつもりもない。議員として必要な視察に行き、空いた時間で記念撮影、それぐらいは認めてやれとすら思う。
ただ、本当にその視察が必要あるものだったのか、問題はそこだ。
フランスの消費税は20%です、そんなものは政治経済に疎い俺ですら知っている。フランスの少子化対策はうまくいっている、日本も見習うべき、だからこその視察だというのであればまずはWEBで調べ、現地在住の外務省職員や在仏経験のある民間人から話を聞けばわかる話だ。そのうえで直に目で見て確かめたいというのであれば目的を明らかにして、フランスの問題点も含め、帰国後はレポートをまとめ、詳らかにする必要があるだろう。
そこが見えないから国民は怒っている。今回の視察の目的と経過、今後の政策への課題を記したレポートの存在は今のところ出ていない。
視察とは名ばかり、正直税金を原資とした体のいい観光旅行にしか思えないから腹立たしいのだ。
当該のエッフェル塔での撮影写真を見ると31名が写真に写っている。全員ではあるまい、恐らくここにいない人もいるのだろう。
31人も雁首並べて行く必要があるそんなに大事な視察だったのかとふつふつと疑念が沸き起こる。いったいなんの目的で視察に行ったのかはわからないが、そこまで大仰な人数で行かなければならないほどの重要な視察であればそれはもはや自民党の仕事ではなく、むしろ政府が行うべき視察。
有り体にいえば単なる観光だ。
色々問題はあるが、政策の方向性としては岸田政権を支持している。処理水問題だっていつまでも置きっぱなしにはしておけない。だからこそ、適切な方法で放出しなくてはならない。それは分かるのだが、如何せんプロセスにせんちぐはぐさが否めない。
木原誠二内閣官房副長官の問題も然り、「政府としてはコメントをする立場ではない」、聞いた国民は、「は?」じゃないか。自民党の一議員であれば分かるが政府の要職に就いている人間がだぞ、殺人事件の隠ぺいに関わっているかもと問題になっている。
正しく情報を発信する必要があるだろう。結局そういうところだ。今回の女性議員による視察も岸田首相を含め、誰も問題視しなかったのか。いくら俺が自民党の支持者であってもそれってどうなのと思う場面が多すぎる。支持者でこれだ、野党の支持者や無党派層の人であれば尚更腹立たしいと思うだろう。