覆面の北枕

警察の取り締まりは厳しさを増し、改正暴対法施行以来、暴力団の構成員の数は最大時の3分の1以下にまで減少している。

この先も益々脱退するものが増え、組員が減り続けるのは自明だ。

生き残りを図る暴力団組織はビッグモーターを見習うべきじゃないのか。税金で植えられた店舗前の街路樹を見栄えが悪くなるからといって除草剤を撒いて枯らしてしまう、客から預かった車をまるで親のカタキのようにゴルフボールでぶっ叩く。イケイケの反社組織だってここまでしない。

名古屋の弘道会本部でも、街路樹があると邪魔で敵対組織や張り込んでいる警察の動きが見えなくなるからといって、除草剤を撒いたりはしないだろう。少なくともそんな話、聞いたことがない。

それでいて、勝手に従業員がやったから知らんと部下を切り捨てる非情さ。まさに反社組織の鑑（かがみ）、暴力団組織も真っ青だ。

いよいよ、面白くなってきた。近ごろは次にいったいなにが来るのかと、ロマンティックが止まらない、胸が、胸が苦しくなる（アラフィフ以上限定）。