覆面の北枕

ススキノのホテル殺人事件、一気に捜査が進展した。

頭部が切断された遺体に戦慄を覚え、容疑者が女であるのも驚きであるが、共犯者として逮捕された父が界隈では有名な精神科医であるのもまた、輪をかけて驚きだ。容疑者と被害者の接点や親子関係を深く考えさせられるが、この手の事件は闇が深すぎて深く考えたら負けのような気がする。

考えたら負けといえば、自撮りのわいせつ動画を男子生徒に送信し、懲戒免職になった高校教諭の言い訳もまた深く考えたら負けのような気がする。

この男は勤務先の高校の男子生徒2人にインスタグラムのダイレクトメッセージで、知り合いの成人女性とのわいせつな行為を撮影した10秒程度の動画3本を送ったという。

校長の確認に対して男は「生徒に親しまれる教員になりたいと思い、調子に乗って動画を送ってしまった」と話しているそうだ。自らの性行為を撮影するのはもとより、送った理由が「生徒に親しまれる教員になりたい」とはいったいどういう了見なのか。

考えまい。考えたら奴らの思う壺、負けだ。