トランスジェンダーと最高裁の判決
- 2023/07/13
- 16:40
経済産業省に勤めるトランスジェンダーの職員が、職場の女性用トイレの使用を制限されているのは不当だとして国を訴えた裁判、最高裁判所はトイレの使用制限を認めた国の対応は違法だとする判決を言い渡した。
トランスジェンダーの当事者、及びその支援者たちは諸手を挙げて大喜びをしていると思う。
その大喜びが老婆心ながらぬか喜びにならねばよいが。
水を差すと、LGBT問題に関して、すべての人が理解を示しているのではない。かくいう俺も理解していない。もちろん、法律は法律として尊重するし、憲法判断である最高裁判決であるなら不承不承であっても受け入れるしかないが、この最高裁の判決がかえってトランスジェンダーの人を苦しめやしないかと危惧するのである。
官は基本的に右ならえであるから、この判決は原則尊重されるはず。一部、極めて保守的なエリアにある寒村の村役場であると、トランスジェンダーなんのそので無視し続けるかもしれないが、少なくとも区市レベルであると今回の判決は尊重されるだろう。国家機関は言わずもがな。
問題は民。
いいですか、繰り返すが俺はLGBTを理解をしていない。
それゆえ、今回の最高裁判決を踏まえトランスジェンダーの人間は採用しない。トイレの使用が生物学上の性を優先されるのであればまだしも、心の性を優先されると様々な問題が発生する、それが予め見え見えのためトランスジェンダーを採用しない。
性自認と生まれ持った性別が一致しているいわゆるシスジェンダー、端的にいうとLGBTに当てはまらない普通の人、その普通の人、特に普通の女性がトランスジェンダーの人と一緒にトイレに入ることを必ずしも是とはしないだろうと思うのだ。個室は別々だからいいだろうというわけではあるまい。トランスジェンダーが女性用トイレを使かうのを見て嫌な気持ちになるシスジェンダーの女性も少なくないはず。
社会的な風潮に加え、最高裁の判決、トランスジェンダーの女性用トイレの使用を認めなくてはならない、頭では分かっていても、どうしてもモヤモヤするものがある。こういったものが積もり積もって、退職する理由にはなりはしないのか。或いは女性従業員とトランスジェンダーとの間に不必要な分断がおきやしないかと経営者なら心配になる。
つまり、なにかと面倒臭いのでわざわざ火種になるようなトランスジェンダーは初めから採用しない、そういう企業が増えてくると思うのだ。
結局、よかれと思った最高裁の判決がかえってトランスジェンダーの首を絞めかねないだろうなといっている。この最高裁の判決は新聞その他のニュースメディアでも概ね好意的に受け止められている。上っ面の判決だけを真に受けて、ぬか喜びをしているのだからおめでたい。
官と違い、雇う雇わないは民の自由だ。面接に来ても不採用にすればいい。もしトランスジェンダーと知らずに採用しても試用期間のみだけ雇用して、あとは難癖をつけて本採用をしなければいい。契約社員なら契約の更新をしなければいい。
今回トイレの使用に限った話だが、今後、話が発展すると、更衣室も分け隔てなく使えなどと話が変わってくる。一応、厚労省の見解では入浴施設に関しては、体の性を優先すべきとの見解だが、それだってどうなるか分からない。
虎穴に入らずんば虎子を得ずとは言うのものの、三十六計逃げるに如かずともいう。わざわざ火中の栗を拾わずともよいと思ってしまう、経営者であれば割りと当たり前の感覚であると思う。
売上を上げるのため、脳みそに汗をかくのが経営者の仕事であるが、従業員同士のいらぬトラブルで冷や汗をかくのは経営者の仕事じゃない。
トランスジェンダーの当事者、及びその支援者たちは諸手を挙げて大喜びをしていると思う。
その大喜びが老婆心ながらぬか喜びにならねばよいが。
水を差すと、LGBT問題に関して、すべての人が理解を示しているのではない。かくいう俺も理解していない。もちろん、法律は法律として尊重するし、憲法判断である最高裁判決であるなら不承不承であっても受け入れるしかないが、この最高裁の判決がかえってトランスジェンダーの人を苦しめやしないかと危惧するのである。
官は基本的に右ならえであるから、この判決は原則尊重されるはず。一部、極めて保守的なエリアにある寒村の村役場であると、トランスジェンダーなんのそので無視し続けるかもしれないが、少なくとも区市レベルであると今回の判決は尊重されるだろう。国家機関は言わずもがな。
問題は民。
いいですか、繰り返すが俺はLGBTを理解をしていない。
それゆえ、今回の最高裁判決を踏まえトランスジェンダーの人間は採用しない。トイレの使用が生物学上の性を優先されるのであればまだしも、心の性を優先されると様々な問題が発生する、それが予め見え見えのためトランスジェンダーを採用しない。
性自認と生まれ持った性別が一致しているいわゆるシスジェンダー、端的にいうとLGBTに当てはまらない普通の人、その普通の人、特に普通の女性がトランスジェンダーの人と一緒にトイレに入ることを必ずしも是とはしないだろうと思うのだ。個室は別々だからいいだろうというわけではあるまい。トランスジェンダーが女性用トイレを使かうのを見て嫌な気持ちになるシスジェンダーの女性も少なくないはず。
社会的な風潮に加え、最高裁の判決、トランスジェンダーの女性用トイレの使用を認めなくてはならない、頭では分かっていても、どうしてもモヤモヤするものがある。こういったものが積もり積もって、退職する理由にはなりはしないのか。或いは女性従業員とトランスジェンダーとの間に不必要な分断がおきやしないかと経営者なら心配になる。
つまり、なにかと面倒臭いのでわざわざ火種になるようなトランスジェンダーは初めから採用しない、そういう企業が増えてくると思うのだ。
結局、よかれと思った最高裁の判決がかえってトランスジェンダーの首を絞めかねないだろうなといっている。この最高裁の判決は新聞その他のニュースメディアでも概ね好意的に受け止められている。上っ面の判決だけを真に受けて、ぬか喜びをしているのだからおめでたい。
官と違い、雇う雇わないは民の自由だ。面接に来ても不採用にすればいい。もしトランスジェンダーと知らずに採用しても試用期間のみだけ雇用して、あとは難癖をつけて本採用をしなければいい。契約社員なら契約の更新をしなければいい。
今回トイレの使用に限った話だが、今後、話が発展すると、更衣室も分け隔てなく使えなどと話が変わってくる。一応、厚労省の見解では入浴施設に関しては、体の性を優先すべきとの見解だが、それだってどうなるか分からない。
虎穴に入らずんば虎子を得ずとは言うのものの、三十六計逃げるに如かずともいう。わざわざ火中の栗を拾わずともよいと思ってしまう、経営者であれば割りと当たり前の感覚であると思う。
売上を上げるのため、脳みそに汗をかくのが経営者の仕事であるが、従業員同士のいらぬトラブルで冷や汗をかくのは経営者の仕事じゃない。