感情の表現が下手過ぎる
- 2023/07/04
- 21:40
日曜日の昼間、たまたまテレビニュースを見て暫し呆然とする。
「マジか……」、言葉を失った。まさに驚天動地、取引先にアクシデントがあった。そのアクシデントは全国ネットのテレビニュースで放送されるほどのアクシデント。違法フーゾク時代、俺の事務所が入居していたビルに銃弾を撃ち込まれたとき以来の衝撃だ。
アクシデントの詳細はいわない。もしかするとあそこかとピンときた人がいるかもしれないが、ネットで人の不幸を詳らかに語るのは性分に合わないため語らない。そういうのはツイッター民の仕事だ。俺の分野じゃない。
昨日、担当者さんから直接メールをもらった。こちらから連絡しようと思っていたがこちらもどうしていいかわからず連絡出来ずにいただけに先方からの連絡は救われた思いだ。俺が救われてどうするという話だが。当然言うまでもなく憔悴している。掛ける言葉が見つからない。
自分の不始末であるならどのような結果にせよ、最終的な責任は俺にあるが、俺とはまったく関係のないアクシデントの場合、どう接していいのか分からず本当に困惑する。
「気を落とさず頑張ってください」、これは無責任に思えてならない。十分過ぎるほど頑張っている。だからといって普段と変わらず接するのもあまりにもデリカシーがなさ過ぎる。一緒に嘆き悔やむのもなんだか白々しく思えてしまう。
「気を落とさないでくださいといっても無理でしょうから私は言いません。今後の見通しはまだにしてもとりあえず目先のことから始めましょう、私もネットやパソコン関係であればお手伝いいたしますので何なりとお申し付けください」、そう返信した。本当はもっと気の利いた言い方があったのかもしれないが、そもそも感情の表現が人一倍苦手なのだ。ズルいのは承知だが当たり障りのない返信だ。どう返していいのか分からず、自分自身に対してイライラが募る。
世の中には様々な困難がある。
身体に関する困難から経済的な困難迄様々だ。
その困難も頑張ればなんとかなるものと頑張ってもなんともならないものがある。頑張ればなんとかなるのであれば叱咤激励もするが、頑張ってもなんともならないものに、「頑張れ」は酷な気がしていえない。目の前の現実を直視するのもままならず、かといって逃げ出せず、こういうときはどう言葉をかければいいのだろう。
本件とは関係ないが、兄貴分のIさんを亡くしたときもそうだった。
末期のすい臓がんだ。助かるはずがない。それなら開き直って兄貴の好きな日本酒を朝まで思う存分呑めばよかった。バカ話をして冥途の土産にしてやればよかった。身勝手かもしれないがその結果、数日間寿命が短くなったとしても本人も喜べたのではないかと今でも深く悔やんでいる。思いの丈を伝えればよかったのにいざ目の前の現実を見ると、なにもいえなくなる。兄貴、酒を飲みに行きましょうとはついぞ言えなかった。俺の悪いところだ。
木曜日、直接会って話してきます。
「マジか……」、言葉を失った。まさに驚天動地、取引先にアクシデントがあった。そのアクシデントは全国ネットのテレビニュースで放送されるほどのアクシデント。違法フーゾク時代、俺の事務所が入居していたビルに銃弾を撃ち込まれたとき以来の衝撃だ。
アクシデントの詳細はいわない。もしかするとあそこかとピンときた人がいるかもしれないが、ネットで人の不幸を詳らかに語るのは性分に合わないため語らない。そういうのはツイッター民の仕事だ。俺の分野じゃない。
昨日、担当者さんから直接メールをもらった。こちらから連絡しようと思っていたがこちらもどうしていいかわからず連絡出来ずにいただけに先方からの連絡は救われた思いだ。俺が救われてどうするという話だが。当然言うまでもなく憔悴している。掛ける言葉が見つからない。
自分の不始末であるならどのような結果にせよ、最終的な責任は俺にあるが、俺とはまったく関係のないアクシデントの場合、どう接していいのか分からず本当に困惑する。
「気を落とさず頑張ってください」、これは無責任に思えてならない。十分過ぎるほど頑張っている。だからといって普段と変わらず接するのもあまりにもデリカシーがなさ過ぎる。一緒に嘆き悔やむのもなんだか白々しく思えてしまう。
「気を落とさないでくださいといっても無理でしょうから私は言いません。今後の見通しはまだにしてもとりあえず目先のことから始めましょう、私もネットやパソコン関係であればお手伝いいたしますので何なりとお申し付けください」、そう返信した。本当はもっと気の利いた言い方があったのかもしれないが、そもそも感情の表現が人一倍苦手なのだ。ズルいのは承知だが当たり障りのない返信だ。どう返していいのか分からず、自分自身に対してイライラが募る。
世の中には様々な困難がある。
身体に関する困難から経済的な困難迄様々だ。
その困難も頑張ればなんとかなるものと頑張ってもなんともならないものがある。頑張ればなんとかなるのであれば叱咤激励もするが、頑張ってもなんともならないものに、「頑張れ」は酷な気がしていえない。目の前の現実を直視するのもままならず、かといって逃げ出せず、こういうときはどう言葉をかければいいのだろう。
本件とは関係ないが、兄貴分のIさんを亡くしたときもそうだった。
末期のすい臓がんだ。助かるはずがない。それなら開き直って兄貴の好きな日本酒を朝まで思う存分呑めばよかった。バカ話をして冥途の土産にしてやればよかった。身勝手かもしれないがその結果、数日間寿命が短くなったとしても本人も喜べたのではないかと今でも深く悔やんでいる。思いの丈を伝えればよかったのにいざ目の前の現実を見ると、なにもいえなくなる。兄貴、酒を飲みに行きましょうとはついぞ言えなかった。俺の悪いところだ。
木曜日、直接会って話してきます。