オオカバマダラ
- 2023/06/27
- 10:17
4800キロ飛ぶ、オオカバマダラの飛行の謎が解明しつつある。オオカバマダラとは北米からメキシコに大移動する蝶の一種だ。
オオカバマダラは大移動で高度370メートルを飛ぶ。日光に当たった羽の温度は上昇するが、均一ではない。羽の縁の黒い部分は温度が高くなり、白い斑点部分は低いままだ。こうした現象が起きると、微小な空気の渦が生じ、空気抵抗が小さくなって効率的な飛行ができると、研究者たちは考えている。
このオオカバマダラの謎を解明する研究者たちもすごいが、日光に当たった羽の温度までを考えてオオカバマダラを作った神様はもっと凄いと思った。神様とはいつも言うようにお釈迦様とかイエスキリストとか、そういう宗教的な存在ではなく、むしろ宗教を超越した地球や宇宙全体の意思みたいなもの。
ここまで書いておきながら、オオカバマダラの話ではない。サイコロの話だ。
六面体のサイコロを振るとイカサマがない限り、1~6の目はそれぞれ1/6で出る計算だ。立て続けに1の目が5回続いたとしても何万回も降り続けているとだいたい均等に1/6ずつになるのは確率統計学の基礎中の基礎。
計算するまでもなく、感覚的にそうだろうと理解しているだろうが、一応サイコロの出目が1/6になる確率を求めるためには以下の計算式を使用する。
P(X = 1) = 1/6
この式では、P(X = 1)は「Xが1となる確率」を表している。サイコロの出目は1から6までの整数値を取るため、Xはサイコロの出目を表す確率変数。1/6はサイコロの各面が出る確率が等しいため、出目が1になる確率は1/6。この1/6はいうまでもなくサイコロが一様にランダムに振られるという前提のもとで成立する。サイコロが公平であり、各面が等確率で出る場合には1/6の確率で1が出るということを示している。高校の確率統計の授業でそう習った。
しかしながら、コンピューター上のシミュレーションではなく、実際に人間がサイコロを振ると計算通り1/6になるのか常々疑問だ。
サイコロは主に二つある。一つは印刷で点を描いてあるものと、もう一つはゴルフボールのように目がくぼんでいるタイプのサイコロだ。通常は1の目が赤く塗られ他の目よりも大きくえぐられている。
このインクの色やえぐり具合がサイコロの出目に果たして影響はしないのか、これが前々から疑問に思っていた。
高さ10mの筒を作り、その筒を立てる。中は横風の影響を受けない完全なる無風空間、室温も一定。筒の中心から工業用のロボットアームを使い正確無比にパチンコ玉を落とす。床は鉄製の水平な鉄板。落ちたパチンコ玉は筒の中心に落ちたとしても、落ちた後、パチンコ玉がどう転がるかはなかなか予見できない。360度どの方向に向かうかは物理学の先生であっても予測不可能だと思う。同じ条件で同じ玉を使い試行回数を増やしても結果は毎回違う。それどころか、何万回試行実験をしてもすべてバラバラの結果になると思われる。
つまり何がいいたいかといえば落ちたパチンコ玉が縦横無尽に転がるのは肉眼では確認できないほどの、言うなれば分子レベルでの微差があるからではないか。その分子レベルの微差が実は結果に大きな影響を与えているとは考えられないか。地球の回転速度による重力の影響も皆無ではあるまい。
サイコロも立て続けに1の目が出続けるのも或いは数十回続けて1の目が出ないのもオオカバマダラの斑点と同じく、何かしら恣意的な意味があるのではないかと思うのだ。もしかすると手のひらの体温が1の目の赤いインクにだけ反応して微小な空気の渦が出来ているのかもしれない。
こうやって考えると、パチンコで1000回転のストレートハマりを喰らって5万円負けたとしても割りと納得は出来……、ねぇよ、バカ。金返せ。
オオカバマダラは大移動で高度370メートルを飛ぶ。日光に当たった羽の温度は上昇するが、均一ではない。羽の縁の黒い部分は温度が高くなり、白い斑点部分は低いままだ。こうした現象が起きると、微小な空気の渦が生じ、空気抵抗が小さくなって効率的な飛行ができると、研究者たちは考えている。
このオオカバマダラの謎を解明する研究者たちもすごいが、日光に当たった羽の温度までを考えてオオカバマダラを作った神様はもっと凄いと思った。神様とはいつも言うようにお釈迦様とかイエスキリストとか、そういう宗教的な存在ではなく、むしろ宗教を超越した地球や宇宙全体の意思みたいなもの。
ここまで書いておきながら、オオカバマダラの話ではない。サイコロの話だ。
六面体のサイコロを振るとイカサマがない限り、1~6の目はそれぞれ1/6で出る計算だ。立て続けに1の目が5回続いたとしても何万回も降り続けているとだいたい均等に1/6ずつになるのは確率統計学の基礎中の基礎。
計算するまでもなく、感覚的にそうだろうと理解しているだろうが、一応サイコロの出目が1/6になる確率を求めるためには以下の計算式を使用する。
P(X = 1) = 1/6
この式では、P(X = 1)は「Xが1となる確率」を表している。サイコロの出目は1から6までの整数値を取るため、Xはサイコロの出目を表す確率変数。1/6はサイコロの各面が出る確率が等しいため、出目が1になる確率は1/6。この1/6はいうまでもなくサイコロが一様にランダムに振られるという前提のもとで成立する。サイコロが公平であり、各面が等確率で出る場合には1/6の確率で1が出るということを示している。高校の確率統計の授業でそう習った。
しかしながら、コンピューター上のシミュレーションではなく、実際に人間がサイコロを振ると計算通り1/6になるのか常々疑問だ。
サイコロは主に二つある。一つは印刷で点を描いてあるものと、もう一つはゴルフボールのように目がくぼんでいるタイプのサイコロだ。通常は1の目が赤く塗られ他の目よりも大きくえぐられている。
このインクの色やえぐり具合がサイコロの出目に果たして影響はしないのか、これが前々から疑問に思っていた。
高さ10mの筒を作り、その筒を立てる。中は横風の影響を受けない完全なる無風空間、室温も一定。筒の中心から工業用のロボットアームを使い正確無比にパチンコ玉を落とす。床は鉄製の水平な鉄板。落ちたパチンコ玉は筒の中心に落ちたとしても、落ちた後、パチンコ玉がどう転がるかはなかなか予見できない。360度どの方向に向かうかは物理学の先生であっても予測不可能だと思う。同じ条件で同じ玉を使い試行回数を増やしても結果は毎回違う。それどころか、何万回試行実験をしてもすべてバラバラの結果になると思われる。
つまり何がいいたいかといえば落ちたパチンコ玉が縦横無尽に転がるのは肉眼では確認できないほどの、言うなれば分子レベルでの微差があるからではないか。その分子レベルの微差が実は結果に大きな影響を与えているとは考えられないか。地球の回転速度による重力の影響も皆無ではあるまい。
サイコロも立て続けに1の目が出続けるのも或いは数十回続けて1の目が出ないのもオオカバマダラの斑点と同じく、何かしら恣意的な意味があるのではないかと思うのだ。もしかすると手のひらの体温が1の目の赤いインクにだけ反応して微小な空気の渦が出来ているのかもしれない。
こうやって考えると、パチンコで1000回転のストレートハマりを喰らって5万円負けたとしても割りと納得は出来……、ねぇよ、バカ。金返せ。