殺し殺され
- 2012/08/26
- 21:09
昨日書いた経済上の殺し殺されというものはこれまで散々見てきた。
20年近く前、俺は家庭教師の派遣業の会社に入社した。
派遣業とは言っても、内実は単なる高額教材販売会社である。
当時はアホみたいに儲かったよ。月収70万はざら、100万オーバーも多数、30万なら寝てんのかと同僚にバカにされる始末だ。
営業をやってる時は高学歴化でますます需要は増すばかりの最高のビジネスだと思っていた。
しかし、いつまでも保たなかった。
訪問販売の法律が代わり、個人情報保護法が制定されて情報源である名簿が出回らなくなってしまったことでぼったくりの教材販売商法は息の根を止められた。
まあそれもこれも自分らが悪どく稼ぎまくって世論を敵に回してしまったからだ。
まさに悪銭身につかず。
教材だけじゃないさ、商売はありとあらゆるものがそうさ。
古いところだと黒いダイヤと呼ばれた炭鉱採掘、当時は未曾有の好景気に湧いたのは想像するに難くないが、時代は代わり、石油にトドメを刺された。
その石油にしたっていつかは枯渇し、車はすべて電気で動くようになる。
原発だってそうだ、携わっていた連中は皆、親方日の丸庇護の元、成長が止まることのない、絶対的安定産業だと考えていたはずだがこれからは斜陽産業へと成り下がることはもはや疑いようがない。
今、地方ではどこに行っても駅前の空洞化が目立つ。
昭和50年代までは買い物イコール駅前だったが、現在は大きな駐車場がある郊外のショッピングセンターにはかなわない。
昭和の時代には車が一人一台の時代になるなんて、誰も予見出来なかったから駅前開発を最優先したのである。
今後益々空洞化が進むのは間違いない。
こんな話枚挙にいとまがない。
今、俺が考えているビジネスだっていつかは殺されるんのさ。
人の寿命と同じで順番だから仕方がない。
だから俺が言いたいのは自分が踏んできた轍も踏まえてだが、とにかくなんぼ儲けようとも現状に慢心すんなっていうこと。
不祥事を犯さない限り、絶対にクビを切られない公務員と法律によって身分を保障されている医者と檀家を山ほど抱えている坊さんを除けば、生きている限り、経済上の殺し殺されということは絶対に無縁ではない。
輪廻転生、仕方がないことなのだ。
散々、殺し殺されは見たり味わったりしてきた。
ゆえに自分は振り回されない自信がある。
儲けても浮かれず、いつ殺されてもいいよう、常に新しいものに目を向け、網を張っておこうと思ってる。
リスクのない網を多数張ることによって、仮に一つの網が台風で引きちぎられてしまったとしても、別の網で生きていける。
余談だが俺はフェイスブックなども企業としてはまったく価値がないものだと思っている。
フェイスブックはCEOであるザッカバーグが大学時代にナンパ目的作ったSNSがここまで大きくなったわけだが、裏を返せばザッカバーグ以上の天才が出現すればフェイスブック以上のものを作ってしまうことは十二分に考えられる。
ミクシーだってモバゲーだってそう、天才が現われて今以上のものを作ってしまったらたちまち斜陽である(ネット用語でいうオワコン)。
原資が掛からない分、ネット産業は天才の出現によって以後の展開が左右されてしまう。
もっとも、年功序列も資金も必要がないネットビジネスは高校生だって成功すりゃ億万長者だ。
そういった意味では宝の山には違いない。
20年近く前、俺は家庭教師の派遣業の会社に入社した。
派遣業とは言っても、内実は単なる高額教材販売会社である。
当時はアホみたいに儲かったよ。月収70万はざら、100万オーバーも多数、30万なら寝てんのかと同僚にバカにされる始末だ。
営業をやってる時は高学歴化でますます需要は増すばかりの最高のビジネスだと思っていた。
しかし、いつまでも保たなかった。
訪問販売の法律が代わり、個人情報保護法が制定されて情報源である名簿が出回らなくなってしまったことでぼったくりの教材販売商法は息の根を止められた。
まあそれもこれも自分らが悪どく稼ぎまくって世論を敵に回してしまったからだ。
まさに悪銭身につかず。
教材だけじゃないさ、商売はありとあらゆるものがそうさ。
古いところだと黒いダイヤと呼ばれた炭鉱採掘、当時は未曾有の好景気に湧いたのは想像するに難くないが、時代は代わり、石油にトドメを刺された。
その石油にしたっていつかは枯渇し、車はすべて電気で動くようになる。
原発だってそうだ、携わっていた連中は皆、親方日の丸庇護の元、成長が止まることのない、絶対的安定産業だと考えていたはずだがこれからは斜陽産業へと成り下がることはもはや疑いようがない。
今、地方ではどこに行っても駅前の空洞化が目立つ。
昭和50年代までは買い物イコール駅前だったが、現在は大きな駐車場がある郊外のショッピングセンターにはかなわない。
昭和の時代には車が一人一台の時代になるなんて、誰も予見出来なかったから駅前開発を最優先したのである。
今後益々空洞化が進むのは間違いない。
こんな話枚挙にいとまがない。
今、俺が考えているビジネスだっていつかは殺されるんのさ。
人の寿命と同じで順番だから仕方がない。
だから俺が言いたいのは自分が踏んできた轍も踏まえてだが、とにかくなんぼ儲けようとも現状に慢心すんなっていうこと。
不祥事を犯さない限り、絶対にクビを切られない公務員と法律によって身分を保障されている医者と檀家を山ほど抱えている坊さんを除けば、生きている限り、経済上の殺し殺されということは絶対に無縁ではない。
輪廻転生、仕方がないことなのだ。
散々、殺し殺されは見たり味わったりしてきた。
ゆえに自分は振り回されない自信がある。
儲けても浮かれず、いつ殺されてもいいよう、常に新しいものに目を向け、網を張っておこうと思ってる。
リスクのない網を多数張ることによって、仮に一つの網が台風で引きちぎられてしまったとしても、別の網で生きていける。
余談だが俺はフェイスブックなども企業としてはまったく価値がないものだと思っている。
フェイスブックはCEOであるザッカバーグが大学時代にナンパ目的作ったSNSがここまで大きくなったわけだが、裏を返せばザッカバーグ以上の天才が出現すればフェイスブック以上のものを作ってしまうことは十二分に考えられる。
ミクシーだってモバゲーだってそう、天才が現われて今以上のものを作ってしまったらたちまち斜陽である(ネット用語でいうオワコン)。
原資が掛からない分、ネット産業は天才の出現によって以後の展開が左右されてしまう。
もっとも、年功序列も資金も必要がないネットビジネスは高校生だって成功すりゃ億万長者だ。
そういった意味では宝の山には違いない。