グッピーを見ながら
- 2023/06/02
- 10:40
グッピーを飼育している。10匹いるグッピーはすべてオス。グッピーの雌雄判別はいたって簡単。尾びれが広がってカラフルなものがオス、メスは尾びれが小さく体色も地味、観賞魚店やホームセンターではふつうオスメスを分けられて販売されている。
何故オスだけを飼育するのか。
グッピーは雌雄が揃うと繁殖力が旺盛な為、爆発的に増える。
増えれば当然無益な殺生をすることになる。人間のエゴで産ませ、飼えないからといって殺す、善人ぶるつもりはさらさらないが、俺はしたくない。だからといって川や池に流すなどもってのほかだ。
事実、沖縄では捨てられたグッピーが自然繁殖しているし、本土でも工場の雑排水や温泉水が流れ出る水温の高い場所であると沖縄と同じくグッピーが帰化している。最近では福島県でもグッピーが繁殖しているのを確認された。グッピーは元々メダカの仲間であるからメダカと食性が被る。日本固有のメダカと競合するようになり、グッピーが侵蝕している地域ではメダカがいなくなる可能性もある。
熱帯魚飼育の醍醐味の一つに繁殖がある。餌を与え、魚体を愛でるのももちろん楽しいが子供が増えたときも嬉しいものだ。しかしながら、捕食者のいる自然界と違い、飼育環境によっては多くの稚魚が成魚に育ってしまう。育てば今度はその成魚がまた卵を産んで増える。どうしても狭い空間での近親交配になるため背骨が曲がった奇形魚も多い。出来るだけ増やさないのも飼い主の責務だろう。
ただ、元々アロワナやナマズなどの大型肉食魚を飼育しており、増えた稚魚を肉食魚の餌にする、そういう目的があって増やしているのであれば魚を増やすのを否定するものではない。
何度もくどいがミドリガメやザリガニが帰化生物の害獣だとしても、ミドリガメやザリガニに罪はない。ばら撒いた人間が悪い。気化しているグッピーもそう。捨てた人間が悪い。
むかしむかし、神様が生き物を創造したとき、ブラックバスは北米の地で暮らせるようにと考えて神様はブラックバスを作ったはず。まさか、海を渡り、極東の小さな島国に放流されるとは思ってもいなかった。完全な誤算。恐らくだが神様はブラックバスが日本全国の河川湖沼で猛威を振るうことまでを一つの物語として捉え、ブラックバスの創造をしたとは思えない。人為的ならぬ神為的なミスだ。
確かに地球全体を一つの環境として考えるのであればアマゾンの熱帯雨林もアフリカの砂漠もない。ブラックバスやアメリカザリガニがどこにいてもいい。
しかしさすがにその考えは無理がある。
肉も食うし、魚も食う。決してヴィーガンではない。ありがたくいただく命だからこそ、動物の命は尊重すべきだ。殺生は食べる分だけの最低限度に留めたい。その第一歩としてペットを興味本位でむやみに増やさないもあると思う。去勢もせず勝手に増やしておきながら飼育できないからといって犬猫を捨てたり、動物指導センターに持っていき殺処分するのは人として最低な行為。犬猫に限らずすべての生き物がそう。
生き物をエゴによって飼育するのは人間の負う原罪の一つであると思う。同時に高い倫理観を求められる。
何故オスだけを飼育するのか。
グッピーは雌雄が揃うと繁殖力が旺盛な為、爆発的に増える。
増えれば当然無益な殺生をすることになる。人間のエゴで産ませ、飼えないからといって殺す、善人ぶるつもりはさらさらないが、俺はしたくない。だからといって川や池に流すなどもってのほかだ。
事実、沖縄では捨てられたグッピーが自然繁殖しているし、本土でも工場の雑排水や温泉水が流れ出る水温の高い場所であると沖縄と同じくグッピーが帰化している。最近では福島県でもグッピーが繁殖しているのを確認された。グッピーは元々メダカの仲間であるからメダカと食性が被る。日本固有のメダカと競合するようになり、グッピーが侵蝕している地域ではメダカがいなくなる可能性もある。
熱帯魚飼育の醍醐味の一つに繁殖がある。餌を与え、魚体を愛でるのももちろん楽しいが子供が増えたときも嬉しいものだ。しかしながら、捕食者のいる自然界と違い、飼育環境によっては多くの稚魚が成魚に育ってしまう。育てば今度はその成魚がまた卵を産んで増える。どうしても狭い空間での近親交配になるため背骨が曲がった奇形魚も多い。出来るだけ増やさないのも飼い主の責務だろう。
ただ、元々アロワナやナマズなどの大型肉食魚を飼育しており、増えた稚魚を肉食魚の餌にする、そういう目的があって増やしているのであれば魚を増やすのを否定するものではない。
何度もくどいがミドリガメやザリガニが帰化生物の害獣だとしても、ミドリガメやザリガニに罪はない。ばら撒いた人間が悪い。気化しているグッピーもそう。捨てた人間が悪い。
むかしむかし、神様が生き物を創造したとき、ブラックバスは北米の地で暮らせるようにと考えて神様はブラックバスを作ったはず。まさか、海を渡り、極東の小さな島国に放流されるとは思ってもいなかった。完全な誤算。恐らくだが神様はブラックバスが日本全国の河川湖沼で猛威を振るうことまでを一つの物語として捉え、ブラックバスの創造をしたとは思えない。人為的ならぬ神為的なミスだ。
確かに地球全体を一つの環境として考えるのであればアマゾンの熱帯雨林もアフリカの砂漠もない。ブラックバスやアメリカザリガニがどこにいてもいい。
しかしさすがにその考えは無理がある。
肉も食うし、魚も食う。決してヴィーガンではない。ありがたくいただく命だからこそ、動物の命は尊重すべきだ。殺生は食べる分だけの最低限度に留めたい。その第一歩としてペットを興味本位でむやみに増やさないもあると思う。去勢もせず勝手に増やしておきながら飼育できないからといって犬猫を捨てたり、動物指導センターに持っていき殺処分するのは人として最低な行為。犬猫に限らずすべての生き物がそう。
生き物をエゴによって飼育するのは人間の負う原罪の一つであると思う。同時に高い倫理観を求められる。