あまり同情はしていない
- 2023/05/19
- 13:35
収容中の入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん、医師の診察を受けさせなかったのは気の毒であるし、名古屋入管の対応は非常にまずかったといえる。
ただ、彼女に対してそこまで同情できるのかといえば正直なところそれほどでもない。
名古屋入管の体制ばかりがニュースではクローズアップされるが、いったいどういういきさつでウィシュマさんが名古屋入管に収容されたのかを問う声はあまり聞かれない。早い話が不法滞在だ。
不法滞在の原因は母国からの仕送りが途絶えたことで学費の支払いも滞り、通っていた日本語学校が除籍になって在留資格を失ったからだ。政治的な弾圧でも、戦火に逃れてもでもない、無責任なのは仕送りをしなかった家族じゃないか。その家族が賠償金を求めて国を提訴しているのだから頭が痛い。しかも、学校に行かなくなったのは同居していたスリランカ人の男性から暴力をふるわれ心身ともに病んでしまったからである。その同居人も日本で知り合った不良スリランカ人。収容は学校の責任でもなく、いわば収容は自業自得。
いったい何の目的で日本に来たのか、まったく理解できない。DV男を見つけに来日したのか。また遺族は賠償金を求める前になぜ仕送りをしなかったのか。順序があべこべだ。色々間違っている。
医師の診察を受けさせなかったのは確かに決定的にマズい。そこは強く非難されるべきだが、自ら学業を放棄し、男とイチャイチャするために日本に来たのであればウィシュマさんも遺族もいい面の皮だ。Youは何しに日本へ?
実はここまでが前振り。
ウィシュマさんはハンガーストライキによる体調悪化によって亡くなったのかもしれないと述べた日本維新の会の梅村みずほ議員には驚いた。
12日の参院本会議でも「支援者の一言がウィシュマさんに病気になれば仮釈放してもらえるという淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言。
司法関係者を含め、念入りに聞き取り調査をしたうえでの事実なら述べてもいいと思うがすべて憶測だけで意見を述べるのはあまりにも稚拙過ぎて話にならない。「○○だった恐れも否定できない」、国会議員がこれを論拠の拠り所にしてしまうともはやなんでもありになってしまう。居酒屋での与太話のほうがまだマシなレベル。
防災や防衛に関しては「恐れも否定できない」、確かにその通りだと思う。北朝鮮が日本に核ミサイルを撃ち込んでくるかもしれない、震度7クラスの首都直下地震が起きて富士山も爆発する、タラレバの空論であってもそのための準備をしておくのは国の責務だが、個人に対してなんの根拠もないのにそうかもしれないを繰り返したら議論が空回りして先に進まない。
梅村氏は「デマではない。(発言に)根拠はある」と主張しているそうだが、だったら遺族も含め、ぐうの音も出なくなるほどの破壊力抜群な根拠を示すべき。話はそれからだ。
ただ、彼女に対してそこまで同情できるのかといえば正直なところそれほどでもない。
名古屋入管の体制ばかりがニュースではクローズアップされるが、いったいどういういきさつでウィシュマさんが名古屋入管に収容されたのかを問う声はあまり聞かれない。早い話が不法滞在だ。
不法滞在の原因は母国からの仕送りが途絶えたことで学費の支払いも滞り、通っていた日本語学校が除籍になって在留資格を失ったからだ。政治的な弾圧でも、戦火に逃れてもでもない、無責任なのは仕送りをしなかった家族じゃないか。その家族が賠償金を求めて国を提訴しているのだから頭が痛い。しかも、学校に行かなくなったのは同居していたスリランカ人の男性から暴力をふるわれ心身ともに病んでしまったからである。その同居人も日本で知り合った不良スリランカ人。収容は学校の責任でもなく、いわば収容は自業自得。
いったい何の目的で日本に来たのか、まったく理解できない。DV男を見つけに来日したのか。また遺族は賠償金を求める前になぜ仕送りをしなかったのか。順序があべこべだ。色々間違っている。
医師の診察を受けさせなかったのは確かに決定的にマズい。そこは強く非難されるべきだが、自ら学業を放棄し、男とイチャイチャするために日本に来たのであればウィシュマさんも遺族もいい面の皮だ。Youは何しに日本へ?
実はここまでが前振り。
ウィシュマさんはハンガーストライキによる体調悪化によって亡くなったのかもしれないと述べた日本維新の会の梅村みずほ議員には驚いた。
12日の参院本会議でも「支援者の一言がウィシュマさんに病気になれば仮釈放してもらえるという淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながった恐れも否定できない」と発言。
司法関係者を含め、念入りに聞き取り調査をしたうえでの事実なら述べてもいいと思うがすべて憶測だけで意見を述べるのはあまりにも稚拙過ぎて話にならない。「○○だった恐れも否定できない」、国会議員がこれを論拠の拠り所にしてしまうともはやなんでもありになってしまう。居酒屋での与太話のほうがまだマシなレベル。
防災や防衛に関しては「恐れも否定できない」、確かにその通りだと思う。北朝鮮が日本に核ミサイルを撃ち込んでくるかもしれない、震度7クラスの首都直下地震が起きて富士山も爆発する、タラレバの空論であってもそのための準備をしておくのは国の責務だが、個人に対してなんの根拠もないのにそうかもしれないを繰り返したら議論が空回りして先に進まない。
梅村氏は「デマではない。(発言に)根拠はある」と主張しているそうだが、だったら遺族も含め、ぐうの音も出なくなるほどの破壊力抜群な根拠を示すべき。話はそれからだ。