どうでもいい話で納得する心地よさ
- 2023/05/07
- 13:11
NHKではゴールデンウィークを使わない。理由は、「ゴールデン『ウィーク』なのに、一週間以上連休が続く場合がある」、「連休ムードに対して、不快感を抱く視聴者がいる」、「文字数が多く、表記の際に困る」だからだそうだ(ねとらぼアンサーより)。
もちろん、原則であるから場面場面に応じて使用するケースもあるだろう。なにかの地域イベントがゴールデンウイーク〇〇〇であるのをNHKが勝手に変えて大型連休〇〇〇と放送したらそれこそ恣意的な改変で問題にもなるだろうし、生放送中、ゲストのコメンテーターがとっさにゴールデンウイークといったとしても、「只今不適切な表現がありました、お詫びして訂正いたします」と、アナウンサーが神妙な面持ちで頭を下げるとは思えない。
個人的には一週間を越えようがゴールデンウィークはゴールデンウィークだと思うし、連休ムードに不快感を覚える人の料簡の狭さはまさに苦虫を噛み潰す思いでしかないが、納得した。
大型連休中(!)、この手の豆知識で得心したことがある。
街中を歩いていると、「コンドルは飛んでいく」がどこからともなく流れてきた。アンデス地方のフォルクローレ、誰も一度は聴いた経験がある名曲だ。特に1970年にリリースされたサイモン&ガーファンクルによる独自の歌詞が付されたカバーは世界的に有名。俺も中学生のとき、音楽の授業で、縦笛を使って演奏したのを覚えている。
しかしながら、そのコンドルについては殆どなにも知らない。パチスロ4号機のクランキーコンドルも技術介入やリプレイハズシが面倒で打った記憶がまるでない。
ウィキペディアで早速コンドルを調べてみた。
コンドルの首から上は羽毛が生えておらず皮膚が剥き出しになっている。いわゆるハゲタカだ。グロテスクといえばグロテスク。しかしながら、その皮膚が剥き出しになっているのにも理由があるという。
ウィキペディアの解説によると、大型動物の死体に頭を突っ込んで餌をとる際に、自己消化や腐敗で発生する浸出液や血液などが羽毛に染み込んで不衛生になるのを避けるためとある。つまり血液や体液、ばい菌が皮膚についたとしても羽毛がないので、すぐに乾燥する。また、菌や血液が付着しても紫外線が強い、高地を旋回することで、殺菌が可能であると。
なるほど。
先のNHKの大型連休同様、興味のない人にはひどくどうでもいい話であっても、自然科学好きには非常に刺さる内容だ。実にいい話を知ったと膝を叩く思い。
インターネットには様々な功罪があり、ともすれば人命や財産を奪う力もあるが、こうして知的好奇心を満たす正の側面もある。
ネットで喰っていながら、ネットには傾倒せず、SNSすらまったくやっていない。このぐらいの距離感の方が疲れずに済むから楽。
もちろん、原則であるから場面場面に応じて使用するケースもあるだろう。なにかの地域イベントがゴールデンウイーク〇〇〇であるのをNHKが勝手に変えて大型連休〇〇〇と放送したらそれこそ恣意的な改変で問題にもなるだろうし、生放送中、ゲストのコメンテーターがとっさにゴールデンウイークといったとしても、「只今不適切な表現がありました、お詫びして訂正いたします」と、アナウンサーが神妙な面持ちで頭を下げるとは思えない。
個人的には一週間を越えようがゴールデンウィークはゴールデンウィークだと思うし、連休ムードに不快感を覚える人の料簡の狭さはまさに苦虫を噛み潰す思いでしかないが、納得した。
大型連休中(!)、この手の豆知識で得心したことがある。
街中を歩いていると、「コンドルは飛んでいく」がどこからともなく流れてきた。アンデス地方のフォルクローレ、誰も一度は聴いた経験がある名曲だ。特に1970年にリリースされたサイモン&ガーファンクルによる独自の歌詞が付されたカバーは世界的に有名。俺も中学生のとき、音楽の授業で、縦笛を使って演奏したのを覚えている。
しかしながら、そのコンドルについては殆どなにも知らない。パチスロ4号機のクランキーコンドルも技術介入やリプレイハズシが面倒で打った記憶がまるでない。
ウィキペディアで早速コンドルを調べてみた。
コンドルの首から上は羽毛が生えておらず皮膚が剥き出しになっている。いわゆるハゲタカだ。グロテスクといえばグロテスク。しかしながら、その皮膚が剥き出しになっているのにも理由があるという。
ウィキペディアの解説によると、大型動物の死体に頭を突っ込んで餌をとる際に、自己消化や腐敗で発生する浸出液や血液などが羽毛に染み込んで不衛生になるのを避けるためとある。つまり血液や体液、ばい菌が皮膚についたとしても羽毛がないので、すぐに乾燥する。また、菌や血液が付着しても紫外線が強い、高地を旋回することで、殺菌が可能であると。
なるほど。
先のNHKの大型連休同様、興味のない人にはひどくどうでもいい話であっても、自然科学好きには非常に刺さる内容だ。実にいい話を知ったと膝を叩く思い。
インターネットには様々な功罪があり、ともすれば人命や財産を奪う力もあるが、こうして知的好奇心を満たす正の側面もある。
ネットで喰っていながら、ネットには傾倒せず、SNSすらまったくやっていない。このぐらいの距離感の方が疲れずに済むから楽。