ランキングを見るといつも結構上位に表示されているが、このランキングは果たして信用性があるものなのか。本当は全く読まれておらず、実は適当にランク付けをしているのではなかろうか。そう思えてならない。全然読まれている実感がない。
記事を書いている当事者からすると言うなれば下北沢あたりにある通りから一本奥に入った場末の小さな劇場、そこで俺が好き勝手に喋っている感覚に近い。観客は完全に間違って入ってきたと思われる若いカップルが二人と、物好きなおっさんが一人、そして居眠り目的で入ってきた酔っ払いが一人の計4人。ガラガラの劇場で寒~い話をして、こぼれるのは失笑だけ。本当は笑われているだけなのに、ウケたと勘違いしている間抜けなピエロ。このピエロは笑わすと笑われるの違いを知らない。
もっとも元々アクセス数などまるで気にしておらず、単に備忘録と自己満足のためだけに記事を書いているのでピエロであることに不快感を募らせもしない。要は読んでくれている人などせいぜい日々数人程度なのに、長い間書いてくれているから、お慰みで少し数字を盛ってあげようかといらぬお節介を焼かれてはいまいかとそこが少し気になる。
だいたい、読まれる意味が自分でもよくわからない。高卒バカ、バツイチ、不細工、前科あり、社会的には完全なる落ちこぼれだ。前科者でもこうして生きていると蔑むために読むのであれば多少なりとも意味もあろうが、中身は完全に独りよがりのナンセンスブログ。
『不思議の国のアリス』には、「大カラスと書きもの机が似ているのはなぜか?」と問うなぞなぞが登場する。アリスが答えがわからず降参すると、謎をかけた帽子屋自身が実は自分も答えを知らないのだと答える。もはやなぞなぞでもなんでもない。このくだりに学ぶべき教訓などなにもない。北枕もそれに近い。