大丸別荘のレジオネラ菌塗れの浴槽から学ぶ
- 2023/03/14
- 21:43
大丸別荘の件、考えようによっては示唆に富み、ビジネスのヒントが隠されているような気がする。記事にも書いたスーパー銭湯との対比では保健所の指示を守っているスーパー銭湯がボロクソにいわれ、レジオネラ菌3000倍の大丸別荘が絶賛される。この対比を我々も見習い、これをビジネスにも、果てには人生にも活そうではないか。
最近はさすがにしなくなったが、WEB制作者として独立したての頃は殆どの制作依頼を出来もしないのに出来ますといって商談に臨んでいた。初めて聞く話も、「出来ます」、「大丈夫です」で押し通した。帰ってからなんのことか調べる。あああの人がいってたのはこれのことだったのかと、調べて初めてわかる。それなのに出来るといって請けてしまう。順序が完全に逆だ。危なっかしく無鉄砲極まりない。
ポイントは堂々と嘘をつく。嘘も出来てしまえば真実になる。ヒトラーも著書「わが闘争」で、「大衆は小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい」と述べており、ナチ党の宣伝相ゲッベルスも「嘘も百回言えば真実となる」と語っている。
起業家を目指す人のなかには下準備を念入りにする人がいる。創業セミナーに通って起業家としての心構えを学んだりする。「大胆に嘘をつけ」、「嘘は大きければ大きいほどよい」と語る講師は信用できる。反対に「安請け合いをしない」、「依頼の受託は慎重に」、「コンプライアンスを守り誠実に」、こんな話ばかりの講師は小物過ぎて参考にならない。もっとも、自治体や商工会主催の創業セミナーで、嘘のつき方をレクチャー出来る講師はまずいまい。だからこそ、その手のセミナーなど意味がない。バカバカしくて聞いてられない。
もちろん、嘘をついたがために、痛い目にあった経験は一度や二度じゃない。取引先にも迷惑をかけた。でも、そうやって場数を踏んで今がある。どのみち昨日今日出来た会社だか個人事業主だかわからないところに社運をかけるような依頼などしない。それであれば請けてしまって後から考えればいい。最終的に出来なかったら金を返せばいい。それでも納得しなかったら、「訴えるでもなんでも好きにしろい」と堂々と開き直る。盗人猛々しいといったらありゃしない。
凛とした佇まいの大丸別荘にみんな騙されてしまった。たまたま、今回の騒動で嘘が露呈してしまったが、それまでは「あせもで掻きむしった娘の肌がすべすべに」、「乾燥肌で薬の欠かせない自分も薬がほぼ不要に」とあろうことか病気まで治してしまっている。まさに見上げたもんだね、屋根屋のふんどし。日雇い労働者のたまり場である場末の銭湯なら初めから疑って掛かるが、昭和天皇もお泊まりになった老舗温泉旅館、もうこれだけで、人は間違いないものと信じて疑わない。人間の感性なんて所詮そんなものなのだ。
はったり八分の実力二分、人間行き詰まったら大丸別荘のレジオネラ菌塗れの浴槽を思い出したい。
最近はさすがにしなくなったが、WEB制作者として独立したての頃は殆どの制作依頼を出来もしないのに出来ますといって商談に臨んでいた。初めて聞く話も、「出来ます」、「大丈夫です」で押し通した。帰ってからなんのことか調べる。あああの人がいってたのはこれのことだったのかと、調べて初めてわかる。それなのに出来るといって請けてしまう。順序が完全に逆だ。危なっかしく無鉄砲極まりない。
ポイントは堂々と嘘をつく。嘘も出来てしまえば真実になる。ヒトラーも著書「わが闘争」で、「大衆は小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい」と述べており、ナチ党の宣伝相ゲッベルスも「嘘も百回言えば真実となる」と語っている。
起業家を目指す人のなかには下準備を念入りにする人がいる。創業セミナーに通って起業家としての心構えを学んだりする。「大胆に嘘をつけ」、「嘘は大きければ大きいほどよい」と語る講師は信用できる。反対に「安請け合いをしない」、「依頼の受託は慎重に」、「コンプライアンスを守り誠実に」、こんな話ばかりの講師は小物過ぎて参考にならない。もっとも、自治体や商工会主催の創業セミナーで、嘘のつき方をレクチャー出来る講師はまずいまい。だからこそ、その手のセミナーなど意味がない。バカバカしくて聞いてられない。
もちろん、嘘をついたがために、痛い目にあった経験は一度や二度じゃない。取引先にも迷惑をかけた。でも、そうやって場数を踏んで今がある。どのみち昨日今日出来た会社だか個人事業主だかわからないところに社運をかけるような依頼などしない。それであれば請けてしまって後から考えればいい。最終的に出来なかったら金を返せばいい。それでも納得しなかったら、「訴えるでもなんでも好きにしろい」と堂々と開き直る。盗人猛々しいといったらありゃしない。
凛とした佇まいの大丸別荘にみんな騙されてしまった。たまたま、今回の騒動で嘘が露呈してしまったが、それまでは「あせもで掻きむしった娘の肌がすべすべに」、「乾燥肌で薬の欠かせない自分も薬がほぼ不要に」とあろうことか病気まで治してしまっている。まさに見上げたもんだね、屋根屋のふんどし。日雇い労働者のたまり場である場末の銭湯なら初めから疑って掛かるが、昭和天皇もお泊まりになった老舗温泉旅館、もうこれだけで、人は間違いないものと信じて疑わない。人間の感性なんて所詮そんなものなのだ。
はったり八分の実力二分、人間行き詰まったら大丸別荘のレジオネラ菌塗れの浴槽を思い出したい。