のり弁を見直す時期
- 2023/03/03
- 11:24
相変わらずのり弁が大好きだ。若かりし頃、財布が寂しくのり弁の世話になった人も多いはず。しかし職場にも慣れ、財布にも余裕が出てくるとまるで初めからなかったかのように、人はのり弁から遠ざかり、幕の内弁当や焼肉弁当、ハンバーグ弁当に移っていく。多くの人は年とともにのり弁を冷たくあしらい、見向きもしなくなる。
学生時代、仕送りでは足りず、若者の空腹を満たしたのは近所の弁当屋さんで買ったのり弁大盛。入社して暫くはまとまった給料がもらえず、給料日前はいつも決まって金欠。胃袋の危機を救ったのは百円玉3枚でお釣りがきたのり弁。のり弁には苦い思い出ばかりだ。
戦争を経験した世代にはすいとんを毛嫌いする人がいる。あの悲惨な戦争を思い出すから食べたくないと口をつぐむ。戦時中はすいとんの原料である小麦はもちろんのこと、調味料の入手も難しく、具のないひどく薄味なすいとんを食べ、耐え忍んだ。貧しい思い出以上にすいとんが嫌なのは業火に焼かれ、多くの尊い命が失われた悲しい記憶がすいとんを啜(すす)ると思い出されるからだ。二度と悲劇は繰り返したくない。
生活にゆとりが出て、のり弁から遠ざかり、デラックス弁当を食べるようになるのは戦争経験者がすいとんを嫌うのと同じ理由なのかもしれない。
のり弁の歴史を紐解くと、1976年まで遡る。ほっかほっか亭(現・ほっともっと)第一号店が家庭に広まっていた「のりおかか弁当」をアレンジして、売り出したのが初めてだ。当初は白身フライではなく、焼き魚が乗せてあったが、コストや手間を考え、途中から現在の白身フライに変わった。おかずが白身フライの1品じゃ寂しいと追加されたのがちくわ天だ。
ロシアのウクライナ侵攻により、小麦の値段が上がり続ける。原油高も拍車をかけ、のり弁の値段も上がった。これからも上がるだろう。政府は2%のインフレを健全なインフレだと主張するが、それは戦争もコロナもない平時の話である。のり弁が高級品と呼ばれるような時代にならぬよう、岸田総理にはしっかりとした国家予算の配分を求む。
朝日新聞、天声人語のノリでブログを書いてみた。馬鹿馬鹿しい。つまらねぇんだよ、クソがっ。
学生時代、仕送りでは足りず、若者の空腹を満たしたのは近所の弁当屋さんで買ったのり弁大盛。入社して暫くはまとまった給料がもらえず、給料日前はいつも決まって金欠。胃袋の危機を救ったのは百円玉3枚でお釣りがきたのり弁。のり弁には苦い思い出ばかりだ。
戦争を経験した世代にはすいとんを毛嫌いする人がいる。あの悲惨な戦争を思い出すから食べたくないと口をつぐむ。戦時中はすいとんの原料である小麦はもちろんのこと、調味料の入手も難しく、具のないひどく薄味なすいとんを食べ、耐え忍んだ。貧しい思い出以上にすいとんが嫌なのは業火に焼かれ、多くの尊い命が失われた悲しい記憶がすいとんを啜(すす)ると思い出されるからだ。二度と悲劇は繰り返したくない。
生活にゆとりが出て、のり弁から遠ざかり、デラックス弁当を食べるようになるのは戦争経験者がすいとんを嫌うのと同じ理由なのかもしれない。
のり弁の歴史を紐解くと、1976年まで遡る。ほっかほっか亭(現・ほっともっと)第一号店が家庭に広まっていた「のりおかか弁当」をアレンジして、売り出したのが初めてだ。当初は白身フライではなく、焼き魚が乗せてあったが、コストや手間を考え、途中から現在の白身フライに変わった。おかずが白身フライの1品じゃ寂しいと追加されたのがちくわ天だ。
ロシアのウクライナ侵攻により、小麦の値段が上がり続ける。原油高も拍車をかけ、のり弁の値段も上がった。これからも上がるだろう。政府は2%のインフレを健全なインフレだと主張するが、それは戦争もコロナもない平時の話である。のり弁が高級品と呼ばれるような時代にならぬよう、岸田総理にはしっかりとした国家予算の配分を求む。
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