鹿が見つかったとか
- 2022/12/16
- 14:23
『茨城県は15日、茨城、福島、栃木3県の県境地域(八溝山周辺地域)で、雄のニホンジカ計4頭が捕獲されたと発表した。4頭のうち2頭は茨城県側の大子町で、幼獣と成獣が1頭ずつだった。茨城県は国内で唯一、シカの非生息域とされていて、今後定着、繁殖した場合は植栽木の食害や樹皮剥ぎなど深刻な森林被害が懸念される。(後略)』
(茨城新聞ニュース)
このニュースは興味深い。
茨城は全国有数の自然に恵まれた地域(早い話ど田舎)であるが、意外に野生動物の種類は少ない。熊、猿、鹿はいないことになっている。
東京、神奈川は熊も猿も鹿もいるのに(もちろん三多摩の奥地や箱根の山奥だろうが)、茨城は一つもいない。意外っていえば意外だと思うし、むしろ、田舎過ぎて熊、猿、鹿、すべていると思われているかもしれない。
過去に猿、熊が出現したことがあったが、それはあくまでも福島や栃木から流れてきた個体であり、唯一、茨城で野生動物に注意すべきはイノシシだけ。イノシシはむしろ多い。
ちなみに俺とイノシシとの勝負は1勝1敗、どちらも常陸大宮市内の国道沿いだ。1度は呆気にとられ、こちらが後ずさりしてしまったが、2度目は山肌まで追いつめた。エルボーかまして気絶したところをチョークスリーパーで仕留めてやろうと思ったが、野郎(メスかもしれないが)、びっくりして逃げやがった。この勝負、俺の勝ちでいいだろう。おふくろにはバカなことはやめろとこっぴどく叱られた。
話を戻す、鹿が定着したらこれはかなり厄介、鹿の食害は他県でもかなり報告されており、林業や農業に従事する方からすると深刻な問題だろう。残酷かもしれないが、見つけたら殺すしかないだろうなと思う。特に茨城県の場合は熊がいないのも大きい、つまり、天敵がいないため、ねずみ算式(ネズミじゃなく鹿だが)に増えていってしまう可能性がある。人との共存共栄は無理だろうなと思う。
なお、うちの実家のすぐ近くに南高野貝塚(日立市)という貝塚がある。ここの貝塚から鹿の骨が出土している。今から1万年ぐらい前には日立市にも鹿がいたのだ。
これがいつ絶滅したのか、不思議でならない。
昭和に入ってからというわけではなかろう。
大正生まれの婆さんにも鹿の話なんて聞いたことがなかった。どんなに直近でも明治時代であるが明治に絶滅したのか、それとも明治以前か、よく分からない、鹿なんて自然環境さえ豊かであれば基本的にどんどん増える生き物だと思う。一応、日立市近郊の鹿が絶滅した原因にニホンオオカミの線も考えられなくもないが、カナダに生息するシンリンオオカミなにらともかく、柴犬より少し大きい程度のニホンオオカミに鹿を倒せるだけの力があるとは思えない。唯一あるとすれば小鹿であろうが、小鹿は親と一緒にいるからなかなか隙がない。
となれば熊か人だ。
その熊がいた形跡も茨城県にはない。
やはり日立市から鹿がいなくなったのは人為的なものだと思う。
江戸時代以前であると弓矢で射るか、罠を仕掛けるかであるからかなり効率が悪い。絶滅するほど獲るのは相当困難だ。となれば日立地方の鹿の絶滅は鉄砲が一般的になった江戸時代か、こんなことを考えているのは俺ぐらいなものだと思う。
(茨城新聞ニュース)
このニュースは興味深い。
茨城は全国有数の自然に恵まれた地域(早い話ど田舎)であるが、意外に野生動物の種類は少ない。熊、猿、鹿はいないことになっている。
東京、神奈川は熊も猿も鹿もいるのに(もちろん三多摩の奥地や箱根の山奥だろうが)、茨城は一つもいない。意外っていえば意外だと思うし、むしろ、田舎過ぎて熊、猿、鹿、すべていると思われているかもしれない。
過去に猿、熊が出現したことがあったが、それはあくまでも福島や栃木から流れてきた個体であり、唯一、茨城で野生動物に注意すべきはイノシシだけ。イノシシはむしろ多い。
ちなみに俺とイノシシとの勝負は1勝1敗、どちらも常陸大宮市内の国道沿いだ。1度は呆気にとられ、こちらが後ずさりしてしまったが、2度目は山肌まで追いつめた。エルボーかまして気絶したところをチョークスリーパーで仕留めてやろうと思ったが、野郎(メスかもしれないが)、びっくりして逃げやがった。この勝負、俺の勝ちでいいだろう。おふくろにはバカなことはやめろとこっぴどく叱られた。
話を戻す、鹿が定着したらこれはかなり厄介、鹿の食害は他県でもかなり報告されており、林業や農業に従事する方からすると深刻な問題だろう。残酷かもしれないが、見つけたら殺すしかないだろうなと思う。特に茨城県の場合は熊がいないのも大きい、つまり、天敵がいないため、ねずみ算式(ネズミじゃなく鹿だが)に増えていってしまう可能性がある。人との共存共栄は無理だろうなと思う。
なお、うちの実家のすぐ近くに南高野貝塚(日立市)という貝塚がある。ここの貝塚から鹿の骨が出土している。今から1万年ぐらい前には日立市にも鹿がいたのだ。
これがいつ絶滅したのか、不思議でならない。
昭和に入ってからというわけではなかろう。
大正生まれの婆さんにも鹿の話なんて聞いたことがなかった。どんなに直近でも明治時代であるが明治に絶滅したのか、それとも明治以前か、よく分からない、鹿なんて自然環境さえ豊かであれば基本的にどんどん増える生き物だと思う。一応、日立市近郊の鹿が絶滅した原因にニホンオオカミの線も考えられなくもないが、カナダに生息するシンリンオオカミなにらともかく、柴犬より少し大きい程度のニホンオオカミに鹿を倒せるだけの力があるとは思えない。唯一あるとすれば小鹿であろうが、小鹿は親と一緒にいるからなかなか隙がない。
となれば熊か人だ。
その熊がいた形跡も茨城県にはない。
やはり日立市から鹿がいなくなったのは人為的なものだと思う。
江戸時代以前であると弓矢で射るか、罠を仕掛けるかであるからかなり効率が悪い。絶滅するほど獲るのは相当困難だ。となれば日立地方の鹿の絶滅は鉄砲が一般的になった江戸時代か、こんなことを考えているのは俺ぐらいなものだと思う。