ポンコツ一家
- 2022/10/25
- 11:47
自分自身、まったく文才はない。へりくだるつもりはさらさらなく本当に下手。ただ下手の横好きで書くのがそこまで苦にならないというだけ。
そんな自分が最近この人の書く文章は上手いなあと感心した人がいる。その人とはタレントのにしおかすみこさん。彼女がウェブメディアに連載している「ポンコツ一家」は実に面白い。文章の語り口が実に軽妙でついつい引き込まれてしまう。
十数年前にブレイクした彼女の代名詞でもあるあのSM漫談には興味がまったくなかった。
正直、エンタの神様でもいったいなにが面白いのか分からず不思議に思ったものである。彼女のSM漫談を見て笑った記憶がまるでない、だからといってSM芸に偏見があるわけではない、事実、レイザーラモンHGはゲラゲラ笑った、もっともあれはハードゲイだからSM漫談とはカテゴリーが違うのか、境界線がよく分からない。単純ににしおかさんのSM漫談が自分の肌には合わなかったのであろう。但しやたらと美形だったのはよく覚えている。
あれから年は流れて幾星霜、テレビといえば土日の競馬中継を除くとNHKしか見ない。ニュースとダーウィンが来た、そしてNHKスペシャルぐらいだ。1週間でテレビを見るのは合計5時間程度ではないのか、テレビのリモコンは1と7(土曜競馬)と8(日曜競馬)しか押さない。そのため今どんなエンタメが流行っているのか知らない。そういうテレビを殆ど見ない人間が言ってもなんの説得力はないが、あまりにしおかさんの話を聞かなくなったような気がする。気がするだけでなく、事実、芸能の仕事がない日は友達の会社でアルバイトをしているとにしおかさんはポンコツ一家で語っている。芸能界の浮き沈みは激しい。
だからこそヤフーニュースでにしおかさんの記事を見たときは懐かしいと思った。率直な感想だ。
リンクを辿り、なんとなく読んでみたら、これが掛け値なしに面白い。
たまらずにしおかさんを調べみる。こんなときに便利なのがウィキペディア、にしおかさんのことを調べたら、なんだよ、青学出の才女じゃないか、文章が上手いのも妙に納得だ。青学と聞いて少し萎えた。
俺の卒業した高校で青学や東京六大学(東大は除く)、東京理科大、中央大に行けるのはトップの20人くらいまでだ。その20人はやはり頭がよかった。その次のそこそこ成績のいい集団が地元の茨大か日東駒専に進学、更にその下は大東亜帝国とか成蹊(安倍元総理の母校)、今では地元でも名うてのバカ高校であるが30年前はそれなりに出来る奴もいた。
現在とは生徒数がまるで違い、俺たち世代は第二次ベビーブームの頂点、競争率が凄まじく高く、今よりも大学に入るのはかなり厳しかった時代だ、そんななかで旧帝大とは言わずとも青学や六大学(くれぐれも東大は除く)に入れた人は称賛されて然るべきだと俺は思う、日東駒専でも十分凄い。今は知らない。
当時、母校は一応進学校と呼ばれていた。但し俺は言うまでもなくいずれの集団にも入っていない。化学の試験では2点だった。下から数えた方が早いポンコツだ。唯一出来たのが日本史と現代文、センター試験の現代文、自己採点では満点に近かった。但し古文漢文がボロボロで確か200点満点のテストで140点ぐらいだったと思う。
ちなみに俺が高校に入学した年、入学式で、「今年は慶応義塾大学に受かった先輩がいます、君たちも頑張って後に続いて欲しい」と校長が語っていたのを覚えている。校長はよっぽど慶応に受かった卒業生がいることを誇らしく思ったのだろうが、その人は聞けばなんと六浪をしたという。現役で入った学生が大学どころか大学院まで卒業している年だ。
確かに慶応は凄いが、六浪はどうなのと思った。凄いのはごくつぶしを六年もの間、食わせていた親の方じゃないのか。慶応?いつまでも夢みてぇなことをいってんな、さっさと働け、バカ野郎と、うちなら確実にどやされる。どやされるだけならまだいい、親父は口より先に手が出る。まあ、人んちのことだからどうでもいいが。
一流大卒者だから物書きが上手いというのも短絡的だが、しがない高卒者の俺には及ばぬところがあるもの事実。まずボキャブラリーが俺はとにかく貧困。横文字を多用されるとなんでわざわざ英語で書くのだ、日本人なら日本語で書けと憤る。スティグマとか、ラディカルとかそんな単語知らねぇよ。イチイチスマホで意味を調べるのが面倒くさい。
じゃあ日本語なら分かるのかといえばそれもかなり微妙、バカにもわかるように書けと言いたくなる。最近知った「妍き」、こんな漢字今まで見たことがない、「かおよき」と読むそうだ。知らない俺が悪いのか、バカを意識しないインテリが悪いのか、自分でもよく分からないがイライラすることがある。
話を戻す、にしおかさんのポンコツ一家に関して言えば講談社のウェブメディアであるから、掲載前にベテラン編集者がぬかりなく推敲もしているのだろう。このブログのように決して行き当たりばったりではないはずだ。
しかし、根っこの部分はにしおかさん自身が考えているのであろうからやはりにしおかさんは地頭がよくそもそも優秀なのだ。青学卒ということで少し萎えてしまったが、それを差し引いても上手に書かれている文章を読むのはとても気持ちがいいものである。これからも引き続き読みたい。
そんな自分が最近この人の書く文章は上手いなあと感心した人がいる。その人とはタレントのにしおかすみこさん。彼女がウェブメディアに連載している「ポンコツ一家」は実に面白い。文章の語り口が実に軽妙でついつい引き込まれてしまう。
十数年前にブレイクした彼女の代名詞でもあるあのSM漫談には興味がまったくなかった。
正直、エンタの神様でもいったいなにが面白いのか分からず不思議に思ったものである。彼女のSM漫談を見て笑った記憶がまるでない、だからといってSM芸に偏見があるわけではない、事実、レイザーラモンHGはゲラゲラ笑った、もっともあれはハードゲイだからSM漫談とはカテゴリーが違うのか、境界線がよく分からない。単純ににしおかさんのSM漫談が自分の肌には合わなかったのであろう。但しやたらと美形だったのはよく覚えている。
あれから年は流れて幾星霜、テレビといえば土日の競馬中継を除くとNHKしか見ない。ニュースとダーウィンが来た、そしてNHKスペシャルぐらいだ。1週間でテレビを見るのは合計5時間程度ではないのか、テレビのリモコンは1と7(土曜競馬)と8(日曜競馬)しか押さない。そのため今どんなエンタメが流行っているのか知らない。そういうテレビを殆ど見ない人間が言ってもなんの説得力はないが、あまりにしおかさんの話を聞かなくなったような気がする。気がするだけでなく、事実、芸能の仕事がない日は友達の会社でアルバイトをしているとにしおかさんはポンコツ一家で語っている。芸能界の浮き沈みは激しい。
だからこそヤフーニュースでにしおかさんの記事を見たときは懐かしいと思った。率直な感想だ。
リンクを辿り、なんとなく読んでみたら、これが掛け値なしに面白い。
たまらずにしおかさんを調べみる。こんなときに便利なのがウィキペディア、にしおかさんのことを調べたら、なんだよ、青学出の才女じゃないか、文章が上手いのも妙に納得だ。青学と聞いて少し萎えた。
俺の卒業した高校で青学や東京六大学(東大は除く)、東京理科大、中央大に行けるのはトップの20人くらいまでだ。その20人はやはり頭がよかった。その次のそこそこ成績のいい集団が地元の茨大か日東駒専に進学、更にその下は大東亜帝国とか成蹊(安倍元総理の母校)、今では地元でも名うてのバカ高校であるが30年前はそれなりに出来る奴もいた。
現在とは生徒数がまるで違い、俺たち世代は第二次ベビーブームの頂点、競争率が凄まじく高く、今よりも大学に入るのはかなり厳しかった時代だ、そんななかで旧帝大とは言わずとも青学や六大学(くれぐれも東大は除く)に入れた人は称賛されて然るべきだと俺は思う、日東駒専でも十分凄い。今は知らない。
当時、母校は一応進学校と呼ばれていた。但し俺は言うまでもなくいずれの集団にも入っていない。化学の試験では2点だった。下から数えた方が早いポンコツだ。唯一出来たのが日本史と現代文、センター試験の現代文、自己採点では満点に近かった。但し古文漢文がボロボロで確か200点満点のテストで140点ぐらいだったと思う。
ちなみに俺が高校に入学した年、入学式で、「今年は慶応義塾大学に受かった先輩がいます、君たちも頑張って後に続いて欲しい」と校長が語っていたのを覚えている。校長はよっぽど慶応に受かった卒業生がいることを誇らしく思ったのだろうが、その人は聞けばなんと六浪をしたという。現役で入った学生が大学どころか大学院まで卒業している年だ。
確かに慶応は凄いが、六浪はどうなのと思った。凄いのはごくつぶしを六年もの間、食わせていた親の方じゃないのか。慶応?いつまでも夢みてぇなことをいってんな、さっさと働け、バカ野郎と、うちなら確実にどやされる。どやされるだけならまだいい、親父は口より先に手が出る。まあ、人んちのことだからどうでもいいが。
一流大卒者だから物書きが上手いというのも短絡的だが、しがない高卒者の俺には及ばぬところがあるもの事実。まずボキャブラリーが俺はとにかく貧困。横文字を多用されるとなんでわざわざ英語で書くのだ、日本人なら日本語で書けと憤る。スティグマとか、ラディカルとかそんな単語知らねぇよ。イチイチスマホで意味を調べるのが面倒くさい。
じゃあ日本語なら分かるのかといえばそれもかなり微妙、バカにもわかるように書けと言いたくなる。最近知った「妍き」、こんな漢字今まで見たことがない、「かおよき」と読むそうだ。知らない俺が悪いのか、バカを意識しないインテリが悪いのか、自分でもよく分からないがイライラすることがある。
話を戻す、にしおかさんのポンコツ一家に関して言えば講談社のウェブメディアであるから、掲載前にベテラン編集者がぬかりなく推敲もしているのだろう。このブログのように決して行き当たりばったりではないはずだ。
しかし、根っこの部分はにしおかさん自身が考えているのであろうからやはりにしおかさんは地頭がよくそもそも優秀なのだ。青学卒ということで少し萎えてしまったが、それを差し引いても上手に書かれている文章を読むのはとても気持ちがいいものである。これからも引き続き読みたい。