恐らく片手落ちのままうやむや
- 2022/10/19
- 09:55
「私が責任を持って統一教会問題を解決する」とは岸田総理の答弁、聞いてばかりで実行力のまるでない岸田さんのことだ、今回もまたしっかりと聞いてくれるのだろうなと思ってしまう(呆)。
統一教会問題でクローズアップされているのは議員の選挙協力や政治献金のことばかりであるが、本当にそれだけかと思ってしまう。統一教会の支部は日本全国あらゆる場所に存在する。もちろん、水戸にもある。県庁のすぐそばに五階建ての立派なビルが建っている。恐らく県庁所在地や政令指定都市には教団関連の施設が存在するはずだ(すべては調べていないが)。
このビルを見て思うのはビルの建設に際し、自民党が関連する建設会社が携わっているのか、いないのか。田中角栄は元より、自民党議員の中には直接、間接を問わず、土建業者や建設業者と関わりのある議員が多い。特に建設族、道路族の議員は何かしらの建設業に関わっているだろう。教団がこのビルを建てるのにいったいどこの業者に依頼したのか。
自民党議員の経営する、或いは親族など深い関係のある建設会社に建設を依頼したのであればそれはもはや体のいい迂回献金だろう。
違法性がかなり高いとはいえ、旧統一教会それ自体はあくまでも民間団体である。その民間団体がどこの企業にビルの建設を依頼しようがそれは民間団体の勝手といえば勝手であるが、ビル建設を介して政治家と教団との関係がずぶずぶになるようであれば公平公正な政治活動が果たして出来るのかと訝しく思うのは当然であろう。
選挙協力や政治献金の調査をして、調査終了では片手落ちも甚だしい。マスコミもなぜかこういうことには踏み込まない。
どうせやるなら徹底的にやれよと思うが、徹底的にやればやるほどただならぬ関係ばかりが掘り起こされてしまうであろうから、恐らく、金輪際、選挙協力は依頼しません、今後一切、政治献金も受けません、これにて一件落着と、うやむやにされそうだ。
昔からピンチは最大のチャンスだという。岸田さんが議員生命を懸け、閣僚の罷免までを含め、統一教会問題に切り込めば支持率も上がる。岸田さんが衆議院を解散しない限り、向こう3年間、国政選挙はないのだから、本来ならばやりたい放題が出来る千載一遇の大チャンスだ。
その点、小泉さんは郵政と道路公団という聖域に踏み込んだのは立派。メガバンクをもしのぐ、道路公団などの特殊法人等に流れていた三百兆円超の郵貯・簡保資金が民間運用されるようになったのは事実、もちろん、過疎地域でのサービス低下や社員の自爆営業、不適切な保険勧誘など民営化による弊害があるのは承知だが、結果として郵政と道路公団の民営化は正しかったと思う。
ここが岸田さんの正念場だ。敵は立憲民主党や共産党ではなく、身内である自民党、日本人は昔から暴れん坊将軍だとか水戸黄門だとか、勧善懲悪もののストーリーが大好きである。利権をむさぼる悪代官をバッタバッタとやっつける、こういうお話が大好きなのだ。
しかし、あの性格じゃ、それも出来んだろうなと思う・・・。
統一教会問題でクローズアップされているのは議員の選挙協力や政治献金のことばかりであるが、本当にそれだけかと思ってしまう。統一教会の支部は日本全国あらゆる場所に存在する。もちろん、水戸にもある。県庁のすぐそばに五階建ての立派なビルが建っている。恐らく県庁所在地や政令指定都市には教団関連の施設が存在するはずだ(すべては調べていないが)。
このビルを見て思うのはビルの建設に際し、自民党が関連する建設会社が携わっているのか、いないのか。田中角栄は元より、自民党議員の中には直接、間接を問わず、土建業者や建設業者と関わりのある議員が多い。特に建設族、道路族の議員は何かしらの建設業に関わっているだろう。教団がこのビルを建てるのにいったいどこの業者に依頼したのか。
自民党議員の経営する、或いは親族など深い関係のある建設会社に建設を依頼したのであればそれはもはや体のいい迂回献金だろう。
違法性がかなり高いとはいえ、旧統一教会それ自体はあくまでも民間団体である。その民間団体がどこの企業にビルの建設を依頼しようがそれは民間団体の勝手といえば勝手であるが、ビル建設を介して政治家と教団との関係がずぶずぶになるようであれば公平公正な政治活動が果たして出来るのかと訝しく思うのは当然であろう。
選挙協力や政治献金の調査をして、調査終了では片手落ちも甚だしい。マスコミもなぜかこういうことには踏み込まない。
どうせやるなら徹底的にやれよと思うが、徹底的にやればやるほどただならぬ関係ばかりが掘り起こされてしまうであろうから、恐らく、金輪際、選挙協力は依頼しません、今後一切、政治献金も受けません、これにて一件落着と、うやむやにされそうだ。
昔からピンチは最大のチャンスだという。岸田さんが議員生命を懸け、閣僚の罷免までを含め、統一教会問題に切り込めば支持率も上がる。岸田さんが衆議院を解散しない限り、向こう3年間、国政選挙はないのだから、本来ならばやりたい放題が出来る千載一遇の大チャンスだ。
その点、小泉さんは郵政と道路公団という聖域に踏み込んだのは立派。メガバンクをもしのぐ、道路公団などの特殊法人等に流れていた三百兆円超の郵貯・簡保資金が民間運用されるようになったのは事実、もちろん、過疎地域でのサービス低下や社員の自爆営業、不適切な保険勧誘など民営化による弊害があるのは承知だが、結果として郵政と道路公団の民営化は正しかったと思う。
ここが岸田さんの正念場だ。敵は立憲民主党や共産党ではなく、身内である自民党、日本人は昔から暴れん坊将軍だとか水戸黄門だとか、勧善懲悪もののストーリーが大好きである。利権をむさぼる悪代官をバッタバッタとやっつける、こういうお話が大好きなのだ。
しかし、あの性格じゃ、それも出来んだろうなと思う・・・。