法人の口座開設
- 2022/10/08
- 09:31
そうそう、起業を目指す方にいっておきたいことがある。
先日、副業をしている人に法人化を勧めたが、確かに会社設立は簡単に出来る。資本金の額さえこだわらなければ合同会社で8万円、株式会社で22万円あれば設立が可能。
役所に提出する書類も司法書士や行政書士が作成してくれるのでそれを持参して法務局などに行けばよい。反社会的勢力に登録されていなければ誰でも会社なんて作れる。
問題は会社設立ではなく、口座の開設だ。
今の時代、振り込め詐欺やポンジ・スキーム、システム金融、マルチ商法など、犯罪対策として法人口座の設立はとにかく厳しい。ちなみに一社目のアトラス合同会社の場合、楽天、住信SBIネット銀行、PayPay銀行(当時はジャパンネット銀行であった)、すべて審査落ち、口座なんて履歴事項全部証明書(いわゆる登記簿)さえあれば簡単に作れるものと思っていただけにかなりショックだ。しかも、銀行側は落ちた理由を一切教えてくれない。メールや手紙で当行の規定により今回口座の開設は見合わせてもらいましたと、ただそれだけ。対処のしようがない。
結局、地元の地銀2行と、新参企業にはハードルがすこぶる高いと言われている都市銀行で奇跡的に口座開設が出来たが、法人名の銀行口座がなければ法人を設立した意味がない。事実、ネットの書き込みを見ると法人口座開設に四苦八苦している人がかなり多い。
当たり前と言えば当たり前だが、順番も先に法人口座を作り、作れたら会社設立という流れではなく、会社設立をしたうえで法人口座を作るのが決まりであるから会社を設立するまで実際に自分の会社の口座を開設出来るかどうかは未知数なのである。
結論からいうと、今回のブレイズ株式会社に関しては普段から付き合いのある地銀の担当者に「なんとかお願いしますよ」と頼み込み、前回とは打って変わって簡単に、しかも即日で口座を開設できたが、通常は1週間から2週間掛かる、前回作った都市銀行は開設までに確か20日ぐらい掛かった。
口座なんて書類さえ整っていればその日のうちに出来るものだと思う。実際、俺もそう思っていた。
だが、金融犯罪が多様化するにつれ、金融庁から法人口座開設の厳格化が銀行に求められている。今回作った地銀は普段からメインバンクとして利用しているから「大丈夫ですよ」と実質無審査で作ってくれたが、これはかなりレアケース。
実験の意味も兼ねて本当はまったく付き合いのない新たな銀行で口座を開設しようと思ったのだが、とある地銀に至っては「当行の個人口座をすでにお持ちで普段から利用されている方のみが法人口座開設の対象です」と受付すらさせてもらえなかった。審査以前の問題だ。
それにしても、ネットバンクの厳しさは異常だ。
登記簿、賃貸契約書、会社のホームページなどすべて揃っているのに撃沈なのだから。言うまでもなく、俺は反社ではない。
一応、審査落ちする理由として最も多いのが事務所がバーチャルオフィスなど実態がよく分からないものといわれているが、そもそも俺の会社はバーチャルじゃない、実態のある事務所だ。過去にサラ金やクレカの借り入れを飛ばしたとかも見てるのか?それなら滅法厳しいといわれている都市銀行の口座が何故開設出来たのか、正直、わからない。
まったく初めから起業する人はここでつまづくというか、時間を取られる。その時間も売上に直結する生産性のあるものではなく、なんら生産性のない不毛な時間。そして、散々待たされた挙句、口座開設の審査に落ちると人間性を否定されたようで精神的に応える。
ここさえ、乗り切ってしまえば後は営業活動に専念すればいいが、現実問題として口座もないときに営業活動もないだろうと考えてしまう。
起業して、法人化を考えている人は法人口座の開設は切実な問題である。また、恐らく、政府や自治体の補助金や助成金、給付金も法人口座を求められる。申請は法人、支給される口座は個人口座、多分、これは受け付けてもらえないと思う。申請法人名と口座名が一致するのが大原則だ。
いずれにせよ、俺の場合、今回は二回目というのものあり、すんなり口座開設が出来たが(どうせ落ちるのでネットバンクは申し込んでいない)、法人の口座開設はかなりシビアな問題である。
先日、副業をしている人に法人化を勧めたが、確かに会社設立は簡単に出来る。資本金の額さえこだわらなければ合同会社で8万円、株式会社で22万円あれば設立が可能。
役所に提出する書類も司法書士や行政書士が作成してくれるのでそれを持参して法務局などに行けばよい。反社会的勢力に登録されていなければ誰でも会社なんて作れる。
問題は会社設立ではなく、口座の開設だ。
今の時代、振り込め詐欺やポンジ・スキーム、システム金融、マルチ商法など、犯罪対策として法人口座の設立はとにかく厳しい。ちなみに一社目のアトラス合同会社の場合、楽天、住信SBIネット銀行、PayPay銀行(当時はジャパンネット銀行であった)、すべて審査落ち、口座なんて履歴事項全部証明書(いわゆる登記簿)さえあれば簡単に作れるものと思っていただけにかなりショックだ。しかも、銀行側は落ちた理由を一切教えてくれない。メールや手紙で当行の規定により今回口座の開設は見合わせてもらいましたと、ただそれだけ。対処のしようがない。
結局、地元の地銀2行と、新参企業にはハードルがすこぶる高いと言われている都市銀行で奇跡的に口座開設が出来たが、法人名の銀行口座がなければ法人を設立した意味がない。事実、ネットの書き込みを見ると法人口座開設に四苦八苦している人がかなり多い。
当たり前と言えば当たり前だが、順番も先に法人口座を作り、作れたら会社設立という流れではなく、会社設立をしたうえで法人口座を作るのが決まりであるから会社を設立するまで実際に自分の会社の口座を開設出来るかどうかは未知数なのである。
結論からいうと、今回のブレイズ株式会社に関しては普段から付き合いのある地銀の担当者に「なんとかお願いしますよ」と頼み込み、前回とは打って変わって簡単に、しかも即日で口座を開設できたが、通常は1週間から2週間掛かる、前回作った都市銀行は開設までに確か20日ぐらい掛かった。
口座なんて書類さえ整っていればその日のうちに出来るものだと思う。実際、俺もそう思っていた。
だが、金融犯罪が多様化するにつれ、金融庁から法人口座開設の厳格化が銀行に求められている。今回作った地銀は普段からメインバンクとして利用しているから「大丈夫ですよ」と実質無審査で作ってくれたが、これはかなりレアケース。
実験の意味も兼ねて本当はまったく付き合いのない新たな銀行で口座を開設しようと思ったのだが、とある地銀に至っては「当行の個人口座をすでにお持ちで普段から利用されている方のみが法人口座開設の対象です」と受付すらさせてもらえなかった。審査以前の問題だ。
それにしても、ネットバンクの厳しさは異常だ。
登記簿、賃貸契約書、会社のホームページなどすべて揃っているのに撃沈なのだから。言うまでもなく、俺は反社ではない。
一応、審査落ちする理由として最も多いのが事務所がバーチャルオフィスなど実態がよく分からないものといわれているが、そもそも俺の会社はバーチャルじゃない、実態のある事務所だ。過去にサラ金やクレカの借り入れを飛ばしたとかも見てるのか?それなら滅法厳しいといわれている都市銀行の口座が何故開設出来たのか、正直、わからない。
まったく初めから起業する人はここでつまづくというか、時間を取られる。その時間も売上に直結する生産性のあるものではなく、なんら生産性のない不毛な時間。そして、散々待たされた挙句、口座開設の審査に落ちると人間性を否定されたようで精神的に応える。
ここさえ、乗り切ってしまえば後は営業活動に専念すればいいが、現実問題として口座もないときに営業活動もないだろうと考えてしまう。
起業して、法人化を考えている人は法人口座の開設は切実な問題である。また、恐らく、政府や自治体の補助金や助成金、給付金も法人口座を求められる。申請は法人、支給される口座は個人口座、多分、これは受け付けてもらえないと思う。申請法人名と口座名が一致するのが大原則だ。
いずれにせよ、俺の場合、今回は二回目というのものあり、すんなり口座開設が出来たが(どうせ落ちるのでネットバンクは申し込んでいない)、法人の口座開設はかなりシビアな問題である。