根本的に無理があると思う
- 2022/09/30
- 10:43
国葬の審議はこれから本格的に始まるものと思われるが、改めて考えてみると政治家の国葬、そもそも無理があると思う。
例えば自民党のとある総理大臣が北方四島、竹島、尖閣諸島の領土問題をすべて解決したとする。そのうえ、北朝鮮の非核化を実現させ、台湾独立問題も中国と台湾との仲立ちをして完全解決。あり得ないが例えばの話だ。当然、これだけの功績があれば国葬に異論はないだろう。下手するとノーベル平和賞を受賞するかもしれない。そして、この総理大臣が20年後に亡くなった。
しかし、元総理が亡くなったその20年後、政権は紆余曲折を経て立憲民主党に代わっていた。これもあり得えないがタラレバ前提での話。
立憲民主党が自民党の総理大臣を国葬として執り行うだろうか。当然逆も然り。当時の政敵を称えるのはそもそも矛盾が生じる。だってその総理大臣が在職期間中、あなたの政策はおかしいといって政権運営に散々反対してきたわけだろ、それが死んだら急に手の平を返して褒め称えれば元総理の在職期間中、ことあるごとに法案や予算案に反対していたあれはいったいなんだったのかとなりゃしないか。
吉田茂も安倍元総理も死亡当時、たまたま自民党が政権与党であったから国葬を執り行うことが出来たが、吉田茂の逝去時、ガラリと情勢が変わっており、社会党政権であったら吉田茂の葬儀を国葬として執り行っていたかどうか。
これが天皇陛下であれば政権が代わろうとも皇室典範・第二十五条に定められているため、政権は大喪の礼を執り行う義務がある。分かりやすい。
為政者の思惑によって功績を称える、称えないがあってはいけないはずだ。国葬というものが政権与党の恣意性に左右されるのはおかしい。
だからといって、なにかの資格取得のように、「平和条約を二つ以上締結」、「在職期間が合計で2000日以上」、「夏若しくは冬、或いは両方のオリンピックの招致に成功」、「正二位以上」、「ノーベル平和賞授与」、いずれかの条件のうち、最低3つ以上を成し得た総理大臣は国葬を執り行うみたいな法律を制定するのも変だ。
ゆえに、党葬として、その党が独自に執り行えばいいと思う。一定数、どんなことをしても反対する連中はいるものの、党葬であれば安倍元総理の葬儀にそこまで目くじらを立てる人もいなかったと思う。
例えば自民党のとある総理大臣が北方四島、竹島、尖閣諸島の領土問題をすべて解決したとする。そのうえ、北朝鮮の非核化を実現させ、台湾独立問題も中国と台湾との仲立ちをして完全解決。あり得ないが例えばの話だ。当然、これだけの功績があれば国葬に異論はないだろう。下手するとノーベル平和賞を受賞するかもしれない。そして、この総理大臣が20年後に亡くなった。
しかし、元総理が亡くなったその20年後、政権は紆余曲折を経て立憲民主党に代わっていた。これもあり得えないがタラレバ前提での話。
立憲民主党が自民党の総理大臣を国葬として執り行うだろうか。当然逆も然り。当時の政敵を称えるのはそもそも矛盾が生じる。だってその総理大臣が在職期間中、あなたの政策はおかしいといって政権運営に散々反対してきたわけだろ、それが死んだら急に手の平を返して褒め称えれば元総理の在職期間中、ことあるごとに法案や予算案に反対していたあれはいったいなんだったのかとなりゃしないか。
吉田茂も安倍元総理も死亡当時、たまたま自民党が政権与党であったから国葬を執り行うことが出来たが、吉田茂の逝去時、ガラリと情勢が変わっており、社会党政権であったら吉田茂の葬儀を国葬として執り行っていたかどうか。
これが天皇陛下であれば政権が代わろうとも皇室典範・第二十五条に定められているため、政権は大喪の礼を執り行う義務がある。分かりやすい。
為政者の思惑によって功績を称える、称えないがあってはいけないはずだ。国葬というものが政権与党の恣意性に左右されるのはおかしい。
だからといって、なにかの資格取得のように、「平和条約を二つ以上締結」、「在職期間が合計で2000日以上」、「夏若しくは冬、或いは両方のオリンピックの招致に成功」、「正二位以上」、「ノーベル平和賞授与」、いずれかの条件のうち、最低3つ以上を成し得た総理大臣は国葬を執り行うみたいな法律を制定するのも変だ。
ゆえに、党葬として、その党が独自に執り行えばいいと思う。一定数、どんなことをしても反対する連中はいるものの、党葬であれば安倍元総理の葬儀にそこまで目くじらを立てる人もいなかったと思う。