フリーランス保護新法が今秋の臨時国会で成立する見込み
- 2022/09/18
- 19:13
アベマプライムを見ていると今回はフリーランスの特集であった。「フリーランス」保護新法が制定されるにあたっての特集だ。
フリーランスを法律で保護しようとする、それ自体は賛成だが、だからといって、フリーランスの立場が劇的に変わるかと言われると、実態は殆ど変わらないと思う。
理由は簡単。
法律で何がしかのガイドラインが策定される。
しかし、依頼主である企業は当然、そのガイドラインに当てはまるフリーランスを極力使わないようにすればいいだけだからだ。フリーランスなんてものは所詮使い捨ての駒に過ぎず、契約社員や派遣社員より立場は弱い。労働者のヒエラルキーでいえば一番下。
アベマプライムの中でも述べていたが、稼げているフリーランスは「個」の立った一部の人ばかり、これは完全に同意だ。
一応、手前味噌で恐縮だが、俺も個の立った側に入っていると思う。何故ならクライアントと対等の立場で話が出来るから。仕事とはお願いするものではなく、お願いされるもの。事実、ひっきりなしに依頼が来る。今は数か月待ちの状態だ。あんまり仕事の話はしたくないが。
そんななか、ここ2か月の間で断った仕事が3件ある。理由は相手の人柄が気に入らなかったり、面倒くさそうな案件だったから。不承不承でも頭を下げ、揉み手をすれば100万円前後の売上にはなったと思うが、そこまでして百万円が欲しいかといえばまったくいらない。
ここまで出来るようにならないとフリーランスでなど喰っていけない。
じゃあ、このクライアントと対等の立場で仕事を出来るフリーランスっていったいどれぐらいのかって話だ。実際の数字は分からないが、まともにクライアントと交渉が出来るフリーランスなんて10%もいないんじゃないかと思っている。大半のフリーランスが圧倒的に不利な条件で仕事を請け負っていると思う。分かる、そうじゃないと生活が出来ないからな。
だからこそのフリーランス新法なのだろうが、世の中、立場の弱いフリーランスって本当に多い。
ランサーズやクラウドワークスなどのWEB関係のマッチングサービスがある。この手のサービスは文字の打ち込みなど、単純作業を依頼する場合に凄く助かる。自分でやりたくない仕事は積極的に利用している。
利用しておいてなんだが、イメージは完全に芥川龍之介の蜘蛛の糸の世界。
上からポチャーンと糸を垂らすと、是非私に、いやいや私にと、いとも簡単に釣れてしまう。時給に均したら100円とかの仕事でも平気で喰らいついてくる。それだけ仕事がなくて困っているフリーランスが多い。正直こいつらはアホなんじゃないかと。
この手のイケてない連中がいるからこそ、あり得ないほどの安い単価で仕事を発注出来て、実際かなり助かっているのだが、客観視すればするほど引く。
では、どうすればアホみたいな単価で仕事をしなくて済むようになるのかといえばそれこそが個なのだ。
個を立てるにはどうするのか?
これはひたすら己磨きしかない。俺の強みに関して言うと、深い知識はないが、幅広い知識はあると思っている。それゆえ、誰と話しても会話の引き出しに困ることがない。WEB制作の技術はもちろんとして、政治、経済、社会、歴史、科学、サブカルチャー、一通りの知識を得ようとする努力は怠らない。

ちなみに上の写真は今日断捨離をするためまとめた書籍類だ。すぐに一杯になってしまうから定期的に捨てている。ブックオフには行かない。わざわざ数百円のために出向くことが時間の無駄。資源回収の日に捨ててしまう。
理解が出来なくても本を読んで情報を吸収する。要するに情報のシャワーを浴びることによって、常に情報量を増やす努力は怠らない、こうして取り引き相手に軽く見られないようにする。
喰えていないフリーランスって、とにかく人としての中身が薄いのだ。WEB制作の技術は確かに相応のものがあるのでしょうけど、頭の中にはWEB制作のことしかなく、こうすれば良いと思いますという提案がまるで出来ない。言われた以上のことができない。そりゃあ足元も見れるだろうって。
「確かに仰ることはごもっともです、しかし、多少費用が掛かっても〇〇を遣えば作業効率が上がり、結果として利益が増えると思います、事実、同業者の△△はすでに取り入れています、もし○○を利用するのであれば私が手配して設定までいたします」
こういったことが言えるのか。
別にこの提案が採用されず、流れてしまっても全然構わない。だが、聞いてくれた相手の心のどこかに楔(くさび)を打ち付けることは出来ただろう。そうすれば言われたことしかできない木偶の坊より、確実に立場は上になる。ふとした瞬間にそういやあいつに相談してみるかとなる。実際以下がクライアントから頂いた相談の一例。
『コロナがまた猛威を振るっていますが
お元気でいらっしゃいますか?
早速ですが相談です。
サービス向上を目指して、〇〇〇〇(実際のサービス名のため伏字)のお客さまにアンケートを取りたいと思っております。
例えば、QRコードでそこにアクセスすると簡単な質問があって、
それを答えると送信ボタンで特定のメアドなど、どこかに送れる仕組みだと良いかなと思っています。
自動で集計ができればなお良いのですが…
可能性と費用面、または他にGOOD IDEAがございましたら
ぜひ教えていただきたいと思います!
よろしくお願い致します。』
とある企業の社長室長さんからの相談だ。俺が仕事をくださいと頭を下げるのではなく、クライアントからお願いされる。まさにフリーランス冥利だ(一応法人経営ですが)。
お前ら、こういう連絡が来てんのかって。俺は頻繁にくるぞ。それもこれも単なる技術屋の枠に収まろうとは思っていないからだ。
あー、やだやだやだやだ、仕事のことを書いてしまった。
フリーランスを法律で保護しようとする、それ自体は賛成だが、だからといって、フリーランスの立場が劇的に変わるかと言われると、実態は殆ど変わらないと思う。
理由は簡単。
法律で何がしかのガイドラインが策定される。
しかし、依頼主である企業は当然、そのガイドラインに当てはまるフリーランスを極力使わないようにすればいいだけだからだ。フリーランスなんてものは所詮使い捨ての駒に過ぎず、契約社員や派遣社員より立場は弱い。労働者のヒエラルキーでいえば一番下。
アベマプライムの中でも述べていたが、稼げているフリーランスは「個」の立った一部の人ばかり、これは完全に同意だ。
一応、手前味噌で恐縮だが、俺も個の立った側に入っていると思う。何故ならクライアントと対等の立場で話が出来るから。仕事とはお願いするものではなく、お願いされるもの。事実、ひっきりなしに依頼が来る。今は数か月待ちの状態だ。あんまり仕事の話はしたくないが。
そんななか、ここ2か月の間で断った仕事が3件ある。理由は相手の人柄が気に入らなかったり、面倒くさそうな案件だったから。不承不承でも頭を下げ、揉み手をすれば100万円前後の売上にはなったと思うが、そこまでして百万円が欲しいかといえばまったくいらない。
ここまで出来るようにならないとフリーランスでなど喰っていけない。
じゃあ、このクライアントと対等の立場で仕事を出来るフリーランスっていったいどれぐらいのかって話だ。実際の数字は分からないが、まともにクライアントと交渉が出来るフリーランスなんて10%もいないんじゃないかと思っている。大半のフリーランスが圧倒的に不利な条件で仕事を請け負っていると思う。分かる、そうじゃないと生活が出来ないからな。
だからこそのフリーランス新法なのだろうが、世の中、立場の弱いフリーランスって本当に多い。
ランサーズやクラウドワークスなどのWEB関係のマッチングサービスがある。この手のサービスは文字の打ち込みなど、単純作業を依頼する場合に凄く助かる。自分でやりたくない仕事は積極的に利用している。
利用しておいてなんだが、イメージは完全に芥川龍之介の蜘蛛の糸の世界。
上からポチャーンと糸を垂らすと、是非私に、いやいや私にと、いとも簡単に釣れてしまう。時給に均したら100円とかの仕事でも平気で喰らいついてくる。それだけ仕事がなくて困っているフリーランスが多い。正直こいつらはアホなんじゃないかと。
この手のイケてない連中がいるからこそ、あり得ないほどの安い単価で仕事を発注出来て、実際かなり助かっているのだが、客観視すればするほど引く。
では、どうすればアホみたいな単価で仕事をしなくて済むようになるのかといえばそれこそが個なのだ。
個を立てるにはどうするのか?
これはひたすら己磨きしかない。俺の強みに関して言うと、深い知識はないが、幅広い知識はあると思っている。それゆえ、誰と話しても会話の引き出しに困ることがない。WEB制作の技術はもちろんとして、政治、経済、社会、歴史、科学、サブカルチャー、一通りの知識を得ようとする努力は怠らない。

ちなみに上の写真は今日断捨離をするためまとめた書籍類だ。すぐに一杯になってしまうから定期的に捨てている。ブックオフには行かない。わざわざ数百円のために出向くことが時間の無駄。資源回収の日に捨ててしまう。
理解が出来なくても本を読んで情報を吸収する。要するに情報のシャワーを浴びることによって、常に情報量を増やす努力は怠らない、こうして取り引き相手に軽く見られないようにする。
喰えていないフリーランスって、とにかく人としての中身が薄いのだ。WEB制作の技術は確かに相応のものがあるのでしょうけど、頭の中にはWEB制作のことしかなく、こうすれば良いと思いますという提案がまるで出来ない。言われた以上のことができない。そりゃあ足元も見れるだろうって。
「確かに仰ることはごもっともです、しかし、多少費用が掛かっても〇〇を遣えば作業効率が上がり、結果として利益が増えると思います、事実、同業者の△△はすでに取り入れています、もし○○を利用するのであれば私が手配して設定までいたします」
こういったことが言えるのか。
別にこの提案が採用されず、流れてしまっても全然構わない。だが、聞いてくれた相手の心のどこかに楔(くさび)を打ち付けることは出来ただろう。そうすれば言われたことしかできない木偶の坊より、確実に立場は上になる。ふとした瞬間にそういやあいつに相談してみるかとなる。実際以下がクライアントから頂いた相談の一例。
『コロナがまた猛威を振るっていますが
お元気でいらっしゃいますか?
早速ですが相談です。
サービス向上を目指して、〇〇〇〇(実際のサービス名のため伏字)のお客さまにアンケートを取りたいと思っております。
例えば、QRコードでそこにアクセスすると簡単な質問があって、
それを答えると送信ボタンで特定のメアドなど、どこかに送れる仕組みだと良いかなと思っています。
自動で集計ができればなお良いのですが…
可能性と費用面、または他にGOOD IDEAがございましたら
ぜひ教えていただきたいと思います!
よろしくお願い致します。』
とある企業の社長室長さんからの相談だ。俺が仕事をくださいと頭を下げるのではなく、クライアントからお願いされる。まさにフリーランス冥利だ(一応法人経営ですが)。
お前ら、こういう連絡が来てんのかって。俺は頻繁にくるぞ。それもこれも単なる技術屋の枠に収まろうとは思っていないからだ。
あー、やだやだやだやだ、仕事のことを書いてしまった。