閉会中審査を見て思う
- 2022/09/09
- 10:20
今更やりませんとは言えぬため、いくら野党が騒いだとしても安倍元総理の国葬は強行されてしまうだろう。国民の半数以上が反対しているのにも関わらず、押し切ってしまうのはいささか無理があると思う。最低でも七割程度の賛成は欲しかった。
個人的には安倍元総理が北方領土問題を解決するか、或いは国連の常任理事国入りを果たせていれば諸手を挙げて国葬に賛成であるが、安倍元総理の最大の功績は白日の下に晒した統一教会問題であるならば随分皮肉な話でもある。
昨日の閉会中審査に於ける立憲民主党泉代表の指摘には胸が空いた。
「佐藤栄作元首相は当時、戦後最長の在任期間だった。ノーベル平和賞も受賞している。でも、国葬ではなかった」
これに対して、岸田総理の答弁は「我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく」。
ここでふと思ったのは、じゃあ総理大臣及び総理大臣経験者が凶弾に倒れ横死する、その都度国葬を執り行っていくのか。
もちろんつまらない揚げ足取りであることは承知しているし、いくら泉代表が至極真っ当な意見を発言したところで、初めから国葬ありきの議論であるため、閉会中審査自体がそもそも茶番なのも分かる。それでもぐうの音が出ぬほどの合理的な発言は見習うところがある。
常々、相手を詰めるときに考えるのは決して重箱の隅をつつくような単なる揚げ足取りレベルの話にならないこと。泉代表のような合理的な意見こそが正しい。
最近のネットの風潮は論破してなんぼのくだらない揚げ足取りばかり。そうではなく、言われた方も敵ながら天晴れ、これには納得さぜるを得ないと思ってしまうほどの建設的な意見をいうべきだ。決してマウントを取るのではない。相手の言い分を聞き、そのうえで、こうした方がより合理的ではないですかと述べる。当然、すべてを押し通すのではなく、こちらも折れるところは折れる。
YouTubeなどのネット配信を見ていると、些細なことで口論に発展することがある。蟻の一穴を狙い、取るに足らないことで揚げ足を取る。俯瞰的に見れば見るほど、取られた揚げ足はどうでもいいほど些細なことなのだ。
揚げ足を取った方は勝った気になり、取られた方は感情的になる。
また、最大の問題はその揚げ足取りのマウンティングが格好いいと思ってしまう若い子がやたらと多いことだ。
人間生きてれば何がしかの矛盾は生ずるもの。大勢に影響しない些細なことはあまり気にせず前に進むことの方がより重要だと思う。くだらない揚げ足取りレベルの言い争いには関わってもいいことがない。ネットの議論で負けたとしても己が持つ哲学にぶれがなければ別に落ち込む必要もなければ激昂をする必要もない。但し、相手の言い分がもっともであればそこは謙虚に受け入れる。
そんなところだと思いますが。
個人的には安倍元総理が北方領土問題を解決するか、或いは国連の常任理事国入りを果たせていれば諸手を挙げて国葬に賛成であるが、安倍元総理の最大の功績は白日の下に晒した統一教会問題であるならば随分皮肉な話でもある。
昨日の閉会中審査に於ける立憲民主党泉代表の指摘には胸が空いた。
「佐藤栄作元首相は当時、戦後最長の在任期間だった。ノーベル平和賞も受賞している。でも、国葬ではなかった」
これに対して、岸田総理の答弁は「我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく」。
ここでふと思ったのは、じゃあ総理大臣及び総理大臣経験者が凶弾に倒れ横死する、その都度国葬を執り行っていくのか。
もちろんつまらない揚げ足取りであることは承知しているし、いくら泉代表が至極真っ当な意見を発言したところで、初めから国葬ありきの議論であるため、閉会中審査自体がそもそも茶番なのも分かる。それでもぐうの音が出ぬほどの合理的な発言は見習うところがある。
常々、相手を詰めるときに考えるのは決して重箱の隅をつつくような単なる揚げ足取りレベルの話にならないこと。泉代表のような合理的な意見こそが正しい。
最近のネットの風潮は論破してなんぼのくだらない揚げ足取りばかり。そうではなく、言われた方も敵ながら天晴れ、これには納得さぜるを得ないと思ってしまうほどの建設的な意見をいうべきだ。決してマウントを取るのではない。相手の言い分を聞き、そのうえで、こうした方がより合理的ではないですかと述べる。当然、すべてを押し通すのではなく、こちらも折れるところは折れる。
YouTubeなどのネット配信を見ていると、些細なことで口論に発展することがある。蟻の一穴を狙い、取るに足らないことで揚げ足を取る。俯瞰的に見れば見るほど、取られた揚げ足はどうでもいいほど些細なことなのだ。
揚げ足を取った方は勝った気になり、取られた方は感情的になる。
また、最大の問題はその揚げ足取りのマウンティングが格好いいと思ってしまう若い子がやたらと多いことだ。
人間生きてれば何がしかの矛盾は生ずるもの。大勢に影響しない些細なことはあまり気にせず前に進むことの方がより重要だと思う。くだらない揚げ足取りレベルの言い争いには関わってもいいことがない。ネットの議論で負けたとしても己が持つ哲学にぶれがなければ別に落ち込む必要もなければ激昂をする必要もない。但し、相手の言い分がもっともであればそこは謙虚に受け入れる。
そんなところだと思いますが。