ツチノコの正体
- 2022/09/07
- 15:26

ふと思ったことがある、ツチノコって存在していたのではないだろうかと。
写真はガボンアダーと呼ばれる蛇である。実在の蛇だ。リアルな海洋堂製のイミテーションではない。もしかするとツチノコと思った人も多いのではないだろうか、アフリカ大陸に生息する毒蛇である。
これこそがツチノコの正体ではないかと思っている。ツチノコについては昭和になってからのブームではなく、1700年代に著わされた『和漢三才図会』という文献にも記載されている。
こんなことを書くと、確かに写真はツチノコそっくりだが、アフリカ大陸の蛇が日本にいるのはおかしいとのご指摘があることだろう。
実は江戸時代だからこそ、ツチノコが存在したのではないかと思っている。いったいお前はなにを言っているのだと訝しく思われるかもしれないが、いやいやなにもおかしなことは言っていない。
江戸時代、外国船が頻繁に来航していた。鎖国後、幕府が認めていたのはオランダ船、中国船のみであったが、実際は数多くのヨーロッパ国籍の外国船が入港していたという。薩摩などの西国諸藩は外国と密貿易を繰り返して財を成し、武器を蓄えたとも言われており、その経済力、軍事力が糧になって倒幕に成功したと考える歴史学者も多い。
現在、船で日本とヨーロッパを往来するのであればスエズ運河を経由する。
しかし、1700年当時はスエズ運河はなく、アフリカ大陸の喜望峰を経由して往来する以外、手段はなかった。当然。アフリカのどこかの港に停泊して給水や燃料の調達、食料品の補給が必要になる。俺はその時、食料や薪などの物資にこのガボンアダーが紛れ込んだのではないかと思うのである。
蛇は飢餓に強く、半年程度であれば餌をまったく食べなくとも生きていられる。また、船内にネズミがいればネズミを餌にすることも可能だ。
日本に到着した外国船の積み荷と一緒にガボンアダーも日本に上陸したとしてもそれは決して不思議なことじゃない。
ツチノコには猛毒があるといわれる。事実、ガボンアダーは猛毒をもつ蛇であり、その毒の強さはあのコブラをしのぐほどだという。ぴたり適合する。
また、ガボンアダーは熱帯性の蛇ゆえ、寒さにはひどく弱い、日本に上陸を果たしたとしても11月になるころには確実に死滅してしまい、国内で類代繁殖することはない。なにかの拍子でガボンアダーが市中に逃げ出しても晩秋の頃にはいなくなってしまう。ツチノコが幻たるゆえんもこのあたりじゃないかと思うのだ。なんの確証もないが、だからといってこのツチノコ=ガボンアダー説が決して突飛な話でもないとも思えるのだが、どうだろうか。
いうまでもなく、これは俺のペニスの話ではない。ツチノコの話だ。だいたい俺のペニスは蛇ではなく、ミミズだ(涙)。