怠惰な自分を知る
- 2022/09/01
- 18:59
最近の趣味は日本に在住している外国人(帰化人も含む)ユーチューバーさんの動画を見て、いかに自分は彼女たちと比べて怠惰な日々を送っているのかと、人知れず打ちのめされることだったりする。
彼女たちの原動力の源がPV数を稼ぐためであるのはもちろん承知だがそれを踏まえても外国人ユーチューバーさんたちのバイタリティにはいつも恐れ入る。
高級な寿司や鰻に舌鼓を打ち、艶やかな着物姿で京都や浅草を闊歩する。日本人の俺よりよっぽど日本について詳しい。
ご存知の通り、俺は国外へ一歩も出たことのない日本人であるが、そんな純然たる日本人の俺でも未だかつて銀座で高級な寿司を食べたこともなければ、近隣を含め、和装でどこかに出かけたこともない。そもそも和服を持っていない。
コロナ禍以降、県を跨ぐことが著しく減った。跨いでもすべて日帰り、午前0時の針が回るときには確実に自宅の布団の中にいる。
なんという体たらくだと思う半面、開き直り、これこそがふつうの日本人の姿なんじゃないかと思う。
最近のWEBマーケティングはネット上に拡散されているありとあらゆる情報を収集する、その収集された情報を分析して実際の集客につなげるのがトレンドだ、これを専門用語でスクレイピングという。ただ、正直なところ、現状のスクレイピングに関していえば相当懐疑的に見ている。あまりWEB制作者がいうことではないが。
朝、6時半に起き、朝食を食べて会社に出勤して18時まで勤務する。帰宅後、風呂に入り、ビールを飲みながらプロ野球中継を見る。野球中継終了後はNHKのニュースウォッチ9かテレ朝の報道ステーションを見て寝る。平日は概ねこんな感じだろう。休みの日は家族とイオンに出かけ、フードコートでジャンクフードを食べ、帰宅後は笑点を見てゲラゲラ笑い、子供たちとサザエさんを見ながらイオンで買ってきたパックの寿司をつまみにビールを飲んでいつもより早めに寝る。
こういったことが日本人の行動様式としては一般的なはずであるが、そんなことは誰もツイッターやFacebook、インスタグラムにあげたりしない。理由は言わずもがな、普遍的過ぎて「バエ」ないのだ。当然ネット上に情報がないためスクレイピングもされない。
つまり、ネットに拡散している情報の大半は右にせよ、左にせよ、増幅された情報ばかりであり、我々はその増幅されたステレオタイプの情報こそが現実世界であると錯覚しがちである。
だが、よくあるネット炎上を見てほしいのだが、若者がなにかしでかしてネットで炎上したところで、世の中の殆どの人は知らない。ワイドショーでネット炎上事件が取り上げられて、やっと市井の人の知りうるところになるが、それでも芸能人や政治家などのネタと違い、興味はあくまでも一過性のものである。一時期、働いている飲食店やコンビニで不衛生なことして、あえてそれをツイッターにあげることが流行った、通称バカッターである、あれをおばちゃん連中がワイドショー経由で知り、「なんでこんなことをするんだろう」と憤りを感じたとしても数日も経てばそんなことはすでに忘れている。
ネットでの誹謗中傷もそう。自分が誹謗中傷をされたとしても隣の家のおばちゃんがその事実を知っているかと言われればおばちゃんはまず知らない。同時に隣の家に住む若い子が誹謗中傷をされていたとしても我々は知らないのが普通だ。
結局、なにが言いたいのかというと、外国人ユーチューバーさんたちの動画を見て、「スゲー、俺たち日本人よりもよっぽど日本的だ」と一瞬クラッときても、ぶっちゃけた話、あの絵ヅラは一般的な日本人像から相当乖離しているため、実際はそこまで卑屈になる必要もないと思う。
もっともこんなことをいちいち気にしながら動画を見ているのは俺ぐらいでしょうけども。
彼女たちの原動力の源がPV数を稼ぐためであるのはもちろん承知だがそれを踏まえても外国人ユーチューバーさんたちのバイタリティにはいつも恐れ入る。
高級な寿司や鰻に舌鼓を打ち、艶やかな着物姿で京都や浅草を闊歩する。日本人の俺よりよっぽど日本について詳しい。
ご存知の通り、俺は国外へ一歩も出たことのない日本人であるが、そんな純然たる日本人の俺でも未だかつて銀座で高級な寿司を食べたこともなければ、近隣を含め、和装でどこかに出かけたこともない。そもそも和服を持っていない。
コロナ禍以降、県を跨ぐことが著しく減った。跨いでもすべて日帰り、午前0時の針が回るときには確実に自宅の布団の中にいる。
なんという体たらくだと思う半面、開き直り、これこそがふつうの日本人の姿なんじゃないかと思う。
最近のWEBマーケティングはネット上に拡散されているありとあらゆる情報を収集する、その収集された情報を分析して実際の集客につなげるのがトレンドだ、これを専門用語でスクレイピングという。ただ、正直なところ、現状のスクレイピングに関していえば相当懐疑的に見ている。あまりWEB制作者がいうことではないが。
朝、6時半に起き、朝食を食べて会社に出勤して18時まで勤務する。帰宅後、風呂に入り、ビールを飲みながらプロ野球中継を見る。野球中継終了後はNHKのニュースウォッチ9かテレ朝の報道ステーションを見て寝る。平日は概ねこんな感じだろう。休みの日は家族とイオンに出かけ、フードコートでジャンクフードを食べ、帰宅後は笑点を見てゲラゲラ笑い、子供たちとサザエさんを見ながらイオンで買ってきたパックの寿司をつまみにビールを飲んでいつもより早めに寝る。
こういったことが日本人の行動様式としては一般的なはずであるが、そんなことは誰もツイッターやFacebook、インスタグラムにあげたりしない。理由は言わずもがな、普遍的過ぎて「バエ」ないのだ。当然ネット上に情報がないためスクレイピングもされない。
つまり、ネットに拡散している情報の大半は右にせよ、左にせよ、増幅された情報ばかりであり、我々はその増幅されたステレオタイプの情報こそが現実世界であると錯覚しがちである。
だが、よくあるネット炎上を見てほしいのだが、若者がなにかしでかしてネットで炎上したところで、世の中の殆どの人は知らない。ワイドショーでネット炎上事件が取り上げられて、やっと市井の人の知りうるところになるが、それでも芸能人や政治家などのネタと違い、興味はあくまでも一過性のものである。一時期、働いている飲食店やコンビニで不衛生なことして、あえてそれをツイッターにあげることが流行った、通称バカッターである、あれをおばちゃん連中がワイドショー経由で知り、「なんでこんなことをするんだろう」と憤りを感じたとしても数日も経てばそんなことはすでに忘れている。
ネットでの誹謗中傷もそう。自分が誹謗中傷をされたとしても隣の家のおばちゃんがその事実を知っているかと言われればおばちゃんはまず知らない。同時に隣の家に住む若い子が誹謗中傷をされていたとしても我々は知らないのが普通だ。
結局、なにが言いたいのかというと、外国人ユーチューバーさんたちの動画を見て、「スゲー、俺たち日本人よりもよっぽど日本的だ」と一瞬クラッときても、ぶっちゃけた話、あの絵ヅラは一般的な日本人像から相当乖離しているため、実際はそこまで卑屈になる必要もないと思う。
もっともこんなことをいちいち気にしながら動画を見ているのは俺ぐらいでしょうけども。