戦の準備
- 2022/08/26
- 17:44

もう一つ会社を設立しようと思い、とりあえず400万円用意した。
来月からは本格的に栃木県を攻めたいと考えており、そのための資金である。ただまあ、俺のところは物販と違い、仕入れはないので過去の経験則からいって一応これぐらいあれば問題ないんじゃないかと思っている。これで足りなきゃまたかき集めればいい。
先日、商工会の会報を見ていると起業を目指す人向けに創業セミナーを開講したという記事を読んだのだが、あれっていったい何なんだろうね。
こんなセミナーを受講する暇があったらさっさと行動した方がいいと思ってしまう。時間がもったいない。
どのみち新規創業の場合は大半が失敗するのだ。残酷なデータだが起業して10年後に生き残っているのは10%以下というデータがある。だからこそ、失敗しないように起業のイロハを勉強するというのだろうけど、経営のイロハは座学で学ぶものではなく、経験を通して学ぶしかない(許認可制の事業で学科試験があるものは別)。ヒットアンドアウェイで、おっかなびっくり、少し攻めてみて、ヤバそうであれば躊躇なく撤退をする、イケそうであればもう少しだけ進んでみる、中小企業の起業なんてものは得てしてこんなものだ。その積み重ねであると思う。決して人生を懸け、不退転の決意で勝負をしてはいけない。起業して失敗すること自体、恥ではないが、借金まみれでにっちもさっちもいかなくなり、自己破産や夜逃げでは目も当てられない。
一代で上場企業を創設してしまうような飛び抜けた能力の持ち主ならとことん突っ走ればいいと思うが、俺にそのような能力がないことぐらい俺が一番よく分かっている。だいたいそんなことを思ったことがすらない。
ただ負け惜しみをいうのであれば数百万円程度の金で軽く勝負をして、負けたらやけ酒飲んでまた出直せる程度の痛みにしておかないと、年齢的にも再起不能になってしまうので、自分には身の丈が合っていると思うのです。
とりあえず、明日宇都宮に乗り込んで事務所を契約してきます。