最低賃金を保証しろとほざくフリーランスのアホ
- 2022/06/24
- 10:56
各党代表のネット討論番組をYouTubeで見ていたのだが、一つ気になったのがフリーランスの青年の声、フリーランスはすごく弱い立場、時給300円クラスの仕事もあるが、労働基準法での保護対象外であるから最低賃金も適用されないという意見。
ズッコケそうになった。
フリーランスの仕事って組織の制約を受けず、あわよくば大金を稼いでやろうというのが大前提としてあるわけじゃない?
俺もそうだから、それはいいと思う。大きな契約が取れればもうそれだけで3ヶ月は遊んでいられる。反面、仕事がなければ家のあるホームレス、家がないからこそホームレスだろう、あるのにホームレスとはなんぞやという意見はさておき、どんなに偉そうなことをいっても依頼がなければただの無職なのだ。
それって分かり切った話だろうが。
もし最低賃金がどうしても欲しいというのであればフリーランスの看板をとっとと下げて、すぐに雇用保険の整ったホワイトな会社に就職しなさいよって。そうでしょ。
それは嫌?
じゃあ分かった、最低賃金を保証します、その代わり、どんなに美味しい仕事を請け負っても報酬が保証されているのだから差額は国に返せよって話になると思うのだけど。
俺、こういう奴って大っ嫌い。
俺もまあ法人の代表ではあるが、心根はフリーランスであるからフリーランスの体で話すが、さすがに11年もやっているとこの仕事は時給に均すと、せいぜい300円だなというのは分かる。それを受けるのか受けないのかは普段の付き合いの度合いによる。普段からいいお付き合いをさせてもらっているクライアントであると、むしろ、いやー、お金はいいですよ、タダでやりますとなる。
先日、パソコンのメール(アウトルック)の調子が悪いから見てくれとクライアントより入電、お金?1円も受け取ってませんよ。厳密にいうと出向いて行ったガソリン代の分、マイナス。でも、普段からお世話になっており、お客さんを紹介もして頂いたりしてもらっている、ここで数千円の金をもらってセコイと思われるよりも、あいつはいい奴だなぁと思われる方が後々いい結果を招くことが多い。
だからといって決して見返りは期待しない。
もしかするとここまでしてもこのクライアントと切れてしまうこともある。それは致し方ない。俺よりも使い勝手がいい業者が現れるかもしれないし、或いはそこの親会社から、「ホームページ関連の仕事はこいつを遣ってやってくれ」と言われれば下請けという立場上断れないだろう。
大仰にいえばそこまでを含めたうえでの無料奉仕なのだ。
対して、一昨日、クルマのステッカーを作りたいという相談を受けた。普段から付き合いのある業者さんであれば採算を度外視してでも作りますが電話口は見ず知らずの方、「すいませんね、今忙しくてお受け出来ないのですよ」と断った。
だって、恐らく、時給に均すと数百円の仕事、下手するとだ、印刷関連の仕事の場合、こちらの確認不足でミスプリントということもあり、そのやり直し分は当然こちらが負担することになる。事実、初期の頃はそれで何度も失敗をし、俺が自腹を切って印刷し直したということがある。そうなると最低賃金どころか、仕事をしたのにマイナスだ。だから今はやらない。
要はこの最低賃金を保証しろといっている素っ頓狂なフリーランスの青年はお前が値踏みされているのだ。恨むべきはクライアントや政府ではなく、てめえの腕のなさ。
なりたてのフリーランスの場合、仕事を断ることが凄く怖い。これだけやって二千円かよ!?時給に均したら200円ぐらいじゃねぇかと思う瞬間が多々ある。しかし、極めて弱い立場上、値段を上げてくれとは言えない、そんなことをいったらじゃあいいよ、あなたとは永遠にサヨナラだねと言われてしまう。結果、不承不承で仕事を請ける。これが典型的な悪循環のパターン。まさに支配する側と支配される側の悲哀であるが、ここはそれでも1万円ですというべきなの。
もちろん、にべもなくそれじゃ無理だと言われることもあるだろう、その方が多いが、中には分かってくれる人もおり、そうだよね、やっぱりそれぐらいするよねと担当者が折れてくれることもある。また、1万円は無理だけど5千円でどう?と交渉されることもある。
それすらせず、言われたままコメツキバッタのようにペコペコ頭を下げているからいつまで経っても負のスパイラルを抜け出せないのだ。
いうべきところは言う、主張すべきところは主張する、その代わり、泣くところは泣くと、それをしないから足元を見られて値踏みされるのだ。
確かにこの選択はつらい。時給300円でもやれば確実に入る、だが、突っ張ったばっかりに収入はゼロ、ここをどう捉えるかはその人の生き方や哲学にも直結する。
よくサラリーマンが転職する場合、ボーナスを貰ってから辞める。それはそれで賢いと思うが、俺が若かりし頃、まだ、アングラな世界に足を突っ込んでいない時のことだ、とある企業で働いてました。そこのボーナスは単純で自分が売り上げた何パーセントだかがボーナスとなって支払われる。今でも覚えているがあと1ヶ月我慢すれば56万円が貰えた。だが、上司にどうしても我慢がならず、辞表を叩きつけた。
正直、人からどんなにアホだといわれても、あの時の俺は今でも格好いいと思っている。
フリーランスで賃金がどうたらと言う奴は究極の無能バカ、フリーランスの場合、賃金じゃねぇよ、あくまでも報酬だ。その報酬は言うまでなくフリーランス自身の値段。画用紙に鉛筆で線を一本描いてください、どれも同じに見える線でも手塚治虫の描いた線と無名フリーランスの描いた線とじゃ同じ線でも価値に天と地ほどの差があるわけじゃない?
だからといって手塚治虫になれというのではないよ、それは神様に選ばれた人にしかなれない、でも、俺が描くのだから一万円くださいは言えるでしょ。そこらへんじゃないのか。それが言えない奴はフリーランスなどという無頼な世界はやめといた方がいい、大ヤケドをするだけだぜ。
ズッコケそうになった。
フリーランスの仕事って組織の制約を受けず、あわよくば大金を稼いでやろうというのが大前提としてあるわけじゃない?
俺もそうだから、それはいいと思う。大きな契約が取れればもうそれだけで3ヶ月は遊んでいられる。反面、仕事がなければ家のあるホームレス、家がないからこそホームレスだろう、あるのにホームレスとはなんぞやという意見はさておき、どんなに偉そうなことをいっても依頼がなければただの無職なのだ。
それって分かり切った話だろうが。
もし最低賃金がどうしても欲しいというのであればフリーランスの看板をとっとと下げて、すぐに雇用保険の整ったホワイトな会社に就職しなさいよって。そうでしょ。
それは嫌?
じゃあ分かった、最低賃金を保証します、その代わり、どんなに美味しい仕事を請け負っても報酬が保証されているのだから差額は国に返せよって話になると思うのだけど。
俺、こういう奴って大っ嫌い。
俺もまあ法人の代表ではあるが、心根はフリーランスであるからフリーランスの体で話すが、さすがに11年もやっているとこの仕事は時給に均すと、せいぜい300円だなというのは分かる。それを受けるのか受けないのかは普段の付き合いの度合いによる。普段からいいお付き合いをさせてもらっているクライアントであると、むしろ、いやー、お金はいいですよ、タダでやりますとなる。
先日、パソコンのメール(アウトルック)の調子が悪いから見てくれとクライアントより入電、お金?1円も受け取ってませんよ。厳密にいうと出向いて行ったガソリン代の分、マイナス。でも、普段からお世話になっており、お客さんを紹介もして頂いたりしてもらっている、ここで数千円の金をもらってセコイと思われるよりも、あいつはいい奴だなぁと思われる方が後々いい結果を招くことが多い。
だからといって決して見返りは期待しない。
もしかするとここまでしてもこのクライアントと切れてしまうこともある。それは致し方ない。俺よりも使い勝手がいい業者が現れるかもしれないし、或いはそこの親会社から、「ホームページ関連の仕事はこいつを遣ってやってくれ」と言われれば下請けという立場上断れないだろう。
大仰にいえばそこまでを含めたうえでの無料奉仕なのだ。
対して、一昨日、クルマのステッカーを作りたいという相談を受けた。普段から付き合いのある業者さんであれば採算を度外視してでも作りますが電話口は見ず知らずの方、「すいませんね、今忙しくてお受け出来ないのですよ」と断った。
だって、恐らく、時給に均すと数百円の仕事、下手するとだ、印刷関連の仕事の場合、こちらの確認不足でミスプリントということもあり、そのやり直し分は当然こちらが負担することになる。事実、初期の頃はそれで何度も失敗をし、俺が自腹を切って印刷し直したということがある。そうなると最低賃金どころか、仕事をしたのにマイナスだ。だから今はやらない。
要はこの最低賃金を保証しろといっている素っ頓狂なフリーランスの青年はお前が値踏みされているのだ。恨むべきはクライアントや政府ではなく、てめえの腕のなさ。
なりたてのフリーランスの場合、仕事を断ることが凄く怖い。これだけやって二千円かよ!?時給に均したら200円ぐらいじゃねぇかと思う瞬間が多々ある。しかし、極めて弱い立場上、値段を上げてくれとは言えない、そんなことをいったらじゃあいいよ、あなたとは永遠にサヨナラだねと言われてしまう。結果、不承不承で仕事を請ける。これが典型的な悪循環のパターン。まさに支配する側と支配される側の悲哀であるが、ここはそれでも1万円ですというべきなの。
もちろん、にべもなくそれじゃ無理だと言われることもあるだろう、その方が多いが、中には分かってくれる人もおり、そうだよね、やっぱりそれぐらいするよねと担当者が折れてくれることもある。また、1万円は無理だけど5千円でどう?と交渉されることもある。
それすらせず、言われたままコメツキバッタのようにペコペコ頭を下げているからいつまで経っても負のスパイラルを抜け出せないのだ。
いうべきところは言う、主張すべきところは主張する、その代わり、泣くところは泣くと、それをしないから足元を見られて値踏みされるのだ。
確かにこの選択はつらい。時給300円でもやれば確実に入る、だが、突っ張ったばっかりに収入はゼロ、ここをどう捉えるかはその人の生き方や哲学にも直結する。
よくサラリーマンが転職する場合、ボーナスを貰ってから辞める。それはそれで賢いと思うが、俺が若かりし頃、まだ、アングラな世界に足を突っ込んでいない時のことだ、とある企業で働いてました。そこのボーナスは単純で自分が売り上げた何パーセントだかがボーナスとなって支払われる。今でも覚えているがあと1ヶ月我慢すれば56万円が貰えた。だが、上司にどうしても我慢がならず、辞表を叩きつけた。
正直、人からどんなにアホだといわれても、あの時の俺は今でも格好いいと思っている。
フリーランスで賃金がどうたらと言う奴は究極の無能バカ、フリーランスの場合、賃金じゃねぇよ、あくまでも報酬だ。その報酬は言うまでなくフリーランス自身の値段。画用紙に鉛筆で線を一本描いてください、どれも同じに見える線でも手塚治虫の描いた線と無名フリーランスの描いた線とじゃ同じ線でも価値に天と地ほどの差があるわけじゃない?
だからといって手塚治虫になれというのではないよ、それは神様に選ばれた人にしかなれない、でも、俺が描くのだから一万円くださいは言えるでしょ。そこらへんじゃないのか。それが言えない奴はフリーランスなどという無頼な世界はやめといた方がいい、大ヤケドをするだけだぜ。