謎
- 2022/05/11
- 16:02
『2021年12月から2022年1月にかけ、警察署の留置場で勾留中の女性にわいせつ行為をした罪に問われた岐阜県警の元警察官の男に、懲役2年6カ月の実刑判決が言い渡されました。
大垣署留置管理課の元巡査長、杉山泰弘被告(32)は、2021年12月から2022年1月にかけ複数回にわたり、署の留置場で勾留中の30代の女性にわいせつな行為をした特別公務員暴行陵虐の罪に問われていました。
これまでの裁判で杉山被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役4年を求刑。弁護側は、「社会的制裁を受けている」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。
9日の裁判で岐阜地裁は「大胆で破廉恥極まりない。通常では考えがたく、厳しい非難に値する」などとして、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。』
(ヤフーニュース)
まあ、世の中の99%以上の人は捕まった経験なんてないからこのニュースを見てもあまり不思議に思わないだろうが、前科者の俺からすると、この事件、とにかく不思議でならない。
あくまでも茨城県警のものであり、岐阜県警はもしかすると別なのかもしれないが、留置場で被疑者とわいせつなことをするスペースっていったいどこにあるんじゃろうか、これがとにかく謎。
まず、留置場は24時間体制で警察官が最低でも3人は待機している。少なくとも12年前の水戸署はそうだった。この3人が結託すればわいせつ行為も出来ようが逮捕されたのは1人のみ、そうなると考えられるのは看守の警官が1人になれる時間帯があったということだ。
留置場の中でわいせつな行為をしようとすると、場所は房の中か、浴室の中になる。ちなみにこれも水戸警察署での話になるが、風呂は一人で入る。もしかすると、入れ墨がべったり入った囚人たちがまとめて風呂に入るシーンをテレビで見たことがある人もいるかもしれないが、あれは刑務所での話、留置場にいるのはあくまでも犯罪をした可能性が高い人というのが建前であるから、実際は人を殺していようが、裁判で刑が確定するまでは法律上の身分は一般人である。一般人だから風呂などは一人で入れないと人権的にもマズいのだろう。
その留置場内にある風呂場であるが、脱衣所には警察官が一人座っているものの、浴室と脱衣所の間の扉は閉められ、プライバシーは守られる(浴室内から内鍵を掛けることは不可)。ここなら確かにわいせつな行為も出来るが、今どき、女子の入浴に男性警察官が立ち会うとは到底考えにくい、被疑者であろうとなかろうと、さすがにこれはアウトだろう、だから入浴に立ち会うのは女の被疑者の場合、女性警察官だと思われる。
そうなると当然、わいせつな行為は房の中で行われたと考えられる。
ふざけているわけでもなく、真面目な話だが、房の外から中にポコチンを突き入れて、「ほら、しゃぶれよ」というのは、これも水戸警察署の場合だが、無理だ。写真を見てもらえば分かる通り、鉄格子の間には網が張られているため、外部から接触するのは不可能だ。

食事を出し入れする小窓が付いているが、じゃあここから?
こんなところに警察官が貼り付いていればまわりの房から丸見え、不自然極まりない。
じゃあ、実際に房に入って行為に臨むということになろうと思うが、コイツがいた留置場では看守が一人になる時間帯があったとしか思えない。被疑者にわいせつな行為をすること自体、言語道断であるが、看守が一人になる瞬間があるとすればそれはそれで問題だろう。
留置場の警察官というのはある意味一番被疑者と接点が多い。四六時中一緒にいれば情が湧くこともあり、俺なども随分留置場の警察官には世話になった。房の中で一人、ぼさーっとしていると、看守の警察官が寄ってきて、「あんまり、落ち込むなよ、どうせ執行猶予で出れんだろ(本当はこんなこと警察官が言ってはいけない、執行猶予かどうかは裁判官が決めることだからだ)、シャバにいるときはずーっと忙しかったんだろ、ちょっと骨休めと思えばいいじゃないか」などと言ってくれる。
もしかすると、こういう会話も本来NGなのかもしれないが、一旦ワッパ(手錠)を掛けられ、罪を認めてれば、それこそ、罪を憎んで人を憎まずの世界でさ、留置管理課の警察官だって人の子だ、犯罪者と警察官という垣根を飛び越えて、割りと本音で話を出来る。
だからこそ、余計に場を弁える必要があり、微妙な話ではあるが、こういう関係が許されるのも阿吽(あうん)の呼吸というか、このぐらいだったらギリギリ他の警察官も見て見ぬふりをしてやろうという間があるのは事実、そこを勝手に房の鍵を開けて、入り込み、いったいどこまでやったのかは分らぬがわいせつな行為をしでかしたというのがどうにも信じられないのだ。
当然、独居であったというのが大前提であるだろうが、騒がれれば隣の房には簡単に聞こえてしまいアウトだ。
今は昔と違い、警察官同士で不祥事を隠蔽してしまおうということは殆どないだろう。事実、警察官の取り調べが適法かどうか見に来る別の警察官がいるぐらいだ。留置場にもほぼ毎日副署長クラスの警察官が見に来て、適正に留置場が運営されているかどうかチェックされる。その副署長は留置場にいる被疑者、一人一人に挨拶をする。そこで実は私、こんなことをされていますと密告されたらアウトだ。
たまたま岐阜県警のチェック体制が甘かったからなのか、どうかは分らぬが、経験者であればあるほど不思議に思えて分からない事件だ。
大垣署留置管理課の元巡査長、杉山泰弘被告(32)は、2021年12月から2022年1月にかけ複数回にわたり、署の留置場で勾留中の30代の女性にわいせつな行為をした特別公務員暴行陵虐の罪に問われていました。
これまでの裁判で杉山被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役4年を求刑。弁護側は、「社会的制裁を受けている」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。
9日の裁判で岐阜地裁は「大胆で破廉恥極まりない。通常では考えがたく、厳しい非難に値する」などとして、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。』
(ヤフーニュース)
まあ、世の中の99%以上の人は捕まった経験なんてないからこのニュースを見てもあまり不思議に思わないだろうが、前科者の俺からすると、この事件、とにかく不思議でならない。
あくまでも茨城県警のものであり、岐阜県警はもしかすると別なのかもしれないが、留置場で被疑者とわいせつなことをするスペースっていったいどこにあるんじゃろうか、これがとにかく謎。
まず、留置場は24時間体制で警察官が最低でも3人は待機している。少なくとも12年前の水戸署はそうだった。この3人が結託すればわいせつ行為も出来ようが逮捕されたのは1人のみ、そうなると考えられるのは看守の警官が1人になれる時間帯があったということだ。
留置場の中でわいせつな行為をしようとすると、場所は房の中か、浴室の中になる。ちなみにこれも水戸警察署での話になるが、風呂は一人で入る。もしかすると、入れ墨がべったり入った囚人たちがまとめて風呂に入るシーンをテレビで見たことがある人もいるかもしれないが、あれは刑務所での話、留置場にいるのはあくまでも犯罪をした可能性が高い人というのが建前であるから、実際は人を殺していようが、裁判で刑が確定するまでは法律上の身分は一般人である。一般人だから風呂などは一人で入れないと人権的にもマズいのだろう。
その留置場内にある風呂場であるが、脱衣所には警察官が一人座っているものの、浴室と脱衣所の間の扉は閉められ、プライバシーは守られる(浴室内から内鍵を掛けることは不可)。ここなら確かにわいせつな行為も出来るが、今どき、女子の入浴に男性警察官が立ち会うとは到底考えにくい、被疑者であろうとなかろうと、さすがにこれはアウトだろう、だから入浴に立ち会うのは女の被疑者の場合、女性警察官だと思われる。
そうなると当然、わいせつな行為は房の中で行われたと考えられる。
ふざけているわけでもなく、真面目な話だが、房の外から中にポコチンを突き入れて、「ほら、しゃぶれよ」というのは、これも水戸警察署の場合だが、無理だ。写真を見てもらえば分かる通り、鉄格子の間には網が張られているため、外部から接触するのは不可能だ。

食事を出し入れする小窓が付いているが、じゃあここから?
こんなところに警察官が貼り付いていればまわりの房から丸見え、不自然極まりない。
じゃあ、実際に房に入って行為に臨むということになろうと思うが、コイツがいた留置場では看守が一人になる時間帯があったとしか思えない。被疑者にわいせつな行為をすること自体、言語道断であるが、看守が一人になる瞬間があるとすればそれはそれで問題だろう。
留置場の警察官というのはある意味一番被疑者と接点が多い。四六時中一緒にいれば情が湧くこともあり、俺なども随分留置場の警察官には世話になった。房の中で一人、ぼさーっとしていると、看守の警察官が寄ってきて、「あんまり、落ち込むなよ、どうせ執行猶予で出れんだろ(本当はこんなこと警察官が言ってはいけない、執行猶予かどうかは裁判官が決めることだからだ)、シャバにいるときはずーっと忙しかったんだろ、ちょっと骨休めと思えばいいじゃないか」などと言ってくれる。
もしかすると、こういう会話も本来NGなのかもしれないが、一旦ワッパ(手錠)を掛けられ、罪を認めてれば、それこそ、罪を憎んで人を憎まずの世界でさ、留置管理課の警察官だって人の子だ、犯罪者と警察官という垣根を飛び越えて、割りと本音で話を出来る。
だからこそ、余計に場を弁える必要があり、微妙な話ではあるが、こういう関係が許されるのも阿吽(あうん)の呼吸というか、このぐらいだったらギリギリ他の警察官も見て見ぬふりをしてやろうという間があるのは事実、そこを勝手に房の鍵を開けて、入り込み、いったいどこまでやったのかは分らぬがわいせつな行為をしでかしたというのがどうにも信じられないのだ。
当然、独居であったというのが大前提であるだろうが、騒がれれば隣の房には簡単に聞こえてしまいアウトだ。
今は昔と違い、警察官同士で不祥事を隠蔽してしまおうということは殆どないだろう。事実、警察官の取り調べが適法かどうか見に来る別の警察官がいるぐらいだ。留置場にもほぼ毎日副署長クラスの警察官が見に来て、適正に留置場が運営されているかどうかチェックされる。その副署長は留置場にいる被疑者、一人一人に挨拶をする。そこで実は私、こんなことをされていますと密告されたらアウトだ。
たまたま岐阜県警のチェック体制が甘かったからなのか、どうかは分らぬが、経験者であればあるほど不思議に思えて分からない事件だ。