アホがアホなりに考えてみた
- 2022/02/22
- 18:16
プーチンとか習近平って、日本人の立場からするととんだクソ野郎でしかないが、反面、世界を引っ掻き回す煩わしい存在であるのは誰しもが認めるところ、そこは素直に大したものだと思ってもいる。
特にプーチン、彼がヒトラーをトレースしているかどうかは分からないが、プーチンもヒトラーと同じく、平民出身の独裁者であり、また、ヒトラー同様、選挙という合法的手段で大統領にまで上り詰めた。結構勘違いしている人も多いが、ナチスドイツの成立はあくまでも合法的な選挙によって政権を奪取したのである。
もちろん、合法的な選挙の裏には国会議事堂放火事件があったり(共産党の犯行であるとでっち上げたが実際はナチスの仕業と言われている)、長いナイフの夜や水晶の夜など、暴力的な非合法活動もあったのは事実だが、ヒトラーがとにかくこだわったのは武力による統一ではなく、選挙によって政権与党になることであった。
そのヒトラーにはイギリスのチェンバレン首相もほとほと手を焼いた。ヒトラーにいいように転がされ、チェンバレンは大戦を招いた世紀の失策の政治家と言われ、直接の戦争犯罪人ではないが政治家としての評価は著しく低い。
フランスのマクロン大統領やイギリスのジョンソン首相はロシアと接触して、事態の打開を模索しているが決定的な打開策は未だ見つかっておらず、ここまでは終始プーチンに振り回されているといっていい。第二次世界大戦前夜のチェンバレンやナチスの傀儡と言われ、結局はナチスにいいように遣われてしまい、最期は愛人ともに吊るされてしまったムッソリーニを見ているようでもある。
この先は勝手な妄想であるが、プーチンがナチスドイツの手法をトレースしているのであれば適当な理由をつけて、ナチスがポーランドやオーストラリアに侵攻したのと同様に、やはりウクライナに侵攻するであろうと思う。
結果としてドイツを破滅に追い込むことになったが、ヒトラーはポーランド侵攻という賭けに勝った。ナチスの閣僚の中にはポーランドに侵攻すればイギリス、フランスが黙っていない、それは無謀だと諫言をするものも多かった。でも、ヒトラーはイギリスもフランスも仕掛けてこないという、何がしかの根拠があって、電撃的にポーランド侵攻を決行する。
果たしてイギリスもフランスも仕掛けてこないというその根拠がいったいどこにあったのかはイマイチ判然せず、ヒトラーが天啓に導かれたとしかいいようがないが、兎にも角にもヒトラーは賭けに勝った。ポーランドを占領して、オーストリアを併合、チェコ・ズデーテン地方の割譲と、ここまでにしておけばもしかするとヒトラーは歴史的な英雄として称えられ、未来永劫悪名を残さずに済んだのかもしれない。
しかし、その後、東はソ連、西はイギリス、アメリカ、フランスと、兵法としては絶対に禁忌である挟み撃ちをされてしまう。
まともな人であれば、東にせよ、西にせよ、どちらかといち早く講和を結び、挟み撃ちを回避しなくてはならないのだが、ヒトラーは元々壮大なことが大好きなのだ、むしろ世界を相手に戦うということにロマンを掻き立てられ、自滅への道を歩み始める。しかも、ナポレオンが失敗した冬のロシア侵攻と同じ愚を犯してしまう。ヒトラーもナポレオン同様、冬将軍が到来しているにも関わらず、ソビエト連邦のスターリングラード攻略に躍起になって、最終的にはドイツ陸軍を壊滅させてしまった。
また、西では有名なノルマンディー上陸作戦があり、ドイツ軍は防衛線を西側諸国に破られてしまう。海上では圧倒的な強さを誇ったドイツ軍のUボートも暗号機エニグマをイギリスに解読されてしまい、ことごとく撃沈されてしまった。
孫子の兵法には「勝つためには包囲しろ」というくだりがある。裏を返すとそれは包囲されたら負けなのだ。
それでまあ、結局なにが言いたいのかというと、プーチン大統領がウクライナ侵攻に成功したとする、確かに一時は勝利の美酒に酔いしれるでしょうけど、その後は言うまでもなく経済制裁が待っている。国連常任理事国の手前、中国だって、いくら同盟国だとはいえ、表立ってロシアの支援はできないでしょう。
多分だが、プーチンもヒトラー同様悲惨な終わり方をすると思うのだ。
ロシアは核保有国であるから、おいそれとは引き下がらないというが、アメリカに核ミサイルを撃ち込むということはさすがにないであろう。それをやったら核による報復でモスクワは死の街と化す。世界を敵に廻して戦えるほどロシアルーブルは強くない。
アホがアホなりに考えてみた。
特にプーチン、彼がヒトラーをトレースしているかどうかは分からないが、プーチンもヒトラーと同じく、平民出身の独裁者であり、また、ヒトラー同様、選挙という合法的手段で大統領にまで上り詰めた。結構勘違いしている人も多いが、ナチスドイツの成立はあくまでも合法的な選挙によって政権を奪取したのである。
もちろん、合法的な選挙の裏には国会議事堂放火事件があったり(共産党の犯行であるとでっち上げたが実際はナチスの仕業と言われている)、長いナイフの夜や水晶の夜など、暴力的な非合法活動もあったのは事実だが、ヒトラーがとにかくこだわったのは武力による統一ではなく、選挙によって政権与党になることであった。
そのヒトラーにはイギリスのチェンバレン首相もほとほと手を焼いた。ヒトラーにいいように転がされ、チェンバレンは大戦を招いた世紀の失策の政治家と言われ、直接の戦争犯罪人ではないが政治家としての評価は著しく低い。
フランスのマクロン大統領やイギリスのジョンソン首相はロシアと接触して、事態の打開を模索しているが決定的な打開策は未だ見つかっておらず、ここまでは終始プーチンに振り回されているといっていい。第二次世界大戦前夜のチェンバレンやナチスの傀儡と言われ、結局はナチスにいいように遣われてしまい、最期は愛人ともに吊るされてしまったムッソリーニを見ているようでもある。
この先は勝手な妄想であるが、プーチンがナチスドイツの手法をトレースしているのであれば適当な理由をつけて、ナチスがポーランドやオーストラリアに侵攻したのと同様に、やはりウクライナに侵攻するであろうと思う。
結果としてドイツを破滅に追い込むことになったが、ヒトラーはポーランド侵攻という賭けに勝った。ナチスの閣僚の中にはポーランドに侵攻すればイギリス、フランスが黙っていない、それは無謀だと諫言をするものも多かった。でも、ヒトラーはイギリスもフランスも仕掛けてこないという、何がしかの根拠があって、電撃的にポーランド侵攻を決行する。
果たしてイギリスもフランスも仕掛けてこないというその根拠がいったいどこにあったのかはイマイチ判然せず、ヒトラーが天啓に導かれたとしかいいようがないが、兎にも角にもヒトラーは賭けに勝った。ポーランドを占領して、オーストリアを併合、チェコ・ズデーテン地方の割譲と、ここまでにしておけばもしかするとヒトラーは歴史的な英雄として称えられ、未来永劫悪名を残さずに済んだのかもしれない。
しかし、その後、東はソ連、西はイギリス、アメリカ、フランスと、兵法としては絶対に禁忌である挟み撃ちをされてしまう。
まともな人であれば、東にせよ、西にせよ、どちらかといち早く講和を結び、挟み撃ちを回避しなくてはならないのだが、ヒトラーは元々壮大なことが大好きなのだ、むしろ世界を相手に戦うということにロマンを掻き立てられ、自滅への道を歩み始める。しかも、ナポレオンが失敗した冬のロシア侵攻と同じ愚を犯してしまう。ヒトラーもナポレオン同様、冬将軍が到来しているにも関わらず、ソビエト連邦のスターリングラード攻略に躍起になって、最終的にはドイツ陸軍を壊滅させてしまった。
また、西では有名なノルマンディー上陸作戦があり、ドイツ軍は防衛線を西側諸国に破られてしまう。海上では圧倒的な強さを誇ったドイツ軍のUボートも暗号機エニグマをイギリスに解読されてしまい、ことごとく撃沈されてしまった。
孫子の兵法には「勝つためには包囲しろ」というくだりがある。裏を返すとそれは包囲されたら負けなのだ。
それでまあ、結局なにが言いたいのかというと、プーチン大統領がウクライナ侵攻に成功したとする、確かに一時は勝利の美酒に酔いしれるでしょうけど、その後は言うまでもなく経済制裁が待っている。国連常任理事国の手前、中国だって、いくら同盟国だとはいえ、表立ってロシアの支援はできないでしょう。
多分だが、プーチンもヒトラー同様悲惨な終わり方をすると思うのだ。
ロシアは核保有国であるから、おいそれとは引き下がらないというが、アメリカに核ミサイルを撃ち込むということはさすがにないであろう。それをやったら核による報復でモスクワは死の街と化す。世界を敵に廻して戦えるほどロシアルーブルは強くない。
アホがアホなりに考えてみた。