一応、趣味は読書なもんで
- 2022/01/27
- 17:43

本日から約一か月間、まん延防止等重点措置が茨城県にも適用され、夜の街も暫しの眠りにつく。
個人的にはやり過ぎだろうという思いが強く、デルタ株はともかくとして、オミクロン株についてはそこまでする必要はないと思うが、決定したものに関しては素直に受け入れる。
問題は夜の長さよ、最近はAmazonプライムビデオで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を1作から順を追って見ているが(有料)、こればかり見ていてもさすがに飽きてしまうので写真の「虎の城」という歴史小説を買ってみた。まだ前半の途中だが、意外に面白い。戦国武将・藤堂高虎の物語である。

藤堂高虎という武将に関してはこれまでよく分からなかった。とりあえず名前は知っているという程度の知識。ちなみにどういうわけか、手元に山川出版社の日本史Bの教科書があるのだが、調べてみると、この有名な山川の教科書にも藤堂高虎は出ていない。やはりこれもプライムビデオでの話だが、実際は「徳川葵三代」という大河ドラマを見てはじめて知ったといっていい。まあこの葵三代も有料なのだが・・・、無料で見せろや、それはともかくとして、藤堂高虎なる人物がキャスティングボートとまでは言わなくとも、徳川政権に於いて重要な役割を担っているのは分かった。
外様大名ながら、家康の覚えめでたく、実質的には譜代大名以上の関係で描かれている。しかも、家康に限った話ではなく、秀忠、家光と三代に渡って、将軍の忠臣として重用されている。
たぶんこれは俺の性格的なものでもあるのだが、三国志で言えば諸葛孔明、豊臣秀吉であれば竹中半兵衛、黒田官兵衛の二兵衛、徳川家康なら本多正信、正純親子、徳川秀忠の土井利勝など、トップの大将よりも参軍や参謀といった人に惹かれる。
もしかすると藤堂高虎もそういう立ち位置ではないかと思い、ウィキペディアを調べてみると、7回も主君を変えたとある。普通7回もいわば転職をしていれば飽きっぽい奴と思われてしまうだろうが、そういう人が家康の新任厚く、家康が死去の際には枕元に侍(はべ)ることを許されたという、飽きっぽく主君を蔑ろにするような人であればそこまでの関係にはなれまい。
ネットで知れば知るほど、益々藤堂高虎を知りたくなり、まあ、まん延防止等重点措置の影響もあり、秋の夜長ならぬ、冬の夜長に、読書をしてみようかなと思った次第。