覆面の北枕

最近気づいたのだが、今年に入ってから何気に体調がいい。

昨年はとにかく絶不調で、頸椎の痛みや腰の痛みに加えて頭痛や吐き気、手足のしびれなど、とにかく年中無休で体調不良、夜布団に入ると、このまま目が覚めず、死んでしまってもそれはそれだなとすら思っていた。

なお、これには伏線があり、数年前、実家の近所に住む同級生の親父さんが、朝起きてこないので奥さんが起こしに行ったら死んでいたということがあった、同級生やその家族には悪いが、ある意味ああいう死に方は理想的だよなと思ったりもした。ちなみに、その同級生の親父さん、亡くなる前日の夕方、ウチの親父と立ち話をしている。ウチの親父曰く、確かに元気がなかったが、いくらなんでも死ぬとは思っていなかったという。

恐らく、疲労の蓄積による心筋梗塞ではないかと思うのだが、俺もそういう死に方をするんじゃないかと去年は割りと真面目にそう思っていた。

しかし、最近ふと気づいたのである。そういや、今年に入り、一度も昼寝をしていないなと。

去年は突如睡魔に襲われ、目を開けているのがもはや困難になるほどのことが何度もあった。人間だれしもが昼食後、眠くなるという経験があると思うのだが、その睡魔がとにかく尋常じゃないのだ。車の運転中も何回かそういうことがあり、車をコンビニやパチンコ屋の駐車場に停めて、仮眠をする有様だった、じゃないと確実に事故を起こしている。

それが今年は未だにない。

ただ単に更年期障害の山を越えただけかもしれないが、もしかすると、4ヶ月くらい前から飲んでいる「もろみ酢黒ニンニク」のサプリメントが効いているんじゃないかと思う。

別にアフィリエイト目的ではないのでここで具体的な商品名は書かないが、ドラッグストアで売っているひと月2千円程度の安いものだ。

なお、俺はニンニクというものが大の苦手、決して嫌いではなく、味覚だけで言えば好きな味であるが、生ニンニクを食べると胃や気管がかっかと熱くなり、悲鳴をあげる。カツオの刺身をニンニクで食べたりすると夜中暑くて目が覚め、もの凄い寝汗で下着がびっしょりだ。

恐らく、血圧も高くなり、動悸も激しくなっているはず、だから食べたくても食べずにいるのだが、サプリメントだと平気。

あくまでも、体調がいいのは別の要素が作用しているだけで、実際、ニンニクのサプリは何も効いていないということも多分にあるのだが、しかし、その別の要素が特に思い当たらない。

結果的にニンニクのサプリが効いていようがいまいが、健康ならそれでいいのだが、ふと気になったので備忘録的に記しておく。そういって明日の朝、死んでたら笑えるが。