深入り無用
- 2021/12/21
- 18:48
成人の自殺は意志を尊重すべきだと思うのです。
綺麗な顔立ち、芸能人としての才能にも恵まれ、仕事も順風満帆、でも、心のどこかに闇があり、その闇を一人抱え込み、心を閉ざしてしまっているのであればもうどうしようもない。
子どもがいじめを苦に自殺をするというのであれば学校なんか行かんでいいと、全力で止める。子どもは視野が著しく狭いため、実際は学校の出来事など、大した話ではないのだが、本人は著しく大した話だと思い込んでしまう。いじめが原因で既にPTSDを発症していることもあるので確実なことは言えないが、困難な存在となっているスクールメイツや教師から隔離させることでいじめによる自殺はかなり減ると思う。
対して、成人した大人に限って言うと、生きる生きないはもう本人が決めるしかないと思う。むろん、自殺を推奨しているわけではなく、出来れば自殺などしない方がいいと思っているが、だからと言って、自殺をさせないために24時間監視するなんてことはベッドに縛り付けられている精神病患者でもない限り土台無理な相談、風呂やトイレの中まで誰かが付きっ切りで見守るなんてことは現実問題出来るわけがない。
結局、月並みだが、本人の自覚によるところが大きい。
もちろん、普段から積極的に声を掛けるなど出来ることはあるが、それだって限界はある。誰かに話すことによって気持ちが楽になることがあるのは事実だが、誰にも話したくないからこそ、心に闇を抱えてしまうのである。その闇を聞いてやるのが家族、友人、恋人の役目かもしれないが、あえて聞かずにおくのも家族、友人、恋人の役目でもある。
つまり、ひどく無責任な話だが、出来るのは死んだら悲しむ人がいるよ、だから死んじゃいけないと話すことぐらい、これだって、じゃあ悲しむ人がいなければ死んでもいいのかという話になってしまうので説得としては不完全。
それゆえ、あまり難しく考えないようにしている。
死ぬ人はどうやったって死ぬのだと諦めている。だいたい、俺なんかより、よっぽど才能や容姿に恵まれている人が自殺するのを劣っている俺が止めることの方は相当おこがましいとすら思う。また、人の人生に他人がそこまで介在介入していいのかという思いもある。
振り込め詐欺に今にも引っ掛かろうとしているお年寄りを説得してなんとか振り込みを阻止させたという話が美談となり、時折、警察から表彰されている銀行員やコンビニの店員がニュースでも話題になるが、これは正しい善意、進んですべきである。
根本的に振り込め詐欺を止めるのと、自殺を止めることは大きく違う。
そもそも説得されて自殺をやめるというのであればあなたが決意した死というのはそんなに軽いものですかという素朴な疑問も涌く。別にケチをつけるつもりはさらさらないが、いのちの電話というあれ、見ず知らずのおじちゃんおばちゃんに話すだけで気持ちが晴れるというのであればそれはそれで結構であるけれど、人生を随分軽く見とりゃせんかいと、意地悪な気持ちになるのも事実。
確か以前も書いたが何年か前に、自殺をした知人がいる。そいつは借金苦が原因で自殺をした。合法的なクレカ、サラ金はすべて焦げ付かせ、闇金に手を出しのが運の尽き、死ぬ数時間前と思しき時間帯に、俺に借金を無心する電話があった。コイツがパチンコとデリヘルなどの風俗にうつつを抜かして借金苦に陥っているのは知っていたので、にべもなく断った。ここで闇金の利息をジャンプするだけの数万円を貸したところで事態はなにも好転しない。トイチだか週イチだか知らんが生き延びるのが数日増えるだけ。しかも、末期のギャンブル依存症だ、利息を入れる前にパチンコで増やしてから利息を払おうなどと良からぬことを考えるかもしれない。
数日後、携帯に電話をすると電話が繋がらず、多少仕事がらみのこともあったので、奴の家に電話をすると、親父さんが電話に出て、息子は死んだという。親父が息子を匿うために嘘をついていることも無きにしも非ずであるから別の方面から探りを入れるとどうやら事実らしい。
冷たい話かもしれないが、奴が死んだからと言って特になんの感慨もない、実際墓参りすらしていない、それどころかアイツに金を貸さなくてよかったわい、下手すりゃこっちも被害を被るところだったと安堵する始末。
要は血のつながっていない人間のことなど、あまり深入りしないに限る。少なくとも俺はそう思っている。
綺麗な顔立ち、芸能人としての才能にも恵まれ、仕事も順風満帆、でも、心のどこかに闇があり、その闇を一人抱え込み、心を閉ざしてしまっているのであればもうどうしようもない。
子どもがいじめを苦に自殺をするというのであれば学校なんか行かんでいいと、全力で止める。子どもは視野が著しく狭いため、実際は学校の出来事など、大した話ではないのだが、本人は著しく大した話だと思い込んでしまう。いじめが原因で既にPTSDを発症していることもあるので確実なことは言えないが、困難な存在となっているスクールメイツや教師から隔離させることでいじめによる自殺はかなり減ると思う。
対して、成人した大人に限って言うと、生きる生きないはもう本人が決めるしかないと思う。むろん、自殺を推奨しているわけではなく、出来れば自殺などしない方がいいと思っているが、だからと言って、自殺をさせないために24時間監視するなんてことはベッドに縛り付けられている精神病患者でもない限り土台無理な相談、風呂やトイレの中まで誰かが付きっ切りで見守るなんてことは現実問題出来るわけがない。
結局、月並みだが、本人の自覚によるところが大きい。
もちろん、普段から積極的に声を掛けるなど出来ることはあるが、それだって限界はある。誰かに話すことによって気持ちが楽になることがあるのは事実だが、誰にも話したくないからこそ、心に闇を抱えてしまうのである。その闇を聞いてやるのが家族、友人、恋人の役目かもしれないが、あえて聞かずにおくのも家族、友人、恋人の役目でもある。
つまり、ひどく無責任な話だが、出来るのは死んだら悲しむ人がいるよ、だから死んじゃいけないと話すことぐらい、これだって、じゃあ悲しむ人がいなければ死んでもいいのかという話になってしまうので説得としては不完全。
それゆえ、あまり難しく考えないようにしている。
死ぬ人はどうやったって死ぬのだと諦めている。だいたい、俺なんかより、よっぽど才能や容姿に恵まれている人が自殺するのを劣っている俺が止めることの方は相当おこがましいとすら思う。また、人の人生に他人がそこまで介在介入していいのかという思いもある。
振り込め詐欺に今にも引っ掛かろうとしているお年寄りを説得してなんとか振り込みを阻止させたという話が美談となり、時折、警察から表彰されている銀行員やコンビニの店員がニュースでも話題になるが、これは正しい善意、進んですべきである。
根本的に振り込め詐欺を止めるのと、自殺を止めることは大きく違う。
そもそも説得されて自殺をやめるというのであればあなたが決意した死というのはそんなに軽いものですかという素朴な疑問も涌く。別にケチをつけるつもりはさらさらないが、いのちの電話というあれ、見ず知らずのおじちゃんおばちゃんに話すだけで気持ちが晴れるというのであればそれはそれで結構であるけれど、人生を随分軽く見とりゃせんかいと、意地悪な気持ちになるのも事実。
確か以前も書いたが何年か前に、自殺をした知人がいる。そいつは借金苦が原因で自殺をした。合法的なクレカ、サラ金はすべて焦げ付かせ、闇金に手を出しのが運の尽き、死ぬ数時間前と思しき時間帯に、俺に借金を無心する電話があった。コイツがパチンコとデリヘルなどの風俗にうつつを抜かして借金苦に陥っているのは知っていたので、にべもなく断った。ここで闇金の利息をジャンプするだけの数万円を貸したところで事態はなにも好転しない。トイチだか週イチだか知らんが生き延びるのが数日増えるだけ。しかも、末期のギャンブル依存症だ、利息を入れる前にパチンコで増やしてから利息を払おうなどと良からぬことを考えるかもしれない。
数日後、携帯に電話をすると電話が繋がらず、多少仕事がらみのこともあったので、奴の家に電話をすると、親父さんが電話に出て、息子は死んだという。親父が息子を匿うために嘘をついていることも無きにしも非ずであるから別の方面から探りを入れるとどうやら事実らしい。
冷たい話かもしれないが、奴が死んだからと言って特になんの感慨もない、実際墓参りすらしていない、それどころかアイツに金を貸さなくてよかったわい、下手すりゃこっちも被害を被るところだったと安堵する始末。
要は血のつながっていない人間のことなど、あまり深入りしないに限る。少なくとも俺はそう思っている。