いずれ腹を括らねば
- 2021/11/19
- 15:12

写真はブリチャージという熱帯魚、グッピーやネオンテトラ、エンゼルフィッシュなどと違い、熱帯魚に興味がない人にはまったく知らない魚だと思う。
ブリチャージは10cm程度の小さな魚、海水魚に似たフォルムが気に入り飼育しているのだが、如何せん気性が荒く、元々6匹いたブリチャージは絶えず喧嘩を繰り返して、残りの4匹は死滅、今残っているのはこの2匹のみ。
実はこの2匹つがいであったのだ。
この2匹が最近卵を産み、子が生まれた。と言っても、卵に関してはまったくどこに産んでいたのか分からない。動いている稚魚を見つけ、そこではじめて卵を産んでいたんだと気付いた。

その稚魚がこれ。一時はこれが50匹ぐらいいたのだが、死んだり、一緒に飼っているパロットファイヤーという別の熱帯魚に食べられたりして今は10匹ぐらい。
恐らくだが、この10匹は病気にでもならない限り生き残ると思う。何故ならこの稚魚、パロットファイヤーの口の大きさより大きくなってしまいもう餌として認識はされないと思われる。
問題はこの10匹が大きくなったときである。今、設置してある60cm水槽では狭い。かといって、水槽の大きさを変えたり、水槽を二つに分けるなどの措置は今のところ予定していない。
当然、そうなると心配なのは爆発的大繁殖。
俺が通っているクリニックの待合室にはグッピーの水槽が置いてあるのだが、そのグッピーが爆発的に増えて今ではエライことになっている。所狭しとぎっしり詰まったグッピー、これは大丈夫かと、いつも心配になる。熱帯魚を飼うと、種類によっては大繁殖に悩まされる。
もっともこれは熱帯魚に限らず、猫やハムスターも同様で、気が付くと子を産んでいたりする。
いずれにせよ、子が増えるのは単純に嬉しい反面、いったいどうしたものかと頭を悩ます。当然、考えるのは間引き。勝手に子供を産ませておいてすべては育てられないからと子供を殺す。出来ることなら生まれる前の卵の段階で潰してしまえば残酷さも幾分薄れようが、鶏の卵と違い、卵が産みつけられているいるかどうかの確認すらかなり困難。
事実、今回だってなんども水槽内の掃除をして、水替えをしたりしているがまったく気付かなかった。
行きつけの居酒屋のおっさんはもうこの年(72才)になると、生き物を殺すのはやなんだ~、昔は散々鰻やすっぽんを生きたまま裁いたり、いけすの魚を網で掬って活け造りにしたが、もう俺はやだよという。気持ちは分かる。近い将来、間引くときがきたらやるしかないがあまりというか、かなり気が進まない。
しかし、魚に限らず、生き物を飼うということは人為的に子供の数を調整する必要がある。
去勢できるのであればそれが一番だけどさ。