覆面の北枕

県内の新規感染者数が38人、良い意味で予想を裏切られた。

夜遊びを禁止し、お祭りやフェスなどを中止にすることでかなり感染拡大を食い止められるんだなと、もちろんワクチンの効果が現れてきているのも大きいだろう。身の回りの人は最低でも一回は終わっている。相方のＫくんも今日二回目の接種を終えた。

ただ、致し方ないことであるし、別に俺はいつぞやの大立ち回りを演じたマスク拒否おじさんとは違いマスクをしているのだが、市民感覚でいうとこのマスクのありなしが精神に及ぼす影響ってかなり大きいと思う。

確かに平時であっても冬はマスクをつける、特にインフルエンザが大流行しているときはマスクをつけている。

しかし、この場合、2、3か月の我慢という先が見えるから耐えられる。単純に口元だけでもマスクに覆われていると寒さ対策にもなるという理由もあるが。

だが、新型コロナに関していえば少なくとも来年いっぱいは感染拡大と感染減少を繰り返して今のような状況だと思う。社会実験的に屋外でのマスク着用はしなくてもよいと発表したイスラエル政府はデルタ株の拡大により、すぐに前言を撤回し、屋外でもマスク着用が義務づけられているという。

今すぐというのはもちろん無理でも来年の桜の季節ぐらいにはせめて屋外でのマスク着用は任意にまでなれば気持ちも随分前向きになれると思う。

これもまた致し方ないことであるが、小学校や中学校、高校でマスクをつけてスポーツをしているところをいざ目の当たりにすると、内心忸怩たる思いだ。人生一度きりのスクールライフをもっと伸び伸びと過ごさせてやりたいもんだと思う。無論、大事にならぬためにマスク着用で体育の授業や部活動をしているのは分かります。決して非難しているのではないので悪しからず。

尾身会長をはじめとした医師や科学者がいうようにコロナをゼロにするのは無理でも季節性のインフルエンザ的な意味合いになればそこまで恐れる必要はなくなる。インフルエンザもタミフル、リレンザが開発されてから随分と恐れ方が変わった。流行前にワクチンを接種し、仮にインフルエンザに感染してもタミフルを服用すればなんてことはない。

こういう次元に到達するのが目標なんでしょうけどね。うまくいけば年内にも軽症者向けの経口治療薬が承認されるといい、初期症状であればこの薬を5日間服用するだけで回復するという。もしこれが日本だけでなく世界でも認められればかなり前進すると思う。