優生学って割りと身近な話じゃ?
- 2021/08/20
- 11:04
DaiGoの一件があって以来、またぞろ優生学についてあれこれ言われていますが、優生学、それ自体の考え方は正しい。ただそれがホームレスや生活保護受給者云々は別。
たとえば百獣の王ライオン、ライオンは常に強くなければならない。
ライオンが襲うのは主にインパラなどの草食動物。強いライオンがインパラを襲って適度に間引いているからこそ、インパラは種が保存される。
どういうことか?
もし仮にインパラを捕まえられない駄馬ならぬ、駄ライオンばかりになったら、一見するとインパラにとっては襲ってくる敵がいないため天国だ。駄ライオンが襲って来たら、「バーカ、バーカwww」といって笑いながら逃げればいい。当然、餌を狩れないライオンは餓死して絶滅します。こうなると益々インパラ天国であるがそれはかりそめの天国でしかない。インパラは生活圏の植物をすべて食い尽くしてしまい、今度はインパラが食べるものがなくなり餓死してしまう。また、肉食獣が襲うのは概して病気で弱っている獲物、そういう病気で弱っている獲物を肉食獣が襲うから草食動物の間で疫病が蔓延せずに済むのだ。
つまり強いものは常に強くあり続けなければならないし、病気で弱っているものは駆逐されなくてはならない。
この優生学を人間の世界に当てはめることの是々非々、実は結構厄介な話。
金魚を見ると、認知機能に問題がない健常者であればほぼ百パーセント近い人が綺麗と思うはず。
でも、金魚って元々はそのへんの川や沼にいるフナ、そのフナの中にいた形や色が通常のものと異なる突然変異の個体同士を掛け合わせて今の金魚が作出されている。突然変異を優性個体と取るのか、或いは劣性個体と取るのかは意見の分かれるところであると思うが、人間以外の生き物についての優生学は結構アバウト。金魚以外でも犬や猫もそう、犬猫は好きでも雑種を好まないという人が一定数以上いる。飼うのはいいけど、雑種はやだなというそれ。
そもそも犬だって、金魚と同じでオオカミの中のやたらと人に従順な個体を飼い慣らし、累代飼育して今の犬の形になった。強い犬同士を掛け合わせてシェパードやマスティフ系の犬が出来たり、或いは反対に小柄で弱々しい犬同士を掛け合わせてポメラニアンやチワワを作りだした。
いわば人が神となり、優性遺伝子と劣性遺伝子を操作した結果が今の犬や猫なのだ。
これはなにもペットだけじゃない、米や野菜もそう。江戸時代の米と比べ今の米は甘みが強くはるかに美味い。それは品種改良をした結果、病気や気候変動に強い品種を作り上げたからこそだ。言うまでもなく花もそう。チューリップだって、桜だって、昔の花は今ほどビビットではなかった。品種改良をして今のソメイヨシノが出来たのである。
割りと当たり前に人は優生学を目の当たりにしているのにそれは知らないふりをしている。品種改良という口当たりのよい言葉でお茶を濁す。
人間と動物の違い、人には理性があることだという、だから、人に優劣をつけてはいけないというが、だったらオリンピックはどうなる?素晴らしい演技や素晴らしいタイムを見せられると人は感動する。オリンピックの歴史は突き詰めると「もっともっと」の歴史だろう。100m10秒の壁を人類は破れないと言われ続けてきたがハインズが人類史上初めての9秒台を記録すると、今では9秒台は当たり前、オリンピックでメダルを獲るには9秒台後半だと遅すぎる。
この「もっともっと」の歴史って優生学そのものではないのか。なーんか、煙に巻かれるというか、そういうことは棚上げして見なかったふりをしているのが今の先進国じゃないのか。なんか不思議。
たとえば百獣の王ライオン、ライオンは常に強くなければならない。
ライオンが襲うのは主にインパラなどの草食動物。強いライオンがインパラを襲って適度に間引いているからこそ、インパラは種が保存される。
どういうことか?
もし仮にインパラを捕まえられない駄馬ならぬ、駄ライオンばかりになったら、一見するとインパラにとっては襲ってくる敵がいないため天国だ。駄ライオンが襲って来たら、「バーカ、バーカwww」といって笑いながら逃げればいい。当然、餌を狩れないライオンは餓死して絶滅します。こうなると益々インパラ天国であるがそれはかりそめの天国でしかない。インパラは生活圏の植物をすべて食い尽くしてしまい、今度はインパラが食べるものがなくなり餓死してしまう。また、肉食獣が襲うのは概して病気で弱っている獲物、そういう病気で弱っている獲物を肉食獣が襲うから草食動物の間で疫病が蔓延せずに済むのだ。
つまり強いものは常に強くあり続けなければならないし、病気で弱っているものは駆逐されなくてはならない。
この優生学を人間の世界に当てはめることの是々非々、実は結構厄介な話。
金魚を見ると、認知機能に問題がない健常者であればほぼ百パーセント近い人が綺麗と思うはず。
でも、金魚って元々はそのへんの川や沼にいるフナ、そのフナの中にいた形や色が通常のものと異なる突然変異の個体同士を掛け合わせて今の金魚が作出されている。突然変異を優性個体と取るのか、或いは劣性個体と取るのかは意見の分かれるところであると思うが、人間以外の生き物についての優生学は結構アバウト。金魚以外でも犬や猫もそう、犬猫は好きでも雑種を好まないという人が一定数以上いる。飼うのはいいけど、雑種はやだなというそれ。
そもそも犬だって、金魚と同じでオオカミの中のやたらと人に従順な個体を飼い慣らし、累代飼育して今の犬の形になった。強い犬同士を掛け合わせてシェパードやマスティフ系の犬が出来たり、或いは反対に小柄で弱々しい犬同士を掛け合わせてポメラニアンやチワワを作りだした。
いわば人が神となり、優性遺伝子と劣性遺伝子を操作した結果が今の犬や猫なのだ。
これはなにもペットだけじゃない、米や野菜もそう。江戸時代の米と比べ今の米は甘みが強くはるかに美味い。それは品種改良をした結果、病気や気候変動に強い品種を作り上げたからこそだ。言うまでもなく花もそう。チューリップだって、桜だって、昔の花は今ほどビビットではなかった。品種改良をして今のソメイヨシノが出来たのである。
割りと当たり前に人は優生学を目の当たりにしているのにそれは知らないふりをしている。品種改良という口当たりのよい言葉でお茶を濁す。
人間と動物の違い、人には理性があることだという、だから、人に優劣をつけてはいけないというが、だったらオリンピックはどうなる?素晴らしい演技や素晴らしいタイムを見せられると人は感動する。オリンピックの歴史は突き詰めると「もっともっと」の歴史だろう。100m10秒の壁を人類は破れないと言われ続けてきたがハインズが人類史上初めての9秒台を記録すると、今では9秒台は当たり前、オリンピックでメダルを獲るには9秒台後半だと遅すぎる。
この「もっともっと」の歴史って優生学そのものではないのか。なーんか、煙に巻かれるというか、そういうことは棚上げして見なかったふりをしているのが今の先進国じゃないのか。なんか不思議。