オリンピック選手のSNSに誹謗中傷する人の精神構造とは
- 2021/08/07
- 09:08
相変わらずオリンピック選手への誹謗中傷が増え続けているみたいだ、卓球の水谷選手に至っては悪質な書き込みはすべてキャプチャ保存したという。
自分自身、誹謗中傷する奴が悪いのは当然だが、それでもやっぱり誹謗中傷されるのが嫌なのであればやめるか鍵垢にすればいいというスタンスに変わりはない。
ただどうしても不思議なのはオリンピック選手に対して誹謗中傷する奴の精神構造がわからない。
少し話は逸れるが、俺は若い頃、営業の仕事をしていた。その営業の仕事がベースとなって違法フーゾクがあり、そして今があるのだが、それは置いといて、当時の営業の世界というのは実に単純明快で売れている奴が偉く、売れない奴はクズというヒエラルキー型組織。今考えると商品が売れないというだけで人をクズ呼ばわりするのはどうかと思うが、とにかく年齢も性別も学歴も関係なく、売れた人間が神様で、売れない人間は奴隷という実に分かりやすい構造であったのは事実だ。
現在五十代以上で営業畑を歩んできた人であれば頷ける話だと思う。実際、俺はしたことないが、売れない人に対して言葉の暴力じゃ飽き足らず、ブラックな会社だとリアルな暴力もあったと思う。
それでまあ、当時はその売れている営業マンは売れていない営業マンをバカにすることが許されていた、というよりも叩くべきという風潮が多分にあった。会社の思惑としては叩かれて病んでしまうような奴はそもそも営業に向いていないのだからさっさと辞めてしまえということでもあるし、叩かれて、なにくそと思って這い上がってくる生きのいい奴を期待するということでもあったのだろうがとにかく偉い奴が偉くない奴をイジメることは半ば公然と認められていたのである。
勝(まさ)っているものが勝(まさ)っていないものを叩く、果たしてこれが正しいかどうかはさておき、一応理解は出来なくもないだろう。
では、オリンピック選手を叩く人、例えば先の水谷選手の場合、少なくとも今現在、水谷選手の存在意義は卓球がすべてだと思う。本人もオリンピックで金メダルを獲るために、他にやりたいことをすべて投げ捨て、卓球に全身全霊を懸けてきたのだと思う。
つまり、水谷選手を批判するのであれば卓球を基準に考えるべきであり、容姿や学歴などはどうでもいい。
そこでだ、水谷選手を叩いている人は卓球で水谷選手を打ち負かすほどの実力じゃないと本来整合性が取れない。
勝っているから叩いてもいい、こんな考え方は間違っていると思っているが、それでも叩くのであれば貴方は水谷選手より勝っていなくてはならない、卓球がすべての水谷選手であるから水谷選手より卓球が強くなくてはならず、卓球以外の点であれこれ言うのは論点がズレ過ぎている。
当たり前だが水谷選手に向かって、お前って野球が下手だよな、野球なら俺の方が何百倍もうまいわといったところで、「はあ?」じゃない。別にスポーツじゃくて学問でも恋愛でもいいのだが、俺は現役の東大生だ、お前は東大に入れるのかとか、お前と違いオレは何百人の女の子とヤッたとか、そんなこと全然どうでもよく、卓球がすべての人であるから卓球を基準に考えられないのであれば相当頭が悪いとしかいいようがない。
いったいそういう人って日本にいったい何人いるのかという話になりますが、水谷選手より卓球が強い人ってそうそういないと思うし、仮にいるのであればネットでちまちま誹謗中傷を書いている暇があるのであればさっさと日本代表のユニフォームに着替えろという話ですけども、要は論理的な構造からすると、水谷選手を叩ける人っていても数人程度じゃないとおかしい。
いや、分かりますよ、水谷選手を叩いている奴は単純に水谷選手が活躍するのが面白くないから叩いて楽しんでいるだけというのは。
結局その程度のことだと思う。これがエスカレートして殺害してやるにまでなれば話は別ですけれど、逆に言うとそこまで水谷選手を憎む理由ってなに?自分が惚れてた女を寝取られたとか?
いずれにしても、気に病む必要ってないと思うのだ。それでも病んでしまうのならやはりSNSは向いていないと思う。だいたいこれはすべてのオリンピック選手に言えるのだが、仮に初戦で敗退したとしても、オリンピックに出場できる時点で大したものなのだ。もちろん、出るからには金メダルを獲って欲しいがそんなに甘いものじゃないことぐらい誰だって分かっている。
確かに応援している選手がサーブミスをしたりすれば、「なにやってんだよ!」ととっさに出るのは仕方ないとしても、試合が終われば、殆どの人はお疲れ様でしたとなるのが普通だ、スマホを取り出して、さーて悪口書いてやろうとなる人って一握りの一握りでしょう。こんな暇人を相手にするエネルギーがもったいない気がする。
とはいえ、元スノーボード代表の国母、覚えている人も多いと思うがコイツはサングラス、シャツ出しの腰パン姿で登場、その出で立ちを非難されると、「反省してま~す」、そして、「チィッ」、こういうバカは叩いてもいい。ボードで国母よりうまい人って殆どいないじゃん、お前の言っていることは矛盾しているといわれるかもしれないが、矛盾してません、ボードでゲレンデに立つ以前の話だからだ。
国から与えられた制服をだらしなく着ている、警察官や自衛隊員がだらしない制服姿であれば怒るだろ?同じです。国の代表として国費を遣ってオリンピックに出場するのであれば最低限日本人として恥ずかしくない行為をしなくてはならない、勝ち負け以前の問題だ。国母は日本人の品格を貶める最低の行為しでかしたのであるからコイツは叩いてもいい存在、そんな国母は大麻取締法違反で逮捕されるというまったく笑えないオチまでついている。
自分自身、誹謗中傷する奴が悪いのは当然だが、それでもやっぱり誹謗中傷されるのが嫌なのであればやめるか鍵垢にすればいいというスタンスに変わりはない。
ただどうしても不思議なのはオリンピック選手に対して誹謗中傷する奴の精神構造がわからない。
少し話は逸れるが、俺は若い頃、営業の仕事をしていた。その営業の仕事がベースとなって違法フーゾクがあり、そして今があるのだが、それは置いといて、当時の営業の世界というのは実に単純明快で売れている奴が偉く、売れない奴はクズというヒエラルキー型組織。今考えると商品が売れないというだけで人をクズ呼ばわりするのはどうかと思うが、とにかく年齢も性別も学歴も関係なく、売れた人間が神様で、売れない人間は奴隷という実に分かりやすい構造であったのは事実だ。
現在五十代以上で営業畑を歩んできた人であれば頷ける話だと思う。実際、俺はしたことないが、売れない人に対して言葉の暴力じゃ飽き足らず、ブラックな会社だとリアルな暴力もあったと思う。
それでまあ、当時はその売れている営業マンは売れていない営業マンをバカにすることが許されていた、というよりも叩くべきという風潮が多分にあった。会社の思惑としては叩かれて病んでしまうような奴はそもそも営業に向いていないのだからさっさと辞めてしまえということでもあるし、叩かれて、なにくそと思って這い上がってくる生きのいい奴を期待するということでもあったのだろうがとにかく偉い奴が偉くない奴をイジメることは半ば公然と認められていたのである。
勝(まさ)っているものが勝(まさ)っていないものを叩く、果たしてこれが正しいかどうかはさておき、一応理解は出来なくもないだろう。
では、オリンピック選手を叩く人、例えば先の水谷選手の場合、少なくとも今現在、水谷選手の存在意義は卓球がすべてだと思う。本人もオリンピックで金メダルを獲るために、他にやりたいことをすべて投げ捨て、卓球に全身全霊を懸けてきたのだと思う。
つまり、水谷選手を批判するのであれば卓球を基準に考えるべきであり、容姿や学歴などはどうでもいい。
そこでだ、水谷選手を叩いている人は卓球で水谷選手を打ち負かすほどの実力じゃないと本来整合性が取れない。
勝っているから叩いてもいい、こんな考え方は間違っていると思っているが、それでも叩くのであれば貴方は水谷選手より勝っていなくてはならない、卓球がすべての水谷選手であるから水谷選手より卓球が強くなくてはならず、卓球以外の点であれこれ言うのは論点がズレ過ぎている。
当たり前だが水谷選手に向かって、お前って野球が下手だよな、野球なら俺の方が何百倍もうまいわといったところで、「はあ?」じゃない。別にスポーツじゃくて学問でも恋愛でもいいのだが、俺は現役の東大生だ、お前は東大に入れるのかとか、お前と違いオレは何百人の女の子とヤッたとか、そんなこと全然どうでもよく、卓球がすべての人であるから卓球を基準に考えられないのであれば相当頭が悪いとしかいいようがない。
いったいそういう人って日本にいったい何人いるのかという話になりますが、水谷選手より卓球が強い人ってそうそういないと思うし、仮にいるのであればネットでちまちま誹謗中傷を書いている暇があるのであればさっさと日本代表のユニフォームに着替えろという話ですけども、要は論理的な構造からすると、水谷選手を叩ける人っていても数人程度じゃないとおかしい。
いや、分かりますよ、水谷選手を叩いている奴は単純に水谷選手が活躍するのが面白くないから叩いて楽しんでいるだけというのは。
結局その程度のことだと思う。これがエスカレートして殺害してやるにまでなれば話は別ですけれど、逆に言うとそこまで水谷選手を憎む理由ってなに?自分が惚れてた女を寝取られたとか?
いずれにしても、気に病む必要ってないと思うのだ。それでも病んでしまうのならやはりSNSは向いていないと思う。だいたいこれはすべてのオリンピック選手に言えるのだが、仮に初戦で敗退したとしても、オリンピックに出場できる時点で大したものなのだ。もちろん、出るからには金メダルを獲って欲しいがそんなに甘いものじゃないことぐらい誰だって分かっている。
確かに応援している選手がサーブミスをしたりすれば、「なにやってんだよ!」ととっさに出るのは仕方ないとしても、試合が終われば、殆どの人はお疲れ様でしたとなるのが普通だ、スマホを取り出して、さーて悪口書いてやろうとなる人って一握りの一握りでしょう。こんな暇人を相手にするエネルギーがもったいない気がする。
とはいえ、元スノーボード代表の国母、覚えている人も多いと思うがコイツはサングラス、シャツ出しの腰パン姿で登場、その出で立ちを非難されると、「反省してま~す」、そして、「チィッ」、こういうバカは叩いてもいい。ボードで国母よりうまい人って殆どいないじゃん、お前の言っていることは矛盾しているといわれるかもしれないが、矛盾してません、ボードでゲレンデに立つ以前の話だからだ。
国から与えられた制服をだらしなく着ている、警察官や自衛隊員がだらしない制服姿であれば怒るだろ?同じです。国の代表として国費を遣ってオリンピックに出場するのであれば最低限日本人として恥ずかしくない行為をしなくてはならない、勝ち負け以前の問題だ。国母は日本人の品格を貶める最低の行為しでかしたのであるからコイツは叩いてもいい存在、そんな国母は大麻取締法違反で逮捕されるというまったく笑えないオチまでついている。