もう少し現実的な話しようぜ
- 2021/07/30
- 13:01
女子体操の村上茉愛選手がSNSでの中傷が本当に苦しいと吐露していますが、そんなに泣くほど苦しいならツイッターだかインスタグラムだか知らないけど、やめればいいんじゃないですか、SNSやらないと女子体操界にいられないとかあるの?ないだろ、そんなもの。
こんなことを書くと誹謗中傷する人が悪いのだからSNSをやめろとはずいぶん無責任な意見だと反論されるでしょうけど、確かに誹謗中傷する人が悪い、それはその通りです、しかし、SNSの特性上、誹謗中傷する人が現れるのは致し方ないでしょう、あまり考えたくはない話ですが、もしかすると、村上選手が代表入りすることで代表落ちしてしまった人が書いているかもしれないし、或いは普段ニコニコしながら頑張ってと、エールを送る同じチームの誰かがやっているかもしれない。
そんなことはないと仰る人にお聞きしたいのはそういえる根拠ってなんですかってこと。
誹謗中傷の書き込みをすべて開示請求して書き込みをした人が明らかになり、落選した人や同じチームの仲間は誰もいなかったというのであれば確かにそんな卑劣な人はいなかったとなりますが、今の時点ではわからないじゃない?あえて意地悪な言い方をしましたが、そう、開示するまでいったい誰が嫌がらせをしているのか分からないということなのです。
どうしても村上選手が誹謗中傷に耐えられなく、IPアドレスやスマホの端末識別番号を開示請求をするのも自由ですけど、開示請求するには弁護士の費用も、そして数か月程度の時間も掛かります。その間も誹謗中傷は続きます。秘匿性が高く犯罪に利用されるtorブラウザに限らず、最近はIPを秘匿するアプリも結構存在するため、開示請求したからといって誹謗中傷をしている人に辿り着けるかといえばそんなことはない。
一応、警察の捜査能力をもってすればIPを秘匿しても辿れるということを聞くし、パソコン遠隔操作事件のように結局は逮捕されてしまった例もあるので絶対に辿り切れないということもないだろうが、ただ、単純に容姿のことを揶揄する、いわゆる侮辱罪相当の捜査でそこまでするかといえば、絶対にしない。何故なら侮辱罪は現在の刑事訴訟法に於いて一番罪が軽く、最大29日間の拘留か、1万円未満の過料。1万円未満の過料のために警察がインターネットのスペシャリストを集めて、すべての過去ログを解析していくかといえば絶対にやりません。警察も国民の税金で運営されているので1万円を獲るために数百万、数千万円の費用を掛けてまで捜査するかといえばしないです。
正直自分の知りうる限りではあるが、侮辱罪で起訴されて裁判になったという人を聞かない。もしかすると、知らないだけでそれなりにいるのかもしれないが、殆どが逮捕されず、されても書類送検まで。しかも、過料とは罰金じゃないので払わなくても拘束されて労役に行かされるということもない、検察がどこまでやるかは分からないが出来ても給料や預貯金の差し押さえまで。
つまり、侮辱罪に関しては当人の受けるダメージに比してかなり刑事罰は軽い。刑事に加え、民事で訴えることも出来るが訴えが認められても10万円程度、ハッキリ言って弁護士費用、裁判費用を考えるとほぼトリガミ、しかも、問題は相手が確実に払うのかってこと。差し押さえをするにも口座や資産の調査は原告側が行うことになり、一般的に差し押さえするとなればまたその時点で弁護士費用が発生する(もしかして好意でタダでやってくれる弁護士もいるかもしれないが)。
それで差し押さえるべき財産がなかったら、徒労に終わる。ない袖は振れぬである。
結局何が言いたいのかいうと、日本の法律では誹謗中傷って受けるダメージの割りに異常なぐらい罰則が軽く、開示請求などやるだけ損ということが大半。
それはおかしいというのであれば法律を変えるしかない。それも一法であると思うが、そのためには衆参両院で法案を通さなくてはならない。ネットの書き込みが原因で心を病んで自殺してしまう人もいるので与党でも野党でも案外侮辱罪の厳罰化に関しては賛成する議員もいると思うが、でもだからといってすぐに厳罰化が進むかといえば飲酒運転などと違い、侮辱罪を厳罰化するということは憲法で保障されている表現の自由にも抵触することも考えられるので意外にハードルは高いと思われる。
いずれにせよ、法律を変えるには変えるための段階を踏まなくてはならないので今すぐどうのという話ではない。
もちろん、銭金の問題ではない、自身の名誉のために慰謝料なんかどうでもいい、赤字覚悟でやるというのであればやればいいのですけど、そこまでするのであればSNSをやめるか、鍵垢にして自分に好意的な人のみを承認すればいい。
繰り返しますが誹謗中傷をする人が一番悪い、その人たちの肩を持つつもりはない。
でも、現実的な話をしましょうと言っている。たくさんの人に見てもらいたいけど、誹謗はやめて、言っていることの意味は分かりますが、現在のインターネットの仕組みと日本の法律には限界があるから自分にとってなにが一番メンタルを傷つけずに済むのかということを考えたうえで、いい方法を選択すべきだと思います。
それでもやっぱり多くの人にチヤホヤされたい、SNSをやめるのも鍵アカもイヤ、誹謗中傷されるのはもっとイヤというのであれば今のまま続ければいいんじゃないですか。その結果、メンタル病んで精神病になったり、飛び降りたりしたとしても知らんけど。
こんなことを書くと誹謗中傷する人が悪いのだからSNSをやめろとはずいぶん無責任な意見だと反論されるでしょうけど、確かに誹謗中傷する人が悪い、それはその通りです、しかし、SNSの特性上、誹謗中傷する人が現れるのは致し方ないでしょう、あまり考えたくはない話ですが、もしかすると、村上選手が代表入りすることで代表落ちしてしまった人が書いているかもしれないし、或いは普段ニコニコしながら頑張ってと、エールを送る同じチームの誰かがやっているかもしれない。
そんなことはないと仰る人にお聞きしたいのはそういえる根拠ってなんですかってこと。
誹謗中傷の書き込みをすべて開示請求して書き込みをした人が明らかになり、落選した人や同じチームの仲間は誰もいなかったというのであれば確かにそんな卑劣な人はいなかったとなりますが、今の時点ではわからないじゃない?あえて意地悪な言い方をしましたが、そう、開示するまでいったい誰が嫌がらせをしているのか分からないということなのです。
どうしても村上選手が誹謗中傷に耐えられなく、IPアドレスやスマホの端末識別番号を開示請求をするのも自由ですけど、開示請求するには弁護士の費用も、そして数か月程度の時間も掛かります。その間も誹謗中傷は続きます。秘匿性が高く犯罪に利用されるtorブラウザに限らず、最近はIPを秘匿するアプリも結構存在するため、開示請求したからといって誹謗中傷をしている人に辿り着けるかといえばそんなことはない。
一応、警察の捜査能力をもってすればIPを秘匿しても辿れるということを聞くし、パソコン遠隔操作事件のように結局は逮捕されてしまった例もあるので絶対に辿り切れないということもないだろうが、ただ、単純に容姿のことを揶揄する、いわゆる侮辱罪相当の捜査でそこまでするかといえば、絶対にしない。何故なら侮辱罪は現在の刑事訴訟法に於いて一番罪が軽く、最大29日間の拘留か、1万円未満の過料。1万円未満の過料のために警察がインターネットのスペシャリストを集めて、すべての過去ログを解析していくかといえば絶対にやりません。警察も国民の税金で運営されているので1万円を獲るために数百万、数千万円の費用を掛けてまで捜査するかといえばしないです。
正直自分の知りうる限りではあるが、侮辱罪で起訴されて裁判になったという人を聞かない。もしかすると、知らないだけでそれなりにいるのかもしれないが、殆どが逮捕されず、されても書類送検まで。しかも、過料とは罰金じゃないので払わなくても拘束されて労役に行かされるということもない、検察がどこまでやるかは分からないが出来ても給料や預貯金の差し押さえまで。
つまり、侮辱罪に関しては当人の受けるダメージに比してかなり刑事罰は軽い。刑事に加え、民事で訴えることも出来るが訴えが認められても10万円程度、ハッキリ言って弁護士費用、裁判費用を考えるとほぼトリガミ、しかも、問題は相手が確実に払うのかってこと。差し押さえをするにも口座や資産の調査は原告側が行うことになり、一般的に差し押さえするとなればまたその時点で弁護士費用が発生する(もしかして好意でタダでやってくれる弁護士もいるかもしれないが)。
それで差し押さえるべき財産がなかったら、徒労に終わる。ない袖は振れぬである。
結局何が言いたいのかいうと、日本の法律では誹謗中傷って受けるダメージの割りに異常なぐらい罰則が軽く、開示請求などやるだけ損ということが大半。
それはおかしいというのであれば法律を変えるしかない。それも一法であると思うが、そのためには衆参両院で法案を通さなくてはならない。ネットの書き込みが原因で心を病んで自殺してしまう人もいるので与党でも野党でも案外侮辱罪の厳罰化に関しては賛成する議員もいると思うが、でもだからといってすぐに厳罰化が進むかといえば飲酒運転などと違い、侮辱罪を厳罰化するということは憲法で保障されている表現の自由にも抵触することも考えられるので意外にハードルは高いと思われる。
いずれにせよ、法律を変えるには変えるための段階を踏まなくてはならないので今すぐどうのという話ではない。
もちろん、銭金の問題ではない、自身の名誉のために慰謝料なんかどうでもいい、赤字覚悟でやるというのであればやればいいのですけど、そこまでするのであればSNSをやめるか、鍵垢にして自分に好意的な人のみを承認すればいい。
繰り返しますが誹謗中傷をする人が一番悪い、その人たちの肩を持つつもりはない。
でも、現実的な話をしましょうと言っている。たくさんの人に見てもらいたいけど、誹謗はやめて、言っていることの意味は分かりますが、現在のインターネットの仕組みと日本の法律には限界があるから自分にとってなにが一番メンタルを傷つけずに済むのかということを考えたうえで、いい方法を選択すべきだと思います。
それでもやっぱり多くの人にチヤホヤされたい、SNSをやめるのも鍵アカもイヤ、誹謗中傷されるのはもっとイヤというのであれば今のまま続ければいいんじゃないですか。その結果、メンタル病んで精神病になったり、飛び降りたりしたとしても知らんけど。